つづき
■都市計画審議会委員
塚田淳 東田正樹 岡田初惠 伊集院春美
※議員総会において、選挙によって決定したものです。前段の選考委員会において、中田みどり議員を含めた5人の候補者(各会派から選出したもの)の内、4名を選ぶ選挙方法(後に調査、これを完全連記制と呼ぶことを知る)が、伊集院委員(自民民主クラブ)から提案されました。
議会からの代表4名を選ぶのであるから4名を記入する選挙方法が望ましいという主張でした。予想もしなかった選出方法の大きな変更提案。前回、戸田が都市計画審議会委員を務めた際には、議員全員14名の議員がひとりを選ぶ「単記無記名式」でした。
これを変える必要がどこにあったのでしょうか。
5名の候補者から4名を選択する手法は、少数派にチャンスがない選挙方法になり、それは問題であるとわたしは主張しましたが、賛成多数(戸田以外、すべての会派代表者が賛成)で選考委員会での決定事項となりました。
このとき断固として反対せず、継続審議とすることを主張しなかったことが悔やまれます。議員総会において疑義(河野議員・中田議員から)が出されましたが、選考委員会での決定事項であるとして「完全連記制」で選挙が行われました。
結果、中田議員を除く4名を議会として選出することになりました。ふりかえって課題はいくつかあります(全国町村議会議長会にも見解を問いました)。それはべつの機会に譲ることこととしますが、わたし自身の今後の課題として肝に銘じます。
いずれにしても、市民を代表する議会として選ぶ4名は、市民の意見や価値観の縮図であるべきというのがわたしの揺るぎない考えです。これを少数派として主張しなければならないところに状況の厳しさがある。
「民主主義は多数決」と豪語する方が少なくありませんが、それはおおいなる誤解。議員はもとより市民もまた「民主主義は多数決」「寄らば大樹」の傾向があります。
多数決が招く結果が民主的とは限ならい。多数決は民主主義の最大の欠点とまでいわれているのです。多数派が本来示すべき見識、寛容、包容力がなければ、数の暴挙を招くだけです。
議会の常識は世間の非常識といわれないよう改革をどう進めればよいのでしょうか。有権者の目が試されています。いざというときのまさかの論争に備えるには、日々日頃の勉強の積み重ねしかないと痛感した今回の出来事でした。
選挙は政治への入り口。次に、議会運営はどうあるべきか、市民のみなさんと考えていきたい。
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三重県議会の入り口から深緑を眺める
昨日、中田議員と聞き取り調査に行ってきました
たいへん有意義な調査活動となりました