小さかった頃の遊び場を掘り下げてみる

　先日知人からとある本の紹介を受けた。

　それは昨年自己破産した酒田市の清水屋デパートを題材にコンパクトシティについて論じられている本だと言う。

　ただ彼もその本のタイトルまでは覚えていなかった。

　興味を抱いたのでネットで検索してみた。「清水屋」「コンパクトシテイ」。

　すると一冊の本がヒット。

　それがこれである。

　

　コンパクトシティと百貨店の社会学。仲川秀樹著。

　もう10年前の本であるが、興味深いタイトルなので即ポチッと購入。

　そういえば、酒田市出身の仲川教授のゼミで酒田市中心街である中町の調査をしていると新聞記事で読んだ覚えがある。

　その調査をまとめたのがこの本なのだ。

　小学生の頃、清水屋は私の遊び場だった。毎日のように確固たる目的もなく、友人と清水屋に行っていた。

　そんな思い出を掘り返しながら、ゆっくりと噛み締めて読破したいと思う。

無病息災ならぬ一病息災

　2020年9月に大腸ポリープの手術を受けた。内視鏡での手術で、良性の小さなポリープを6つ除去。

　とある知人の医師の方からは、手術前に「大腸ポリープ除去は我々からすると手術の内に入らないから心配ないですよ。」と返ってきた。

　

　確かに手術は簡単に終わりものの30分。半日の日帰り手術だった。

　それから1年以上経った昨年暮れ、大腸の1年検査を受ける。

　前年のように前日は検査食のみで、当日は下剤と腸内の洗浄液を飲み大腸内をきれいにする。

　午前中はトイレでの格闘生活。午後に検査を受けに病院に向かった。

　検査室に入り内視鏡を入れられる…。モニターを見て先生が一言。

　「すごくきれいで、去年の除去後も分からないぐらい。」多分褒められたのだろう。ほっと一安心。

　数日後に経過問診に行って、先生から再度お墨付きを頂いた。

　建築でも1年検査や2年検査があるが、大腸ポリープでもあるんですね…。

　とある人が言ってた。

　「無病息災と言うけど、無病の人は病気に対して予防やケアを怠る。無病より一病の方が健康に対して敏感になるからいいんだよ。」

　一病息災か…なるほど…。

　孤独な個人事業主。健康第一です。

ボルダリングのあるイエ、もうすぐ着工

　昨年の5月より計画を始めた「ボルダリングのあるイエ」。

　11月末に工事見積が提出され、クライアントから12月上旬に着工を決める電話があった。

　

　そして年末に工事契約。年明け1月末に地鎮祭も決まった。

　いよいよ着工である。

　今回はコロナ禍におけるウッドショックやアイアンショックが背景にあり、予定していた予算を再度見直して予算の増額を図った。

　そして増額した予算のストライクゾーンに見積金額が提出され、減額案の提示をせずに工事契約に至った。

　減額案の提示無しは、この仕事始めて30数年になるが私の記憶にはない。初めての出来事だったように思う。

　ウッドショック、アイアンショックを考えると、設計前に立てた予算より1割弱の追加で何とかここまでこぎつけたのは上出来かもしれない。

　年末に行政に確認申請書を提出し、確認済証も無事年明けに下りた。

　あとは地鎮祭を待って本格着工となる。

　また一つ、若い家族の夢を一緒に追いかける作業が始まる。

謹賀新年

　明けましておめでとうございます。当事務所は1月5日より仕事始め。

　

　今年のお正月休みは大雪との戦いでした。

　除雪をしてもドンドン積もる雪と格闘し、毎朝の除雪エクササイズは日課となっています。

　昨年の秋ごろから一旦影を潜めていたコロナウィルスも、オミクロン株の影響で第6波が来そうな気配で心配の種は減りそうもありません。

　昨年は頸椎ヘルニアに悩まされた一年でした。モニターに向かって仕事をしていると首、肩、腕の張りがハンパ有りません。

　さて、コロナウィルスとヘルニアにめげていても何も生まれません。前を向いて新しいチャレンジに向けて今年も頑張ります。

　既にチャレンジすべきターゲットがあり、それに向かってスタートを切っているということは嬉しい限りです。

　是が非でもこのターゲットをものにして、更なる飛躍に結び付けられればと思います。

　その為には、好奇心を持ち、準備を怠らず、気配りをし、最後まであきらめず粛々と前進して行きます。

　今年もI・N設計スタジオと当ブログをよろしくお願いします。