とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

原発、ゼロ

2012年05月12日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
黄金週間後半、少し体調をくずし、積み残しの課題(公私ともの自主的課題)を片付けるガッツのないまま今日に至っています。9日には入稿していた議会活動報告「いまここ@島本」が出来上がりましたが、配布に向けての準備はこれから徐々に進めることになりました。お手元へのお届けは、もうしばらくお待ちください。

さて、多くの方にご協力いただいた「町政に関する住民アンケート」の集計作業は、実行委員を中心に約20名で分担、4月下旬に終了しました。住民力を実感したのは「手作り入力ソフト」。その使いやすさに感動しつつ、答えてくださったみなさんの息遣いを受け止めながらの入力作業はとても有意義なものでした(量的には他の委員に多く助けてもらった)。

昨日、集計結果報告をもとにして、今後の予定を話し合い、当初より目標としていた概要的な報告チラシと報告書(簡易冊子)を作成について検討しました。アンケートの設問の内容、手法、レイアウトなどに反省点はあるものの、これを終わりとせず、島本町の定期的な市民活動として継続されれば、住民自治への一歩になると実感しました。アンケートをつくる過程での議論が重要でした。

ご承知のように5月5日、日本国内で稼働している原子力発電所はなくなりました。1970年以来、つまりそれ以前の状態に戻りました。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2050年には日本の人口は9,500万人になるらしいです。これは1960年頃の人口(9,400万人)とほぼ同じらしく、40年後には、50年も前の都市拡大以前の状態に戻ることになります。省エネルギー政策、新たな自然エネルギーの活用を行えば、原発に頼らない日本社会は可能です。

「原発ゼロの日」は「子どもの日」でもありました。「フクシマの嘘」というタイトルのドイツTV番組がネット上で公開されていることを知りました。(まだ観られていませんが)

「あなたのブログに書き起こし文を掲載してください」と書いて紹介されていますので、冒頭の部分を記載します。

我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう防護服を着こんだ。
汚染され、破壊した原発が立っているのは立ち入り禁止区域だ。
そこに連れて行ってくれることになっている男性と落ち合った。
なにが本当にそこで起きているか、彼に見せてもらうためだ。
ナカ・ユキテル氏は原子力分野のエンジニア会社の社長で
もう何十年間も原発サイトに出向いて働いてきた。
フクシマでも、だ。
私たちは見破られず、無事チェックポイントを通過した。
作業員たちが作業を終え、原発から戻ってきたところだった。
3月11日に起こったことは、これから日本が遭遇するかもしれぬことの
前兆に過ぎないのかもしれないことが次第にわかってきた。
そしてその危険を理解するには、過去を理解することが必要だ。

(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。

(ナカ氏)
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
(以下、略)


なお、この番組の存在はスイス大使も務められた元外交官、村田光平氏のHPで知りました。

反原発、脱原発をまるで一部の市民や活動団体の「極端な」「科学的ではない」「狂信的な」主張として扱う風潮は、それら当事者のあり方に起因するのではなく、意図的にそのように印象付けられてきたと、遅ればせながら再確認したように思います。電力不足の報道が続いていますが、国際的視点が報道されることは稀です。わたしは今、春の「ガレキ受入れ、絆はどこに」の一斉報道の時期に、なにか国民の目をそらすべき重要な案件が他にあったのではないかと疑っています。



画像は、4月の未来政治塾での「ぶらさがり報道」の様子
この日の記者の主な関心は、おおい原発再稼働について
嘉田知事は琵琶湖が生んだ菩薩・・・そのように感じました

未来政治塾、初日でもあり報道関係者で会場はいっぱい
わたしもNHKの夜のニュースに映っていたそうで
複数の方から「映ってたよ」「あれ、貴女?」とお声をかけていただきました
コメント
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