タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~菊の一日~

2014-11-06 | その他

菊の今日、秋の叙勲伝達式に赴き、勲章・勲記(危険業務従事者)を賜ってまいりま

した。

ただ、勲章を戴ける等とは夢々思っていなかったことであり、実のところ、先頃から大

きな戸惑いを感じておりました。

勲章は、危険業務に永年従事した「功労」に対するものなのですが、危険業務という

ことは、元より承知の上に就いた職業であり、その業務に全力で取り組むのは、極々

当然の事であって・・・

人様からお祝いを言われる度に、大変に申し訳ない事なのですが、自分の中では何

かしっくりと来ないと言うか、胸の奥にくすぶっているものがあって・・・

たしかに立派な勲章と、勲記には『日本国天皇は〇〇〇に〇〇〇をを授与する・・国

璽が押され、内閣総理大臣〇〇〇印』等があります。

この勲章を手にした時、私がまだ幼かった頃、父の遺品の中に見た、勲章と同じだっ

たことを思を起こしました。

対の勲記は見た覚えがなく、それが何に対する功労なのか、その後、母にも「問わず

語らず」のまま、今となってはそれを知る手立てもありません。(議員関係なのか?)

何はともあれ、夕食は寿司の盛り合わせを買って来て、家内と二人、ささやかな食卓

を囲みながら授賞のお祝いをしました。

迂闊にも、寿司を食べながら「そうだ、この勲章は、妻に代わって私が頂いたのだと、

気付き、これで少しは胸のつかえも軽くなったというものです。

思えば、戦後の復興期に職を得たほとんどの家庭では、薄給の中で女性達は専業

主婦として、我が身を顧みることなく、大変苦労しながら子供を育て上げたました。

今を担う者達を立派に育て上げた、その功労こそが勲章に値するものではないのだ

ろうかと、私は真実思う次第です。

日本国天皇の名にはおそれ多くも、人間「天皇陛下・美智子皇后陛下」の立派なお人

には、一段と尊崇の念を強くした一日でもありました。

~今日も良い一日であります様に~

差し込む日差しが暖かく、ついつい居眠りのミカ嬢(ガラス窓に映っていますヨ