とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

合併は重要な課題?

2011年06月04日 | まさか!まさかの「合併議論」
今日は午後から、とだ*やすこの議会&活動報告「ひと・まち・語らい広場」を開催、参加してくださったみなさんと、おおいに語り合いました。自分が住む町の理想の姿を語り合えること、これが住民自治の基礎と実感できました。ありがとうございました。

議員が自ら開催すると、支持者の方を対象にした「集会」という印象をもたれがちです。そのことそのものは否定しませんが、報告会がすべての住民に開かれたものであること、これを市民派議員は基本の中の基本とします。

町政に関して圧倒的に情報量が多い議員が、今、関心が集まっていること、あるいは関心をもってもらいたいことを「自らの言葉」で語ることは、とても重要です。これなくして、町政に関心をもってもらうことは難しく、住民自治を進めるなどなおさら無理というものです。

報告会は、足を運んでくださる方がたとえ一人でも、まず「開かれている」ことが大事。特定の政党に属さなくても、昨日引越してきたばかりでも、たったひとりでも参加できる、そういう場を提供する役目を、本来、すべての議員が担っているとわたしは考えています。そのためにも市民派議員は議会報告のニュースの全戸配布をめざしています。

これを選挙対策といわれることを否定しません。なぜなら「政策」で選んでいただくための判断材料として、有権者に自らの政治姿勢を常に(選挙の前だけではなく)公表する必要があると考えるからです。たった16名の議員で町の姿を決めているのですから「政策」で議員を選ぶということは想像以上に大事です。

名前連呼、お願いの絶叫という選挙期間にかける数十万円、場合によっては百万円にもなる選挙費用よりも、議会報告の発行を優先するのが市民派と呼ばれる議員です。お手元に届いている議会&活動報告「いまここ*島本」は1部約8円。

原稿作成から編集・校正に至るまで全部自分で行い、配布の手配がひと段落した頃に次の議会が目の前に迫ってきます。正直、辛いと思うことはあります。さらに、その合間を縫って、なにができるか・・・ここが勝負です。

さて、中間報告では、町は合併を重要な課題と認識していると書いていますが、「財政」の点からみれば、合併してもしなくても、基礎自治体が抱える課題はまったく同じであり、税収は減り福祉的負担は増える、ここに変わりはありません。その意味で、島本町にとっては合併はそんなに重要な課題とは思えません。まずなにより重要なのは自ら行う行政改革。

財政的に、高槻市の課題と島本町の課題は大きくは同じで、ふたつが合併しても同じ課題が規模が大きくなって襲ってくるだけということです。課題解決の鍵が「行政改革」と「住民自治」であることも同じ。あれもこれもから「あれかこれか」の行政改革は、厳しい選択を強いられますが、これを自らの意思で行うのか、合併というかたちで高槻市に投げるのか。選択するのは住民です。

主権者を置き去りにした、唐突な合併議論再開を許してはいけません。高槻市・島本町広域行政勉強会の中間報告の杜撰さもさることながら、こういった内容についてはあらかじめ調査研究を独自に行い、内部で充分以上に検討してから、対外的に臨むという「プロセス」と「視点」が、行政側にも議会にも欠落していました。ここが最大の問題です。

来週行われる、高槻市・島本町(合併議論も含む)広域行政勉強会・中間報告についての住民説明会に、ぜひご参加ください。町長・副町長・部長級の職員が出席します。

6月11日(土)午前10時 ケリヤホール
高槻市・島本町広域行政勉強会 中間報告

画像は、若山神社周辺の竹林
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