徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

建築家としての自我(信念)

2012-08-31 09:13:05 | 建築つれづれ…
 クライアント(建て主)がいてこそ我々の仕事は成り立つ。クライアント(クライアントの卵)と最初に会うときには、手探りの状態で相手とのフィーリングが合うかどうかをお互い探っているのである。

 クライアントは十人十色。クライアントの性格に合わせて話を進めなければならない。柔よく剛を制す、そんな感じを心がけている。

 ヒアリングや打合せで、お互いの価値観をぶつけ同調することによって化学変化が起こる。化学変化によって設計作業のパフォーマンスが上がるし、クライアントのメンタルも高揚すると思っている。クライアントの価値観から教えられることももちろんある。そんなディスカッションの中から、一筋の光、ヒントを見つけ出していくのだ…。

 ヒアリングから始まりクライアント満足度100%を目指すのだが、「満足度100%=要望を何でもかんでも取り入れる」ことではないと思っている。お互いの考え方の筋道に沿わない要望は削除する時が来る。その勇気も時には必要。

 我々は建築家としての自我(信念)をもってミッションを遂行している。それが欠如してるのは、もはや建築家ではなくただの図面描きなのである。

 建築家としての自我(信念)とは何ぞや…。建築家として目指すべきもの、とでも言うべきか。しかしそれは、すぐに達成できるものではなく、永遠のものかもしれない。そのためには、常に斬新的に進化しそこに近づいて行かなければならない。自分の自我(信念)が形になったとしても、次の自我(信念)は違うものになっているに違いないし、常に反省してまた次の進化に準備し続けなければならない。

 思考の積上げが、自我(信念)の積上げになっていく。だから、いつでも「これでいい」ということは無い。クライアント満足度100%を目指す過程で、そこには常に「建築家の自我(信念)」が働くのである。

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若者たちがやってくる。

2012-08-29 09:24:03 | 建築つれづれ…
 9月9日に母校である大学の学生達が事務所見学、作品見学にやってく来る。どんな若者なのかと今から興味津津な訳だ。

 私はもう20年ぐらい大学の門をくぐってない。そんな私が、建築学科の学生の為に一肌脱ぐことになったのには伏線があった。今年の2月に研究室のOB会が新潟で開かれた。単純に先生方、同期、先輩後輩に会いたいなぁと思って参加したOB会。それを皮切りに、Facebook上で先生方、同期、先輩後輩と交流も始めた。

 私の大学では、2年生の夏休み課題に模型作りが出される。20数年前、もちろん私も作った。今年はOBの面々の住宅作品を作る企画で私にも声がかかった。無論断る理由は無く、二つ返事で快諾。そして来月の事務所見学、作品見学となった。

 今の学生は、我々の頃と比べテクニックは格段にレベルアップしている。これは疑う余地は全く無い。しかし、テクニックだけではいい建築は創造出来ない。テクニックを使う前の、空間構成力等々のブラッシュアップが必要だろう。

 大学での勉強と実際の仕事のギャップは必ずやある。彼らに授業で習うような建築論は教えられないが、実践上の建築論はいくらでも語れるはずだ。見学を通して、そんなことを語ってあげたいと思っている。彼らにその気があればの話だが…。

 どんな見学会になるのか…、今から楽しみである。

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男同士の二人旅-4

2012-08-27 08:30:03 | 今日のひとり言・雑談
 次の日は10時にホテルをチェックアウト。前日、青葉城跡に行ったときに、仙台来たらここという場所を素通りしていた。それは…八木山の遊園地と動物園。息子はジェットコースターに乗ってみたいと言う。八木山ベニーランドに向かう二人

 ベニーランドに入場したものの、居座る時間はそんなにない。二人だけで遊園地を満喫してきたとなると、娘に何を言われるかわからない。乗りたいものだけ厳選にチョイスした結果、ジェットコースターとスカイジェットの2つに乗ることに

   

 息子は初ジェットコースター、私も何年ぶりになるだろうか。もしかしたら、子供が生まれてからは初めてかもしれない。初ジェットコースターの息子は緊張していた。コースターが動き始めても、登り坂を登って行くときも、何も言葉を発しない

 一瞬の静寂から、コースターは真っ逆さま。歯を食いしばってるうちに、コースターは終焉に近づいてきた。息子はコースターが止まる瞬間に口を開いた…。怖かったけど、楽しかったと

 スカイジェットは息子にとって期待外れのようだった。自分でハンドル操作ができるもんだと思っていたが、ハンドルは切らなくてもモノレールだから自然と曲がる。それでも、それなりに楽しむ息子

 ベニーランドで終わるはずだった男同士の二人旅。スカイジェットが期待外れに終わったので、動物園も行ってみるかと道路を渡った

 まずは猛獣系から。ライオンとトラは昼寝中。ライオンはこちらにお尻しか向けてない。寝ながらこちらを窺ってるトラの目には吸い込まれそうだった…。白クマが観客に向かってパフォーマンスをしている。白クマも猛獣なんだと感じながら、他の動物を見て回る。

   

 一通り見て回ると、雨がパラパラ降って来た…。雨と同時に男同士の二人旅は帰路に着いた。    ~終わり~
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男同士の二人旅-3

2012-08-24 08:26:03 | 今日のひとり言・雑談
 試合は楽天:永井、日ハム:武田勝の両先発で始まった。日ハムが1回に稲葉のタイムリーヒットで1点を取る。そうもすると、甥っ子から電話が入った。Kスタの待ち合わせの場所に着いたと

 甥っ子を迎えに行って、一緒に観戦。久しぶりに会った甥っ子に息子は興奮ぎみ。二人で面白いことをしていた。楽天の選手がヒットを打ったり、三振を取ったりすると、甥っ子が買ってきた柿ピーのおすそ分けを息子がもらえるという二人だけの応援システム

 楽天も3回に嶋の3塁打を足がかりに2点を取り逆転。Kスタは楽天が逆転したことでヒートアップした。息子はと言うと…、プレーボール開始からスコアブックを持ちスコアを付けている。勉強、勉強。この回は甥っ子からたくさんの柿ピーをもらっていた息子

 しかしこの後、試合は緊迫した投手戦になった。ランナーがあまり出ない。よって、息子は柿ピーもらえず…の状態が続く

 6回にピンチを迎えると、永井をあきらめリリーフ小山が難なく抑える。7回にピンチを招くとまたもや継投。出てきたリリーフ投手が全く機能しない。連続四球でピンチを広げ、我慢ならず早くもセットアッパーのラズナーを投入。このラズナーが2アウト満塁のピンチで4番中田を空振りの三振に切って取る。  

 その瞬間、Kスタは今日一番の大歓声に包まれた。興奮した甥っ子は、息子に柿ピーをいつもより多く分け与えていた。興奮冷めやらぬ間に、Kスタに花火が上がった。

    

 この後楽天は8回途中から、クローザーの青山を継ぎ込んで2-1の勝利。息子と楽天観戦に来て初めての勝利。勝利投手永井と、ピンチを切り抜けたラズナーのヒーローインタビューを聞きながら、勝利の余韻に浸りKスタを後にした…。

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男同士の二人旅-2

2012-08-23 08:29:03 | 今日のひとり言・雑談
 ホテルに着きチェックインを済ませ、Kスタ宮城に向かった。駅までは徒歩、そこからシャトルバス。シャトルバスは楽天の応援に行く人専用バス。バスの中はもう応援の雰囲気有々でただでさえテンションが上がる

 Kスタに着きグッズショップを眺めているとある人から声をかけられる。何と息子のチームメイトのお父さんだった。家族で楽天観戦。他の家族とも会ったと言っている。皆、考えることは同じなんだ~。お盆に家族で楽天観戦…。

 私はチケットを4枚持っていた。でも現在息子と2人。もう2枚を捨ててしまうのももったいない。そこで、この日の午前中に、仙台にいる甥っ子に連絡を取っていた。もちろん、楽天の試合見に来ないかと…。

 その甥っ子からメールが入った。「仕事定時であがれそう。Kスタ着いたら電話する」。甥っ子も来るようだと、息子に告げると更に息子のテンションは上がった

 スタンドに足を運ぶと、日ハムの打撃練習中。プロの打球の速さや、守ってる選手のスローイングの正確さに目を丸くする息子。そこに楽天の選手がグランドへ出ててくる

    

 空が夕闇に包まれ始めたころ、プレーボールがかかった…。

 
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