徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

神明の二世帯住宅現場日記 160928

2016-09-29 08:57:01 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 この日上棟式を迎えた神明の二世帯住宅。

 朝からあいにくの雨。夕方の上棟式に向かう車中、叩きつけるように雨が一段と強くなった。この天候では屋根に上がっての上棟式は望めそうも無い。

 現場に到着すると雨は上がっていたが、現場担当者が2階で行いますと一言。賢明である。

 

 大工さんが飾り付けをし、餅やお菓子が2階に運び込まれ準備は整った。雨は止んだまま。

 クライアント家族、お父さん、お母さん、親戚の方々が集まり上棟式が始まった。

 上棟式は大体が大工さんの仕切り。その時の、その現場での大工さんのやり方があって、比べると結構やり方が違うのである。今回の大工さんは思ったよりあっさりしていて簡単に上棟式は終わった。

 

 直前までの雨の影響で近所の方々の出足が鈍かったが、準備していた餅を少しばかり撒いた。

 結局、上棟式から餅撒きまで雨は一滴も落ちてはこなかった。余程クライアント初め、工事関係者の日頃の行いがよかったのだろう。

 これからが戦場になる現場。残りは後3ヶ月ほど。事故無く安全に作業を進めてもらいたいと雨雲に願った。

 
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9月23日金曜日、東北UIJターンイベントのトークセッションに参加します-2

2016-09-27 08:43:05 | 建築つれづれ…
 9月23日。出演依頼を受けた「東北にある、あなたの活躍の場」というUIJターンイベント。東京はしとしとと雨が降っていた。

 会場に着くと、あらかじめ送ってもらっていたレジメに従って担当者と簡単に打合せ。

 いよいよ本番。こじんまりしたセミナールームに集まってくれた方は10名。それに主催者スタッフ入れて総勢15名程度。肩肘張るような人数ではない。

 

 主催者の方が司会をして私との対談が始まった。自己紹介から始まりトーク開始。

 司会者の方が軽妙に話しかける。そのテンポに乗って私も答える。いいテンポでトークは弾む。

 Uターンへの思い、決め手となったこと、地元での再就職活動の仕方、再就職後の仕事ぶり、地方で働くということ、独立起業への思い、独立起業の決心…等々。自分の言葉で飾らぬように答えて行った。

 

 対談自体は楽しく饒舌になった。自分のUターンと独立企業の経験を話すには40分という時間は余りにも短かった。後半の独立企業についてはきっかけの入り口しか話せなかった。

 対談後の交流会でも参加者とトークセッション。アルコールの勢いもあり饒舌になってたに違いない…。

 いきなり「私、3ヶ月ほど酒田に住んでたんです。」と同じ歳の男性に話しかけられ盛り上がる。彼は学生時代、自動車免許を取得する為に酒田で合宿免許を取ったそうだ。

 

 交流会の最後に話した30代後半ぐらいの男性は、私の言葉で印象深かったのが「地方はすべてが縁故です。」という言葉だったそうだ。

 縁故は少しかっこ悪いと思うかもしれない。がしかし、信頼しているあの人からの紹介だから信頼できる人だ、地方ではそんなことだらけ。

 仕事、プライベート、全てにおいて縁故からつながる、それが地方の鉄則だと思ってる。縁故は何も恥ずかしいことではない。

 仕事の仕方・働き方は朱(地方流)に交わらなくてもいいと思っているが、こういうところは朱に交わって朱になったほうが絶対いい。何をするにも人脈、パイプ作りから始まる訳だもの。

 さて、私の体験談は集まってくれた10名の方々の胸に響いたのだろうか。地方での転職、UIJターンを考えている10名の背中を少しでも押せたのだろうか。

 答えは私の中にはないが、彼らが答えを出すことだろう。そんなことを考えつつ2次会に向かったのであった…。


 ~終わり~

 
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9月23日金曜日、東北UIJターンイベントのトークセッションに参加します-1

2016-09-20 08:58:14 | 建築つれづれ…
 とあるメールが知人から届いたのは、8月の末だった。内容は…東京で開催されるUIJターンイベントで、Uターン経験者として体験談を話してもらいたい、というもの。

 郷里である山形県酒田市にUターンして15年。UIJターン希望者に少しでも力になればと思い、迷うことなくその依頼を承諾した。

 私がUターンした15年前、地元に相談する人もいない状態で再就職活動を行うのはとても孤独であった。そこに力となってくれたのが、「㈱キャリアクリエイト」という人材紹介会社。

 再就職のノウハウ、履歴書・職務経歴書の書き方、これからの人生設計の立て方、模擬面接等々力になってくれた。それらがUターン時の孤独な私に勇気を与えてくれた。

 今回もその会社のスタッフの方からの依頼、断る理由なんて無かった。

 

 今回はファシリテーター(司会者、調整役とでも言うべきか)を立ててもらってのトークセッション。講演となると、事前に原稿を考えたり準備が必要となり、聴く側の人も肩肘張った感じになり一方通行になりがち。

 それよりも自然に出てくる言葉の方が、経験談としては聴いてる側にしてみたら飾ってない言葉でいいのかなと思い、今回その手法を選んだ。アドリブも効くだろうし…。

 

 今はUIJターンしたい方々にこんなイベントが開催されている。15年前に似たようなイベントがあったらよかったのにと常々思う。もしかしたらあったのかもしれない、自分が知らないだけで…。

 心細いUIJターン希望者の背中を少しでも押すことができ、勇気を与えられるなら、私の経験でよければいくらでも享受する。

 そんな気持ちで3日後上京する予定だ。どんなトークセッションになるか、今から楽しみである。


 9月23日(金)19:00~21:00
 社会人材コミュニケーションズ セミナールーム
 〒105-0003
 東京都港区西新橋3-25-33 NP御成門ビル4F
 Tel:03-6435-9922
 定員  20名

 
 ~つづく~

 写真と本文は関係ありません。
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丸子の平屋現場日記 160913

2016-09-15 09:06:14 | 今日の現場
 屋根工事が終わり、内部造作工事もだいぶ進んできた丸子の平屋。

 屋根の各所納まりを現場担当者、板金屋さんと一緒にチェック。板金屋さんは屋根作業から外壁張の作業へと移行している。

 いつも使用している外壁のサイディングであるが、いつも気になることがあった。それはコーナー部の出隅役物のデザイン。

 サイディングの縦張と横張では縦張の方が耐久性が高いのでいつも縦張を採用しているが、今までは縦張のコーナー出隅が平部のデザイン柄と違うフラットなものしかなかった。

 

 しかしこの日サイディングを設置している状況を見ると、コーナー出隅についても平部と同じデザイン柄。ついにメーカーも製品として開発したか…と今までの胸の閊えが取れた。

 内部造作は外壁断熱材が入り、調湿気密シートが張られた。最近は断熱材をグラスウールとするときは常に使用している。

 

 一般的なグラスウールは気密をとる為ポリ袋に入っているが、これでは気密は取れるが調湿性能が取れず、グラスウール内に水蒸気がたまり内部結露を起こす原因となる。

 そこで調湿気密シートは両方を確保できるこの優れものを使用しているという訳だ。

 床のフローリングも張り始めた。引渡しまであと約2ヶ月半。雪が降る前に順調に作業は進んで行く…。
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神明の二世帯住宅現場日記 160912

2016-09-13 09:02:54 | 今日の現場
 基礎コンクリートの打設が終わり、建て方の準備が進む神明の二世帯住宅。

 この日夕方のクライアントとの打合せ前に現場作業をチェック。基礎立ち上がり天端のモルタル均しと外部配管の作業を行っていた。

 

 今回は公共下水桝の設置についても新規設置となる為今回工事範囲。先行して桝の設置は終了済である。

 現場には現在隣に住んでいるクライアントのお父さんが現場作業を眺めていた。挨拶を交わし立ち話10数分。色々と質問された顔には希望が膨らんでいるようであった。

 

 設備屋さんの職人さんに作業内容の確認をすると、雨水排水のルートが現場作業と設計図と食い違っていることが判明。設計図のルートが正解で作業内容を訂正してもらうことに。

 日に日に涼しくなり現場作業もやり易い季節になって来た。雪が降る前の完成に向けて、これから急ピッチの作業が続きます…。
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