徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

いろは蔵パーク~名付け親

2024-11-29 08:27:11 | 建築つれづれ…
 来年春オープン予定の「いろは蔵パーク」。

 工事も佳境に入っており、現場内は工事施工者、職人さんでごった返ししています。

 

 さて、この「いろは蔵パーク」という施設名称、名付け親は…実はこの私なのです。

 3年前、酒田市から募集されたこの事業プロポーザルに、複数の会社とグループを構成し参加。

 提案を練り始めた頃、グループ内でこの施設がどんな施設であればいいか、地元に愛される施設になるのか…それに相応しい名前を付けようなった訳です。

 江戸時代後期から明治初期まで、この地に建っていた米蔵「新井田蔵」。

 48棟あったので通称「いろは蔵」と呼ばれていました。

 山居倉庫が対岸に完成した翌年に、いろは蔵は不幸にも酒田大地震によって消滅しました。

 まだ、酒田商業高等学校の「さ」の字もない頃の話です…。

 

 この土地の歴史背景から、施設名に「いろは蔵」という言葉を入れるのは既定路線。

 そこに親しみを込めて「パーク」という文言を付加しました。

 「いろは」には様々な年代、老若男女、観光客、インバウンドと多種多様な人々を受け入れるという意味を込めました。

 「蔵」には山居倉庫のエッセンスを継承し、酒田の歴史と風土が詰まった蔵の意味合いを。

 「パーク」には中庭のシンボルツリーのケヤキを活かした、自然と人が集まり合う公園のような施設の意味を込めています。

 グループ内協議で「いろは蔵パーク」は出席者全員に賛同を得て決まった訳です。

 さて、来年春にはお目見えする「いろは蔵パーク」。

 様々な人々が集う施設、酒田の新しい歴史・風景となるには、我々だけではなく、酒田市民の協力・努力が必要なのです。 

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