タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~紅葉の清水寺三重の塔~

2014-11-12 | 風景

またまた、山陰の名刹、安来の『清水寺』に行って来ました。

この時期の「清水さん」は、ここが島根の紅葉の名所でもあることから、

葉狩りを兼ねて参拝する人が多く、私も毎年のようにこの時期に訪れます。

モミジやイチョウ、さくら等の紅葉が、常緑樹の緑とほど良く溶け合い、中で

も森に囲まれた三重の塔は、モミジの朱を映して、美しい佇まいを見せてお

ります。

春の桜花爛漫、秋には山を染め上げる紅葉、冬、千年杉から落ちてくる積

り雪、春夏秋冬を通じて、ここは自然そのものを堪能できる場所でもあるの

です。

さて、今日も瑞光山・清水寺(天台宗)とは宗派を異にしますが、曹洞宗の

僧「良寛さん」の漢詩を、またまた紹介します。

花無心招蝶    花、無心にして蝶を招き
蝶無心尋花    蝶、無心にして花を尋ぬ
花開時蝶来    花、開く時、蝶来り
蝶来時花開    蝶、来る時、花開く
吾亦不知人    吾れも亦人を知らず
人亦不知吾    人も亦吾れを知らず
不知従帝則    知らずして帝の則に従う

~花は無心で蝶を呼んでいる 蝶も無心で花を尋ねる 花が咲くとき蝶が

やってくる 蝶がやってくるとき花は開く あなたは心の奥深くで私を探して

いる 私は心の奥深であなたを探している あなたは私との未来を知らな

い 私もあなたとの未来を知らない いつ出逢うのかどこで出逢うのか 私

たちはその理由をしらなくても出逢うべきときに出逢っている~

すなわちこの詩は、

世の中には「偶然」ということがあるが、しかし偶然にも意味があるのだと、

受け止めることも大切なことである。

また、その意味を感じることで、その「偶然」が何故起きたかを知ることが

出来る。

それは「必然」だと言うことを知り、力を尽くせば自ずと「偶然」を「必然」とし

て引き寄せることが出来る。

と解するのだろうか・・・・・私にはそんな気がするのであるが如何なものだ

ろうかと。

~今日も、良い一日であります様に~

今日も食後のひと時、もう7時だと言うのに眠いな~

ポール・アンカのマイ・ウェイをどうぞ


~過去は己に過ぎ去る 未来は尚お未だ来らず・・・~

2014-11-11 | その他

昨日は、お遣い物の陶器を求めに、二男の同級生で、新進気鋭の陶芸家

宅を訪ねました。

以前、私が家内と一緒に習っていた、備前焼陶芸教室の先生でもあり、広

い宅地の庭には、松の盆栽を始め、様々な花木がところ狭しと、作られて

いるので、陶器そっちのけで、しばし庭園の散策をさせてもらいました。

庭園には様々な菊の花があちこちに配され、今まさに咲きこぼれると言っ

た風情でした。

その菊の中に、初めて見る『緑色の菊』が満開で綺麗だったので、カメラに

パチリと収めてきました。

この花を帰宅後ネットで調べてみると、「グリーンマム」でしょうか、それとも

「ポンポングリーン」なのでしょうか 花の形は昔よく見た、「ポンポンダリ

ヤ」に似ているので、後者ではないかと思うのですが・・・定かではありませ

ん。

色合いは春先、見に行った桜の花にある『御衣黄』に、そっくりの色をして

います。

花の世界も、今では無い色がない(?)くらい、新種の花が出て来ていて覚

えるのが追いつきません。

さて、先日ブログ友達の記事の中に、「良寛さま:和尚」の漢詩が紹介され

ており、こに刺激されて借りてきた本を読む中で、感銘を受けた詩をがあ

りますので、紹介したいと思います。

過去己過去    過去は己に過ぎ去る
未来尚未来    未来は尚お未だ来らず
現在復不住    現在は復た住(とど)まらず
展転無相依    展転して相依るなし
許多閑名字    許多(あまた)の閑名字もて
意日強自為    意日(ひねもす)強いて自ら為す
莫取旧時見    旧時の見を取る莫れ
莫逐新条知    新条の知を逐う莫れ
懇々遍参窮    懇々として遍(あまね)く参窮し
参之復窮之    之に参じ復た之を窮めよ
窮々至無心    窮め窮めて無心に至ら
始知従前非    始めて従前の非を知らん

過去はもうすでにに過ぎて行った、未来はまだやって来ない、現在は一つ

所に止まってはいない、移り変わる時の中に頼るものもない、人はくだらぬ

言句をいじって、ひがな一日強引なやらかしのようだ、昔の考えを固守して

はならない、また新しい知見を追い掛けてもならない、まごころをこめ隅々

まで極め尽くし、極め、尽くして、無心の境に到達したならば、始めて今まで

の非が分かるであろう。

悟りの境地、かみしめればかみしめるほど、深い詩ではありませんか。

~今日も良い一日であります様に~


~錦織圭選手、やりました初戦突破です。~

2014-11-10 | その他

錦織圭選手、やりました初戦突破です。

昨夜は、我が島根出身の錦織選手の、男子テニスATPツアー・ファイナル

(ロンドン)の初戦が、テレビでも見られると言うことで、早くから大変楽しみ

にしていましたので、久し振りに夜更かしをして観戦しました。

相手は世界ランキング6位の、過去3戦全敗の「天敵マリー」こと、アンデ

ィ・マリー、当方、テニスの経験は全くないのだが、初戦は何にしても大切

試合でる。

特にメンタルなテニスの、シングルスであれば尚更のこと、未だかつて日本

手(アジア)の誰一人立つことのなかったこのコート、ここに立つこと自体

快挙であり、足も震えるであろう。

試合は、熱戦の末6-4、6-4のストレートで初戦撃破。

全米オープン準優勝で、一躍注目されてきた錦織選手だが、この試合の中

で見せた、常に冷静かつ動じることのない試合運びには、テクニックは元よ

り、その精神力の強さを感じた。

また似た相手とのストローク戦に、打ち勝つ集中力には目を見張るものが

あった。

この試合を観て「未来に向けての、大きな可能性を秘めたプレー」だった

と、私は強く感じた。

アジア勢として初出場を果たし、初戦で日本のテニス史に残る大きな1勝を

挙げ、そして次戦はあのフェデラーとの戦いに進むのだが、今の彼なら負

けることはないだろう。

昨夜は、とても気持ちのいいテニス観戦であった。

~今日も良い一日であります様に~

 

 


♪秋風の足跡を見ている様に、可憐な花が揺れている♪

2014-11-08 | 風景

紅葉が山々を鮮やかに染め上げる季節になって来ると、その一方で華や

かだった色合いの花々は、次第に野山から影を潜め、やがて姿も見られな

くなって行く。

そんな中で、今も野原には、咲き遅れた背高のっぽの「タンポポモドキ」の

黄色可憐が、花の絨毯を敷いた様な風情を見せている。

腰高く伸びた茎の先に、宙に浮いた様に咲く花は、秋風がそよ吹く度に、

誰かに号令でも掛けられた様に、一斉になび揺れ、まるで秋風の足

跡を見ているようだ

この花の故郷はヨーロッパの地で、今から約90年ほども前、はるばると海

越えて我が国に渡来し、その後帰化したようだ。

その名は、およそ可憐な花には似ても似つかわしくもない、「タンポポモド

キ」(タンポポによく似た偽物?)とか、「ブタナ」(豚菜:豚のサラダ)と呼ば

れ、聞けば親戚には「カリミタンポポモドキ」(変わり身?)とか、一族揃っ

て、あまりありがたくない名前を頂戴しているのだが・・・・・春から秋に掛け

の一年の半分ほども、公園や野原などで、道行く人の心を和ませてくれ

ている花である。

今日も、無数の花が宙に浮き、風に吹かれて、一斉になびき揺れる様は、

言えぬ趣を感じさせてくれている。

~今日も良い一日であります様に~


~菊の一日~

2014-11-06 | その他

菊の今日、秋の叙勲伝達式に赴き、勲章・勲記(危険業務従事者)を賜ってまいりま

した。

ただ、勲章を戴ける等とは夢々思っていなかったことであり、実のところ、先頃から大

きな戸惑いを感じておりました。

勲章は、危険業務に永年従事した「功労」に対するものなのですが、危険業務という

ことは、元より承知の上に就いた職業であり、その業務に全力で取り組むのは、極々

当然の事であって・・・

人様からお祝いを言われる度に、大変に申し訳ない事なのですが、自分の中では何

かしっくりと来ないと言うか、胸の奥にくすぶっているものがあって・・・

たしかに立派な勲章と、勲記には『日本国天皇は〇〇〇に〇〇〇をを授与する・・国

璽が押され、内閣総理大臣〇〇〇印』等があります。

この勲章を手にした時、私がまだ幼かった頃、父の遺品の中に見た、勲章と同じだっ

たことを思を起こしました。

対の勲記は見た覚えがなく、それが何に対する功労なのか、その後、母にも「問わず

語らず」のまま、今となってはそれを知る手立てもありません。(議員関係なのか?)

何はともあれ、夕食は寿司の盛り合わせを買って来て、家内と二人、ささやかな食卓

を囲みながら授賞のお祝いをしました。

迂闊にも、寿司を食べながら「そうだ、この勲章は、妻に代わって私が頂いたのだと、

気付き、これで少しは胸のつかえも軽くなったというものです。

思えば、戦後の復興期に職を得たほとんどの家庭では、薄給の中で女性達は専業

主婦として、我が身を顧みることなく、大変苦労しながら子供を育て上げたました。

今を担う者達を立派に育て上げた、その功労こそが勲章に値するものではないのだ

ろうかと、私は真実思う次第です。

日本国天皇の名にはおそれ多くも、人間「天皇陛下・美智子皇后陛下」の立派なお人

には、一段と尊崇の念を強くした一日でもありました。

~今日も良い一日であります様に~

差し込む日差しが暖かく、ついつい居眠りのミカ嬢(ガラス窓に映っていますヨ


~大橋川にぽっかりと浮かぶ、塩楯島(手間天神社)~

2014-11-04 | 風景

松江大橋からから大橋川を少し下った矢田の渡しの辺りに、出雲国と伯耆

国の境界に入海があって、ここの辺りが真水と塩水の溶け合うところ、鬱

とした木々に覆われた小さな島、塩楯島がポツンと浮かんでいます。(こ

を通り掛かる度に、とても気なっていた島です・・・)

この島を南方(かた)から望むと、島の船着きを二つ三つ上った所に、大理

石の立派な鳥居が立っており、社(やしろ)の島であることが伺われます。

やはり「手間天神社」という小さな神社(小さな祭神)だったのです。

出雲神話の中では、少彦名命(すくなひこなのかみ:医学・学問を司る)を祀る神

社で、命はその祖神の指間から、この地に漏堕(こぼれおち)ち(それほど小さ

)給うたと伝えられています。

この島の名は、祭神が降臨する際に、海水が固まって島になったという伝

記によると言われています。

少彦名神は大国主神とともに(出雲地方で言う「えびすさん・だいこくさん」の名コン

)、全国を回って国土の開拓をされた神とされており、「商売繁昌」神“え

びす様”として有名な七福神の一人で、多くの人に愛されています。

今回は、長年気になっていたこの島を、スケッチするに当たって少し調べて

分かった次第です。(ソッと手を合わせた来ました)

(今日はパステルだけで、少し抽象タッチに描いて見ました。)

       ~今日も良い一日であります様に~


~実際の塩楯島(手間天神社)~







~暮れなずむ夕日の宍道湖~

2014-11-03 | 風景

 

夕暮れとともに宍道湖畔をそぞろ歩いていると、西の空が茜の色に染まり

始め、ほんの半時ほどの間に、湖を真っ赤に染め上げてゆきます。

夕日を背にして、黒々と浮かび上がる嫁ケ島のシルエット、この小さな「嫁

ケ島」は、湖に落ちて亡くなった、若い嫁の身がらとともに、浮かび上がった

と言われる、悲しい伝説が残されています。

この悲しい伝説の女性を弔う様に、岸辺には、江戸の昔から「袖師のお地

蔵さん」が、島に向かってそっと手を合わせています。

暮れなずむ夕日とともに、しんみりとした哀愁を掻き立てる、ここは島根の

幻想的な夕陽スポットの一つで、夕暮れ時には観光客で、いっぱいになる

のです。

悲しい伝説とは真逆に、今日は明るいイメージの嫁ケ島を描いて見ました。

 

ドリス・ディで「二人でお茶を」どうぞ


♪薄紅のコスモスが 秋の日の何気ない日だまりに 揺れている~♪

2014-11-02 | その他

秋を代表するコスモスの花(宇宙:ギリシャ語)、その名が示すように、喜び

、悲しみ、そして憤る心、すべてを包み込んでしまうような、優しさを感じさ

せる花です。

庭に随分長らく咲いていましたが、秋を告げる役目もそろそろ終わりが近

付いてきた様です。

一握りの花を摘み取って、食器棚から取り出したコップに挿し、描いて見

ました。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

山口百恵で「秋桜」


~秋色点々と、亀田(千鳥城)の森~

2014-11-01 | 風景

宍道湖の畔、松江の城下をしばらく行くと、千鳥城の内堀に行きあたりま

す。

小高い亀田山をぐりると巡る内堀、 その北面に架かる宇賀橋に向かって、

遊覧船がゆっくりと潜り抜けて行きます。

背後の亀田の森は、すでにところどころに秋色、黒松林の頂きには「千鳥

城」の天主がそびえています。

これは、松江市民が日常的に見る、生活に密着した景色ですが、今日は、

ここを通り掛かった際に、ちょっと車を止めて、パステルを使って秋気分そ

のままに、描いて見ました。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~