徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

さすがに悲鳴をあげてます…

2010-04-30 08:46:03 | PTA・地域活動
 さすがに悲鳴をあげてます。私ではありません、私の肝臓がです。この時期、様々な地域活動の総会がありましてそれに出席してるわけです。総会後には必ず懇親会・親睦会と銘打った飲み会がセットされてます。この1週間で総会出席が2回、子供のPTA、スポ少関係の会合が各1回、そして明日の1日には野球関係の会合。もちろんそれらにはアルコールがセット。

 昨年から肝臓にいいというサプリメントを摂取し始めましたが、その効果がまだはっきりと表れてない状況でのこの過密スケジュール。久々に今週は2日連続で休肝日を取り、妻にも珍しいとポツリ言われました。当事務所は私しかいませんので、健康には十二分に配慮しないといけません。でも、行っちゃうんですよね…飲み会…

 実は先日、ある友人から「好きだよね~宴会」と言われましたが、こう答えました。「宴会が好きなんではなく、私は人と話をするのが好きなんです。たまたまそこにアルコールがあるだけだ」と…。そうたまたまあるんです、アルコールが私の目の前に。
  
 明日も会合があります、ドリンク付の…。休肝日とろう…。誰かの有名な漢詩がありましたね、「春飲暁不覚」って。あっ、「春眠暁不覚」だった、悪しからず…
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あなたの家づくりをお手伝いします!-4

2010-04-28 08:25:05 | 建築つれづれ…
 最終回の今日は、「設計者はお医者さん」ということについてお話しましょう。

 住宅は年とともに経年劣化をしていきます。これは人の身体と同じです。長生きするためには、小まめな定期健診を受け、早期発見・早期治療が何事にも大切です。住宅もきめ細かなメンテナンスをすることが必要です

 我々設計者は「街に根ざした身近な住まいの診療所」です。待ち時間だけ長く、診察時間は数分の大病院ではありません。機動力を生かし、対応の早い、しかも様々な相談に親身になって一緒に考える「診療所」なのです

 一枚一枚の図面は患者さんのカルテと一緒ですから、大切に保存しています。何かあったらすぐに図面をチェックして対応・処置をする訳です。残念ながらきめ細かな図面を描かず、もちろん保存もしないようなところに「診療所」の役割は務まりません…

 設計者、設計事務所・建築家の仕事の役割、仕方を4回にわたって書かせてもらいました。この内容は住宅だけでなく、その他の建築(店舗・事務所・診療所等々)でも同じことです。

 また機会があえればこの場で書かせてもらいます。私が開催している「家づくりセミナー」では、こんな内容やもっと突っ込んだことを話しています。興味がある方、勉強したい方はセミナーにも足を運んで下さい

   
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あなたの家づくりをお手伝いします!-3

2010-04-26 08:35:02 | 建築つれづれ…
 今日は「設計者=オーケストラの指揮者」です。

 設計が終わり工事業者が決定すると工事が始まります。工事には様々な業種の工事が発生してきます。地盤改良、基礎工事、木工事、屋根・外壁、建具、内装、給排水、空調、電気工事…。これら多種多様の工種内容、進捗状況を把握して、監理、チェックする役目をするのも設計者の大切な仕事です。この工事監理と言う業務が、意外に一般の人には理解されていないことが多い

 設計者=図面を描く人と思われがちですが、実はこの工事監理が非常に大事。設計図通りに工事が行われているか、建て主の意思を反映させて工事しているか、それをチェック、打合せをし、いわゆる手抜き工事が行われていないかを確認していきます。設計者は、工事業者の立場で工事を見るのではなく、建て主の目線で工事をチェックしていきます

 建て主と同じ目線、同じ向きで大勢の工事業者を指示統率する設計者。設計事務所・建築家は工事側の人間ではありません。建て主側の人間なのです。そういう意味で工事監理と言う業務は、オーケストラの指揮者が多くの演奏者を束ねて指揮をし、美しい演奏を奏でていく行為と同じなのです。指揮者がいないと演奏は始まりません…、設計者ってそんな立場です

   
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あなたの家づくりをお手伝いします!-2

2010-04-23 08:40:03 | 建築つれづれ…
 2回目の今日は、「設計者=継母」というテーマ。

 家づくりにおいて、気候・風土、敷地のロケーション、敷地の形状、地盤の強弱等々、住宅を取り巻く環境は一つとして同じ条件のものはありません。その敷地に最も適した住宅とは、ということを常に考え、構築していくのが設計者です。風土に根ざし、環境と共生できる住宅は何か。家もそこに住む人間も、常に健康である住宅とはどんなものか

 設計と言う行為は、敷地の与条件の読み取りから始まります。これは住宅だけでなく、大規模な建物でも一緒。方位、敷地の高低差、道路との取り合い、隣地の状況、法規制…。そして、そこに住む人たちの家族構成や住まい方。性格、趣味や特技…。様々な与条件を統合し、ベストなものを導き出す。それに建て主さんの要望を、設計者としてのアイディアとともにスパイスとして加え、家づくりを育てていく。

 我々設計者は、可愛いお子さんを守り育ててる、お母さんの役割をする訳です。家自体を建てようとするのは建て主さん自身ですから、建て主=実母で設計者はいわば継母と言えるでしょうか。敷地の特性を見極めて、家づくりにおける最良の答えを導き出し育てる専門家、それが設計者、設計事務所であり、建築家な訳です。

 そう言えば、自分で設計した住宅や建築を引き渡す際、育てた娘を嫁にやるような感覚になり、ちょっとブルーになるんです…。やっぱ、「設計者=継母」は当たってますね。

    
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あなたの家づくりをお手伝いします!-1

2010-04-21 08:41:02 | 建築つれづれ…
 設計事務所・建築家のお仕事ってどんなものだろう、と疑問に思っている方って多いと思います。今日からはその仕事ぶりを4回にわたって説明していきます。まず1回目は、「設計者=飛行機のキャプテン」です。

 一軒の住宅を創り上げるためには、膨大な量の建築材料・設備を適材適所に使用しなければなりません。何故、この個所にこの材料を使うのか意図をもって使用材料を選定します。その内容を建て主さんと打合せをし、設計図に反映し、工事施工者(工務店や大工さんなど)に指示を与えます。敷地のロケーションや予算、性能・機能等求められるニーズ、与条件を判断し、膨大な量の材料の中から、ベストな材料を選定していく訳です

 つまり設計者は、複雑な計器の前に座り安全な運行を図る飛行機のキャプテンと同じ様な役割を家づくりでは担っている訳です。

 膨大な量の建材をただ見せられて、この中から選んで下さいと言われても一般の方は何がいいんだか、悪いんだか選べないはず…。我々設計者は家の間取りを考えている時も、使う材料を頭の中で具体的にイメージしながら考えています。ですから、材料の提案もスムーズにできる訳です

       
 
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