徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

人生設計図

2012-12-28 08:57:03 | 今日のひとり言・雑談
 今年も残すところあとわずか。2012年ももうすぐ幕を閉じます。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。来年への準備はできてますか。

 私の2012年は、おかげ様でいい出会いに恵まれて充実した1年を過ごすことができました。2008年の6月に開業して、来年6月には5周年という一つの節目を迎える当事務所。開業した頃は右も左もわからず、ただ無意味に動き回っていたことを思い出します。

 独立した時に、ある書類を見つけました。酒田にUターンしてきて、再就職セミナーに通っていたときに自分で書いた資料。その資料の中には、これからの人生設計図が書かれていたのです。その設計図には39歳にて独立開業とハッキリ記されていました。独立したのが40歳の時。1歳の誤差はあるものの、余りにも設計図通りになっていてビックリしたのを覚えています。

 有言実行ならぬ、書言実行とでも言うべきでしょうか。言葉の力ってすごいと。言わないなら言った方が、言うよりだったら書いた方が、言葉にはパワーが漲るんだなと感じたものでした。

 もうすぐ、人生設計図を見つけてから丸5年の歳月が過ぎようとしています。当時、5年後の今の自分をイメージはしていましたが、本当にイメージした通りに一歩ずつ階段を昇っているとは…。これも書言実行の賜物なのでしょうか。

 本年中は皆様に大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年をお迎え下さい。

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オチノメのイエ 現場日記 121221

2012-12-26 09:02:03 | 今日の現場
 この日は、他の仕事で隣町に行った帰りに現場に寄ってみた。本格着工して1週間。外部足場も架けられていよいよという感じになってきた。

 内部に目を移すと、台所回りや2階寝室の内部解体作業が盛んに行われていた。台所回りは今回LDKにリフォームする。2室を1室にした広々空間にし、生活の中心部となる予定だ。

 解体作業を見ていると、今まであったものがひとたまりもなく壊されていく。なので少々寂しさも出てくる。これも、これから創造する快適空間のためだと、心をなだめるのである。

 現場担当者から2階寝室の耐震改修の内容で提案があった。提案の方が施工はし易い。申請を出してる関係上、そのやり方で申請内容が不備にならないか、変更の手続が必要かを確認しないといけない。市に確認してからの回答すると保留した。

    

 さて、年内は解体作業に追われる予定。年明けからいよいよ改修工事の作業に入る予定だ。この解体状況からの変身ぶりが楽しみである。
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新しい一歩が始まります。

2012-12-25 09:07:03 | 建築つれづれ…
 今年の春に声をかけていただいた住宅新築のご依頼。このたび無事工事契約を取り交わした。建て主は旧知の人物で、娘同士が同級生の間柄。春から夏にかけて資金計画を入念に繰り返した。

 そして、私が案を考え始めたのが7月上旬。ファーストプレゼンは7月末だったと記憶している。プレゼン案からほぼ内容は変わらずに、順調にここまで来たのは珍しいほうだ。順調だった道のりも、7月上旬の案作成から工事契約まで丸々6カ月の道のり。

 これからまた一仕事残っている訳だが、工事が決まったということで建て主と先日祝杯をあげた。お酒を酌み交わしている間中、建て主の安堵の気持ちが伝わってくる。奥さんと子供たちの喜んでいる姿を嬉しそうに話す彼。彼との出会いは高校までさかのぼるが、家族ぐるみで密度濃く付き合うようになって7、8年。初めてこんなに喜んだ姿を見た。こんな姿を見せられては建築家冥利に尽きる。自然と私も笑顔になった。

 まだこれから完成まで7ヶ月もあるが、これからどんどん具体的に形になって行くことで建て主のワクワク感も一層高まって行くことだろう。7ヶ月後にまた彼と家族みんなの笑顔が見たい。来年の梅雨が明けた頃、「門構えのあるイエ」が完成する。


 
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今日のお客さん…32

2012-12-21 11:17:03 | 建築つれづれ…
 先月末、とある方から紹介したい人がいると電話があった。数日後に電話主と一緒にその人と会うことになった。電話を切ってからふと思った、ん…、私の頭の中にある人物が浮かんできた。

 数日後、電話主が事務所を訪れた。紹介したい人はまだ到着してない。その待ち時間に少し紹介者と紹介したい人の話をした…。もしかしたら、こんな人じゃない?と私が振ると、電話主はびっくりした顔でこちらを見る。何故、知ってるんですかという言葉と共に。

 そうしているうちに、電話主が紹介したい若者が事務所に到着した。名刺交換をして席に座る。私はいきなり切り出した。あの仕事やったんでしょ?。そうすると若者はびっくりしたようにこちらを見る。彼と私は初対面だ。なのに私が彼の存在を知ってた理由…。それは、今年の夏に私に依頼が来た仕事での繋がり。

 そのオファーは様々な背景からご縁がなかった仕事。クライアントは私ともう一人候補がいて、もう一人の方には提案をお願いしていると言っていた。そのお願いしてると言っていた彼が自分の前にいる若者なのだ。

 若者は東京で仕事をしているが、ゆくゆくは地元酒田で仕事をしたいとのこと。そこで、共通の知り合いである電話主にお願いし、設計事務所を紹介してほしいと依頼したようだ。どこでどうつながるかわからないものだ。

 その若者は面白そうな人物で、今後いいパートナーシップを創り上げていけそうな感じがした。いい出会いとまた一つ選択肢が増えたことに感謝したい。

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オチノメのイエ 現場日記 121217

2012-12-19 08:28:05 | 今日の現場
 着工はしたものの、酒田市の補助金制度を活用するため、その申請等で作業が一時中断していた。その補助申請も無事に許可が通知された。この補助制度は、耐震診断で一定基準に満たない住宅を、耐震改修工事によって基準以上に満たせば、耐震工事費の半分がもらえるという制度。

 耐震診断と申請書類、そして工事中、工事後の手続きは結構煩雑にあるものの、工事費の半分が補助されるというのは大きい。今回も数十万円の補助が通知された。もともと耐震に関わる工事も今回のリフォーム工事の内容に入っていたため、全体の工事費のアップはわずかである。クライアントにとっては、大きなクリスマスプレゼントになったのではないだろうか。

 さて、この日から工事再開。内部の解体工事から入った。現場に足を運ぶと、現場担当者と簡単な打合せをし解体の様子を確認。解体に当たっていた若い大工さんは1年前の現場でも一緒だった人。久しぶりの再会で、今回もよろしく頼みますと簡単に挨拶をする。

    

 さあここからは待った無し。補助の関係で補助対象部分の工期が決まっている。寒い時期の工事になるが、これだけは施工業者の現場担当、職人さんたちに頑張ってもらうしかない。クライアントの意向と、私の意図を十分に理解して…。

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