リビング・吹抜を中心に据え、小分けした階段がそれを取り囲み、階段の周りに各部屋を配置したプランを第二案に設定した「らせんに広がるイエ」。
違う床レベルが創生され、各々の床レベルに各々部屋がある。まずは外収納の床レベル。天井高を抑え外収納とする。無論、玄関よりも床レベルは低く設定。
2つ目の床レベルは通常の1階床レベル。リビング、ダイニング、キッチン、客間、水回りと生活の中心の場となる空間で構成している。
3つ目の床レベルは子供部屋1。リビングから階段を7段上った高さに設定し、下部には1番目の床=外収納がある。
4つ目の床レベルは子供部屋2とスタディスペース。平面的には子供部屋に挟まれてスタディスペースがあるが、子供部屋1と他は違う床レベル。スタディスペースはクライアントの書斎で、本でギッシリ埋まっている。吹抜け回りの手すりも本棚として利用した。
小分けした3つの階段をらせん状に昇っていき、最後にたどり着く5つ目の床レベルには寝室と小屋裏収納が配置されている。
ここで気づいていただけただろうか。床レベルを徐々に昇っていくと、段々プライバシー性が高くなる部屋が存在することを。
こうして創り上げた第二案。クライアントは熟慮の末この案を選んだ。
らせん状に床レベルの異なった部屋が階段でつながり、子供の遊び場として階段が有効に活用されている。完成して数ヵ月後に訪問したとき笑いながらクライアントは言った。「子供が外で遊ばなくなりました。家の中が楽しいみたいで。」
子供が走り回れる家、「らせんに広がるイエ」はクライアントの要望通り、建築家としての狙い通りに生活シーンを映し出したのだった。
~終わり~
違う床レベルが創生され、各々の床レベルに各々部屋がある。まずは外収納の床レベル。天井高を抑え外収納とする。無論、玄関よりも床レベルは低く設定。
2つ目の床レベルは通常の1階床レベル。リビング、ダイニング、キッチン、客間、水回りと生活の中心の場となる空間で構成している。
3つ目の床レベルは子供部屋1。リビングから階段を7段上った高さに設定し、下部には1番目の床=外収納がある。
4つ目の床レベルは子供部屋2とスタディスペース。平面的には子供部屋に挟まれてスタディスペースがあるが、子供部屋1と他は違う床レベル。スタディスペースはクライアントの書斎で、本でギッシリ埋まっている。吹抜け回りの手すりも本棚として利用した。
小分けした3つの階段をらせん状に昇っていき、最後にたどり着く5つ目の床レベルには寝室と小屋裏収納が配置されている。
ここで気づいていただけただろうか。床レベルを徐々に昇っていくと、段々プライバシー性が高くなる部屋が存在することを。
こうして創り上げた第二案。クライアントは熟慮の末この案を選んだ。
らせん状に床レベルの異なった部屋が階段でつながり、子供の遊び場として階段が有効に活用されている。完成して数ヵ月後に訪問したとき笑いながらクライアントは言った。「子供が外で遊ばなくなりました。家の中が楽しいみたいで。」
子供が走り回れる家、「らせんに広がるイエ」はクライアントの要望通り、建築家としての狙い通りに生活シーンを映し出したのだった。
~終わり~