徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

今週末はASJ庄内スタジオのイベントに参加します。

2017-03-09 08:31:25 | こだわりの趣味の部屋を作る
 今週末の3月11日(土)、12日(日)の2日間、ASJ庄内スタジオ主催の「第25回建築家展」に参加します。 

  

 建築家からの提案型イベントです。住宅だけでなく、店舗、クリニック等々それぞれの分野に長けている建築家6名で皆様のお越しをお待ちしております。

 建築家に住宅を設計してもらいたいと思っているが、どうも建築家って敷居が高よね…。そんなことを思っているあなた、そんなことはありません。

 使いやすい間取り、機能的な動線、デザイン、お洒落な雰囲気のある店舗…。皆様のご期待に参加建築家6名がお答えします。

 このイベントを機会に建築家とざっくばらんにお話してみては如何でしょうか。きっと建築家のイメージが変わります。

 まずは雑談でOK。雑談の中からきっとご縁が生まれます。

 その建築家のデザイン、作風はネットで調べられても性格まではネットで検索できません。直に会ってお話しすることで、自分にあった建築家か否か判断できるというもの。

 週末の2日間、酒田市希望ホール3階でお待ちしております。


 ~イベント詳細はこちらから~
 http://event.asj-net.com/public/event/data/9903
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どちらで心を掴んだのか?~その後~

2017-02-02 08:26:24 | こだわりの趣味の部屋を作る
 昨年11月にファーストプレゼンを行った住宅。私の中で1案に絞りきれず2案提案したコンパクトな二世帯住宅である。

 年末に連絡があり先日打合せに訪れた。年末年始にワクワクしながら家族で色んな話をしたに違いない。

 

 私の中で打合せ前から何となく結果の予想は付いていた。たぶん2案のいいとこ取りになるんじゃないかと…。

 クライアントに会い開口一番言われた言葉、それは予想通りの回答だった。まさにいいとこ取り。

 どちらの案も一長一短があり捨てるに捨てきれない。たぶん私がクライアントの立場だったらそう言うだろうなあと。

 

 驚きもなく再度要望事項やスケジュール、予算の確認をし打合せは終了。 

 次回打合せから合体案を模索していく訳だが印象に残ったのは若夫婦のワクワクしてる笑顔であった。

 私のやる気スイッチを押してくれた笑顔であった。
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小さな隠れ家パン屋さん開業計画-3

2016-07-28 08:40:34 | こだわりの趣味の部屋を作る
 何をモチーフにするか明確な答えもないまま手を動かし始めた。

 頭だけで考えてもいいアイディアは浮かばない。いいアイディアが欲しいときは、トレーシングペーパーに向かい手を動かしグチャグチャとスケッチを描くに限る。

 色んな建築家がいるが、私の場合、手を動かしながら考えると結構いいアイディアが浮かぶのだ。それに期待しながら、私の右手はラフスケッチを重ねて行く。

 

 オーソドックスなプランが出来上がった。がしかしオーソドックスと表現するだけに面白いものではない。

 このオーソドックスな案を基に派生した案を考える。

 凸凹を作ってみたり、単純な形に整えたり…。こうしたら面白くなるんじゃないか、こっちの方がいい案になりそうではないか…。

 改良案を試行錯誤、手を動かしながらあることに気付く。

 パン屋さんなんだから、パンからヒントを得られないだろうか…。パンをモチーフにした案は創れないものだろうか。

 よしっ、パンだ。なんとなく明かりが見えてきた瞬間だった。


 ~つづく~

 
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小さな隠れ家パン屋さん開業計画-2

2016-07-26 08:45:59 | こだわりの趣味の部屋を作る
 小さくて、「パン屋さん」という機能が決まってる上に、計画地は住宅街の分かりづらい場所。

 

 必要諸室としては売場と厨房でほぼ100%を占める。そこに他の機能を上乗せするほど、独立起業する身の人間に余裕が有るはずがない。それは自分も身をもって知っている。

 10坪程度のパン屋さん。建築的な売りを何に求めるべきか…、それがテーマだった。

 建築的には必然的に「形」にこだわる選択しかなかった。

 

 しかし、その形も意味のないものはつまらない。流行り廃りだけのデコレーションだけではすぐに飽きられてしまう。説得力があるロジカルな根拠が欲しかった。

 その根拠となるモチーフが思いつかない日々が続いた…。


 ~つづく~
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間取りじゃなく、新築後の暮らし方を考えよう。

2016-07-20 08:33:26 | こだわりの趣味の部屋を作る
 私はクライアントにいつもこんなことを言います。家を新築した後の暮らし方を考えて下さいと。

 週末の新聞折込チラシには、住宅メーカーや地元工務店のチラシがたくさん織り込まれている。そのほとんどが平面図、つまり間取りをたくさん掲載している。

 それら間取りを見て、こんな家良いなあとか、こんな家に住みたいとか想像を膨らませる方々も多いだろう。

 

 しかし、私は冒頭で書いたように、新築した後の暮らし方を想像して欲しいと思ってる。間取りよりも大事なものは暮らし方だ。

 ペットを飼っているのでそのペットと楽しく暮らしたい。車が好きなのでインナーガレージで、リビングから愛車をいつも眺めていたい。家族でバーベキューができる中庭が欲しい。リビングで寛ぎながら壮大な景色を眺めたい。

 私が欲しいのはこんな言葉なのである。理想の暮らし方があって、間取りが出来上がっていく。

 チラシ片手に「こんな間取りにして下さい。」と言ってくるクライアントにはなぜその間取りにしたいのかと逆質問。チラシと同じような間取りでよければ、その間取りの建売住宅を購入すればいい。

 暮らし方のイメージがあってこその間取り、空間構成。家を新築するって、暮らし方をデザインすることでもあるのです。

 
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