中海、境水道、日本海、大山、大根島の一大パノラマ、ここ枕木山からの
眺望をゆっくりと一望した後、くねくねと曲がりくねった林道を下りて行くと
、両側に広がる山々は今紅葉の盛りでとても美しい。
山の中の一軒家(農家)の庭先には、その昔御先祖さんの手で植えられた
であろうか、柿の古木とイチョウの木が隣り合わせに、黄色と赤の美しいコ
ントラストを描いている。
柿の葉は、もうすっかり落ちて、あとには全く手付かずと思える、赤い柿の
実が鈴生りに、まるで枯れ木に花が咲いた様だ。
この時期、里山でよく見られる、片田舎の初冬の風物詩の一つ「残り柿」で
ある。
この残り柿は一体「渋柿なのだろうか それとも甘柿だろうか」と、柿好き
の私はいつも思いつつ見てきた。
畑を打っているおじいさんに断って、一個だけもぎ取って口にして見た。
「おぉー・・・渋い」・・・農家のおじいさん大笑いである。
「干し柿にでもすれば美味しいのだが、歳を取ってからは手間もなくて、そ
のままにしている。」とか、中には甘柿でさえ、そのまま冬を超えさせる農家
さえある様だ。
まあそれはそれとして、これも自然の一部として見れば、まことに心和む景
色ではあるまいか。
~今日も良い一日であります様に~
童謡:故郷の廃屋