松江大橋からから大橋川を少し下った矢田の渡しの辺りに、出雲国と伯耆
国の境界に入海があって、ここの辺りが真水と塩水の溶け合うところ、鬱蒼
とした木々に覆われた小さな島、塩楯島がポツンと浮かんでいます。(ここ
を通り掛かる度に、とても気なっていた島です・・・)
この島を南方(かた)から望むと、島の船着きを二つ三つ上った所に、大理
石の立派な鳥居が立っており、社(やしろ)の島であることが伺われます。
やはり「手間天神社」という小さな神社(小さな祭神)だったのです。
出雲神話の中では、少彦名命(すくなひこなのかみ:医学・学問を司る)を祀る神
社で、命はその祖神の指間から、この地に漏堕(こぼれおち)ち(それほど小さ
な命)給うたと伝えられています。
この島の名は、祭神が降臨する際に、海水が固まって島になったという伝
記によると言われています。
少彦名神は大国主神とともに(出雲地方で言う「えびすさん・だいこくさん」の名コン
ビ)、全国を回って国土の開拓をされた神とされており、「商売繁昌」神“え
びす様”として有名な七福神の一人で、多くの人に愛されています。
今回は、長年気になっていたこの島を、スケッチするに当たって少し調べて
分かった次第です。(ソッと手を合わせた来ました)
(今日はパステルだけで、少し抽象タッチに描いて見ました。)
~今日も良い一日であります様に~
~実際の塩楯島(手間天神社)~