夕暮れとともに宍道湖畔をそぞろ歩いていると、西の空が茜の色に染まり
始め、ほんの半時ほどの間に、湖を真っ赤に染め上げてゆきます。
夕日を背にして、黒々と浮かび上がる嫁ケ島のシルエット、この小さな「嫁
ケ島」は、湖に落ちて亡くなった、若い嫁の身がらとともに、浮かび上がった
と言われる、悲しい伝説が残されています。
この悲しい伝説の女性を弔う様に、岸辺には、江戸の昔から「袖師のお地
蔵さん」が、島に向かってそっと手を合わせています。
暮れなずむ夕日とともに、しんみりとした哀愁を掻き立てる、ここは島根の
幻想的な夕陽スポットの一つで、夕暮れ時には観光客で、いっぱいになる
のです。
悲しい伝説とは真逆に、今日は明るいイメージの嫁ケ島を描いて見ました。
ドリス・ディで「二人でお茶を」どうぞ