落ち葉散り敷く城山(しろやま)の椿谷公園、ここは椿などの常緑の樹が多
く、その中に混在する赤や黄色の紅葉が際立って見えます。
時折、行き交う人の声がするだけで、とってもひっそりとした静かな散歩道
です。
落ち葉の散るこの時季、この道を通ると、
私の好きな自由律放浪の俳人・種田山頭火の詠んだ
「ほろほろ酔うて 木の葉ふる」「分け入っても分け入っても青い山」等の俳
句が思い出されます。
山頭火は、人生の後半を、お坊さんの姿をして門付けをしながら、行乞放
浪の旅をして歩いた人であるため、その句には、草・木・風・雪・木の実・
虫等の植物や、自然と人間の関わりを詠んだ句が非常に多く・・・この様に
自然を、そして植物を感じ、自分を託して句に詠み、自然と一体化した人が
居た・・・ことを知ったことは、私の人生で大きな糧となっています。
こうして四季折々に、自然の中を歩いていると、思いも様々な私ではありま
す。
~今日も、良い一日であります様に~
ロバート・フラックの「愛は面影の中に」
をどうぞ