徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

続・これみち講演会2024

2024-11-22 08:16:50 | 建築つれづれ…
 11月中旬に講師役として参加した母校での「これみち講演会」。

 2クール講義をして受けた生徒は延べ30人程で、午後の座談会も15人程と会話をしました。

 そして先日、私の講義を受けた生徒から感想文が届きました。

 

 建築を目指しているので大変ためになった、建築に進もうと思っているが仕事内容など知らないことばかりだった等々。

 高校生独特の癖のある文字やきれいな文字、いろんな個性豊かな文字でそれらは書かれていました。

 一生懸命書いたんだろうな…消しゴムで何度も消した跡があるものも。

 何だか、若いっていいなあ…としみじみ思ったおじさんでした。笑

 私の高校時代は、このようなキャリア研修といった講義やイベントは皆無。

 国語、数学、英語、理科、社会+αの科目の座学のみで、唯一、ストレス発散になったのが体育の授業でした。

 今の高校生は恵まれているなと感じた次第です。

 世の中の情報がすぐに無料で取得できる今の令和時代。

 ネット情報もいいけど、今回のような先輩の生の声の情報を大切だと思ってくれたんだなと感激です…。

 育ててくれた母校への恩返しと思い参加してから5年。

 恩返しは来年も続くと思います。
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これみち講演会2024

2024-11-14 08:45:21 | 建築つれづれ…
 これが私の生きる道。略して「これみち」。

 先日母校である酒田東高等学校1年生に対して、これみち講演会に講師役で登壇してきました。

 

 私の高校時代は時に嫌いな先生の授業をサボり(先生、すいません)、部室でトランプをしてたあまり褒められた生徒ではなかった気がします。

 そんな私が後輩の前で、今自分のしている建築設計の仕事について語ります。

 高校時代に建築を目指したきっかけ、社会人になり上京した時の経験、酒田にUターンした時のこと、独立の経緯。

 そしてこれからの目標。そんなことを話してきました。

 

 ある生徒がこんな質問をしました。

 「建築家になるためには、創造力が大事とおっしゃいましたが、今高校時代から創造力を養うためには何をしたらいいですか。」

 来た~、この手の質問。

 実はこれ、私が10年ほど前にとある巨匠建築家に質問したのと同じ内容。

 その巨匠を思い浮かべながら、私はこう答えたのです。

 「感性を磨いてほしい。いい建築を見ることは勿論、映画を見て感動すること、知らない地を旅行すること。景色を見てきれいだなと思うこと。
 
 本を読んでなるほどなと感じること。そういうことが感性を磨き創造力を高めることにつながると思うよ。」

 この回答に質問した高校生は納得してました。

 実はこの回答、私が質問した時の巨匠の回答の受け売りなんです…。苦笑

 

 今年のこれみち講演会は、午後に第二部として生徒と座談会風に仕事とは関係ないことも含め話す企画もありました。

 肩肘張らずに、仕事の裏話や若い頃の苦労話、高校時代にどんな生活を送ってたか等々…。

 そんな話をざっくばらんに話してきました。

 私としては午後の部の方が面白いんですけど、生徒たちはどう受け止めたのか。非常に興味深いところです。

 高校生に刺激をもらい、若い頃を思い起こす機会となる「これみち講演会」。

 母校への恩返しは、来年以降も続けたいと思ってます。
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