タカハタのイエ 現場日記 111128

～タカハタのイエ　現場日記～　11月28日（月）

　この日、10時半に高畠に到着。基礎工事屋さんが3人がかりで鉄筋を組み上げ、午後からのコンクリート打ちの段取りをしていた。

　まずは配筋検査。設計図の内容で鉄筋が組み上げられているかをチェック。一部、立ち上がり部の訂正を指示し、是正してもらう。土曜日に行った、施主打合せの内容も現場担当者と再確認。

　　　　

　午後からは、コンクリート打設。生コン車の運転手が女性だったのには少々驚いた。生コンの堅さ、空気量等々をチェックした後いよいよ打設。コンクリートを流し込んでは撹拌して均す。コンクリート打設は夕方まで続き、作業終了後に現場を後にした。

　　　　

　12月中旬に上棟式の予定。グズグズしている暇はない、もうすぐ雪が降るぞ…。

タクミ通りのイエ 現場日記 111125

～タクミ通りのイエ　現場日記～　11月25日（金）

　現場では、1階床の断熱材が施工済で、電気のコンセント、スイッチのボックスの取付が始まっていた。

　　　　

　2階に足を運ぶと、真っ先に大工さんに質問された。ロフトの手摺高さが少し低いんじゃないかと…。自分でも、形になって来たロフトに登ってみる。

　　

　うーん、確かに低い気がする。子供室のロフトだが、子どもが成長し、身体が大きくなったら一層低く感じる可能性も…。大工さんと打合せをし、手摺の高さを高く設定してもらう。実際に手摺を設置し直してもらい再確認。これならOKでしょう。

　頭の中で理解していても、実際体感すると違和感を感じることもある。現場での確認作業はその繰り返しである。

3つの庭を抱くイエ 現場日記 111125

～3つの庭を抱くイエ　現場日記～　11月25日（金）

　先日、施工会社の社長から連絡が入った。24、25日の天気予報が芳しくない…、強風が心配だと…。26日土曜日に上棟式予定ではあるものの、クレーンの吊り荷が振られて事故になってはまずい。お客さんとも協議し2日間の作業を断念し、上棟式も1週間延期。

　実際、24日と25日には強風警報が発令された。25日の午後に現場の様子を見に行くと、足場の組立てを終え、土台まで敷いた状態で現場はストップ。作業を強行して、事故や近所に迷惑を掛けては元も子もない。賢明な判断だったと自分を納得させる。

　　　　

　来週、盛大に上棟式を迎えることにしよう。1週間後、また逢いましょう。
　

酒田人としての10年

　私の記憶が正しければ、10年前の11月25日、東京生活に別れを告げ酒田にUターンして来た日である。あれから10年の歳月が過ぎて行った。

　酒田に生まれて高校まで育ち、大学からは16年この地を離れて暮らした。高校までの18年、大学からの16年は同じぐらいの歳月だが、自分にとっての感覚は、後者の16年の方が断然重い（思い、想い）歳月だ。この16年に、私の人生の半分以上が有ると言っていい。仕事、結婚、家族…。

　しかし、この酒田に根を張り、ここを人生の本拠地として構える決意をして10年。本当の意味での酒田人と呼べるためには、ここでの今後の人生を成功させなくては生まれ故郷に帰って来た意味がない。

　10年経った今、自分は本当の酒田人に近づいているのだろうか。酒田に帰って来たときに、ある人からこんな言葉をもらった。「故郷に錦を飾る」ではなくて、これからは故郷に帰ってきて成功を掴むのだから、「故郷で錦を織る」なのだと…。

　自分は今、まだ機織り作業の真っ最中の道半ば。織物作品が完成するのは、まだ目に見えない先の先。これからも、織っては壊し、また織る作業の繰り返し。どの道を選択するのか、どんな織り方がいいのか…、自問自答の毎日である…。

タカハタのイエ 現場日記 111122

～タカハタのイエ　現場日記～　11月22日（火）

　この日の酒田地方は朝から雨模様。施工会社との打合せの為、高畠町の現場に向かった。途中、新庄を過ぎた辺りから尾花沢までは雪景色。日曜日にスタッドレスタイヤに換えていて大正解。村山市の平地まで来ると、もう雪は無い。むしろお日様が出てきた。

　施工会社に着き、施工図、工程表を広げながら施工内容の質疑に応えていく。次回の施主打合に使う、材料のサンプルを確認し打合せ終了。打合せ後には担当者と現場へと向かう。

　現場では先週末に地盤改良工事が終了し、床掘作業（建築物の基礎を作るために、地盤を所定の深さまで掘削すること）を行っていた。地盤改良も所定の個所に施工してある、問題無し。先行する設備配管も設置済。

　　　　

　今週末には、基礎の鉄筋を組んでいきます。工事の進捗は順調。この調子なら、雪が降る前に上棟も問題なさそう。

　この日はいい夫婦の日。帰りの車中、ラジオでは「いい夫婦の日」の特集をしていた。いいイエを創り、益々いい夫婦、いい家族となりますように…。