徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

丸子の平屋現場日記 160530

2016-05-31 08:12:24 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 仮住まいが完成し既存母屋の解体が始まった丸子の平屋。

 

 クライアントからは仮住まいでまずまずの生活ができていてありがたいとの言葉を頂いた。

 築45年になる母屋の解体は内部造作物の撤去から。内部造作の撤去が終わると外部のアルミサッシ、瓦屋根の撤去へと進み、骨組みを一気に重機で取り壊して行く。

 

 上屋がなくなり基礎の解体を行えば解体工事の完了である。

 その昔ここには小学校の分校があった。敷地内にはその分校の記念碑があるが、解体工事でその記念碑を壊さないように施工業者に再確認。

 

 新居が建った跡もこの記念碑はクライアントの想いとともに代々受け継がれていく。
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庄内小僧6月号にI・N設計スタジオの広告を掲載しました。

2016-05-27 08:28:29 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 5月25日発行の「庄内小僧6月号」に当事務所のPR広告を掲載しました。

 一昨年~昨年に完成した作品をピックアップして掲載してあります。

 

 毎年この地域コミュニティ情報誌に広告を掲載してますが、今回は少し目立つページに掲載。

 また、私の顔写真もカメラマンに撮って頂いたものにチェンジ。少しばかりか広告ページもグレードUPしております。

 是非、庄内小僧6月号を手にとって見て下さい。

 これからもI・N設計スタジオはクライアントの要望を100%実現すべく頑張ってまいります。



 
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丸子の平屋現場日記 160519

2016-05-24 08:13:15 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 連休明けに着工した丸子の平屋。まず取り掛かるのは仮住まいの設置である。

 計画地は鳥海山の裾野に位置する広大な敷地。その敷地内には現在母屋と倉・物置が3棟が存在する。そんな敷地の一角にプレハブを設置するのと、倉を整理して仮住まいとするのだ。

 

 この日からプレハブの設置が始まった。プレハブは≒5m×5mにキッチン、トイレ、浴室を付帯させる。

 

 仮住まいの完成は約1週間後。これからこの仮住まいに半年間お世話になる訳だが、工事の進捗状況は私よりもこの仮住まいに住むクライアントが昼夜に関らず目を光らせることになる。

 

 そして次なる作業は既存母屋の解体。周辺の田んぼでは田植えが盛んに行われているが、本格的な着工を迎える頃には田植えも終わり暦も一つ進んでいるだろう。
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敷地の高低差を利用した家-3

2016-05-19 08:45:57 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 幅員の広い道路からのアプローチ案を検討し始めた水平にのびるイエ。今までモヤモヤしていた疑念や要望事項がスッキリ解決したのだ。

 

 アプローチを変えたことによって、敷地、住宅へのアプローチ動線が短くなりわかり易くなった。今までは狭い道路に一旦入り、回りこむように玄関にアプローチする案であった。

 敷地の高低差の1m部分を駐車場スペース(半屋外)とすることで、敷地条件を有効に利用する案となった。1m高い敷地部分にはLDK、寝室、水回りを配置し、駐車場スペースの上階には将来的な子供部屋を確保する。

 

 すると、LDKと将来の子供部屋部分の床レベルの差は1m程度となり、2階建てながら中2階の高さで抑えることができる。

 クライアントの要望であった、重心が低い平屋のような造りを実現できた。工事中はよく近隣の方々から、平屋ですか?と聞かれたものだった。

 

 また、駐車スペース部分の奥には、ご主人のロードバイクの保管庫も設置。このロードバイク保管庫、玄関の下にある。道路と敷地の高低差から生まれた保管庫である。

 駐車場からは勝手口を設け、階段を数段昇っていくと、そこにはキッチンが存在する。車での買い物帰りに、荷物を直接キッチンに運びたいと言う奥様の要望にも応えることができた。

  

 凝り固まっていた発想からは生まれなかったこれらのアイディア。些細な何気ない一言からの発想の転換。

 つくづく、色んな角度から物事を考えることを痛感したのだった。

 ~終わり~
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敷地の高低差を利用した家-2

2016-05-18 08:23:27 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 前面道路と敷地の高低差が1mほどあった水平にのびるイエ。既存の庭を活かし、道路とのレベル差を利用した計画ができないものか…。

 マイナーチェンジした案を何回かクライアントと打合せを重ねるうちにあることに気が付いた。

 角地である敷地のアプローチは細い道路から計画していた。それは単純に既存住宅や近隣住宅がそうだからという凝り固まった考えだった。

 しかし、広いほうの道路からのアプローチを考えたらどうなのか…。それはクライアントがポツリと言った言葉がきっかけであった。今までとは全く違った案になるはずだ…。

 

 早速、広い道路面からのアプローチを取る案を考え始めたのである。

 そうすると、今まで何となくしっくり来なかったことや、クライアントの要望事項が次々に一気に加速度を増して解決していくのがわかった。

 着眼点や物の見方を変えるだけで、今までの課題が解決する見本のような事象であった。

 これだ!この案で再度提案しよう。

 具体的な内容は次回書くとするが、何気ないクライアントの一言に助けられた私。恥かしながら、まだまだ建築家としては未熟者である…。

 ~つづく~
 
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