タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 富田八幡宮の杜  (安来市・広瀬町)

2014-04-21 | 風景

                      富田八幡宮(安来市・広瀬町

            (サァ~・・・この坂を上って参拝して来るぞ~)

今日は、安来市・広瀬町の八幡山にある、『富田八幡宮』にお参りしてきました。

”八幡宮”と言えば、その昔、武士の武運の神(弓矢八幡)として崇敬された神社

、八幡宮石段下の鳥居から、急坂の長い長い石段を喘ぎながら上った所で、立

派な神門(第一の門)が迎えてくれる。

神門をくぐると、石畳の両側に鬱蒼とした樹齢数百年の杉木立が生い茂り、苔

蒸した石畳の参道が続く、これぞ神域、何とも言えない荘厳な空気が、この山を

支配している様である。(これだけでも、お参りした甲斐があった!)

杉木立を抜けた所に、立派な楼門(第二の門)が現れる。

境内は想像以上に広大で、ここに立つと、本殿・拝殿・幣殿など多くの社殿が配

置され、いずれも当時の建築技術の粋を集めた建物であり、美しく時代を経てき

社殿を眺めていると、時間さえ止まってしまう様な錯覚に陥いる。

拝殿でお参りをして、ふと見上げると、龍(鳴き龍)の唐破風彫刻がこれまた美しい。

この富田八幡宮は、出雲風土記にも記され(加豆比乃高社として)ていて、元々は、

の月山・富田城跡にあったものが、富田城築城の折、境内を移す必要から、

平家の武将(藤原景清)が、城から矢を放って刺さった所を霊地として、現在のこ

の地に遷座したとされる。

 戦国時代には、尼子、毛利、吉川氏などの山陰の武将も、こぞって祈願したもの

でしょうね。