徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

オチノメのイエ 現場日記 130622

2013-06-28 08:21:04 | 今日の現場
 いよいよ工事は最後の工程に入った。車庫棟が完成し、周りのコンクリート舗装も打設した。最後の仕上げは、コンクリート舗装に一部モルタルを塗って行く作業。

    

 このモルタル、今回は真っ黒なモルタルを使うことにしている。モルタルの塗り具合はどうか。きれいな黒が映し出されるのか、少々気がかりだった。現場では左官屋さんが入念にモルタルを塗っている。黒の色具合も思ったより黒くてきれいだ。イメージ通りで申し分なかった。安心して現場を後にする。

 残工事は数点あるものの、これで工事内容は一通り終わった。母屋には既にクライアントが住んでいるので、どこが完成で、どこが引渡しなのかアバウトだったがひとまずこれで一区切り。

 考えてみれば、母屋に4ヶ月、車庫に3ヶ月で7ヶ月かかったこの工事。クライアントと初めて会ったのが去年の8月中旬。足掛け、11ヶ月になる。一つのストーリーが終焉を迎えた。
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憧れ…いや神様に会った。

2013-06-26 08:47:03 | 今日のひとり言・雑談
 6月22日(土)にKIBOW@庄内というイベントに参加した。このKIBOWというイベントは、地域の未来を考え行動する人々が集まり、新しい活動を創造し、東北の未来をより豊かにすることを目指したイベント。今回は酒田での開催。

 KIBOW@庄内は、ヤクルトスワローズで活躍した元プロ野球選手の古田敦也氏、オリンピックで活躍した世界陸上のメダリストの為末大氏、高島福岡市長をはじめとした各界の著明人も参会した。更に6月23日(日)に行われる「みなと酒田トライアスロンおしんレース」に、地元高校生選手と一緒にKIBOWチームとして参加したのである。そのトライアスロンの壮行会も兼ねてKIBOW@庄内は実施された。

 このイベントに協力してくれないかと、同級生から声がかかったのは今年の4月。単純にあの「古田」に会える、と胸躍ったのである。私も少年時代から現在まで、野球にどっぷり浸かった人生を歩んできた。古田氏に会えること自体滅多にない機会。レベルは全然足元にも及ばないが、恥ずかしながら私もキャッチャー。「古田敦也」という人物は、憧れを通り越して私には「神様」と言っても過言ではない。胸が躍らない訳がない。

 会場ではトライアスロンの壮行会が終わり、地域活性、未来へ向けてのプレゼンが始まる。ミーハー的に「古田」「為末」を目で追いかける私がいた。プレゼン内容自体も大変興味を持ったプレゼンが幾つかあった。既に具体的で面白いものや、目標とするところのビジョンを明確にすれば、いいプレゼンになるものも多数あった。

    

 プレゼンが終わると、にわか撮影会に会場は変身する。私も多聞にもれなく、有名人2人とカメラに納まった。2人は嫌な顔一つせず気さくに快諾してくれた。リクエストされた方には全て気さくに応えていた2人だった。

 23日の午後は、イベント打ち上げに誘われ参加させてもらった。トライアスロンに参加した方々、イベントのスタッフと一緒にバーベキューに舌鼓を打った。私の目の前で、古田氏、為末氏が肉を頬張っている。疲れている中、両名からサインを頂いた。このサインボールは我が家の家宝である。一緒に納まった写真共々、サインボールを見てはニヤけるオヤジキャッチャーなのであった…。

    

 野球談議、もっとレアなキャッチャー談議など、たくさん神様と話をしたかったのだが、私には恐れ多くてちょっと遠目から見てるぐらいがちょうどよかった。いい距離間の中で、いい思いをさせてもらった2日間。KIBOWチームの皆様、KIBOW@庄内のスタッフの皆様、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。また機会があったらお会いしましょう。

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第14回建築家展

2013-06-24 08:59:03 | 建築つれづれ…
 6月28日(金)~6月30日(日)にアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)庄内スタジオ主催で開催される「第14回建築家展」に参加します。場所は酒田市民会館希望ホール3階です。

 今回は初めての試みで、金曜日の17時~20時も開催します。平日の帰宅途中にふらっと希望ホールによってみてはいかがでしょうか。特に隣の酒田市役所、中町界隈のサラリーマンの方々は是非足を運んでもらいたいものです。今回も私を含めた6組の建築家が参加します。

 建築家に家づくりを相談するなんて敷居が高い…、建築家って話しづらい…、建築家ってカタブツの人かな…。そんなイメージを持ってる方、実際に会ってみて感じ取って下さい。そんなイメージを一掃する布陣です。皆、気さくですよ。

 イベント会場では建築家の作品展の他に、建築家との無料相談会、住宅ローンシュミレーション等も行います。新築一戸建住宅だけでなく、増改築・リフォーム、個人クリニック、店舗、事務所にももちろん対応します。この機会に是非足を運んで下さい。

 いい家づくりは、建築家との出会いからスタートする…。

 ~イベントの詳細はこちらから~
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悔しさだけが残った。

2013-06-21 09:23:03 | 今日のひとり言・雑談
 悔しさだけが残った…。昨日のコンフェデ杯、日本VSイタリア戦。序盤からアグレッシブに仕掛ける日本代表に、様子を伺い受けて立ってるかのようなイタリア。先のブラジル戦で何もできなかった日本代表が、イタリア代表相手に一歩も引けを取らない。と言うより、押しているゲーム展開。

 前半21分に、GK川島のキックが前線に蹴り込まれる。相手DFのバックパスが短くなったところを岡崎が果敢にボールを追った。GKブフォンが飛び出しクリアしたかに思われたが、岡崎を倒したということでPKを得る。

 これを本田が冷静に決める。GKブフォンは、先のオーストラリア戦で本田がど真ん中にPKを決めたデータが頭にあったのか、本田が蹴るまでコースを決めずにゴール中央に構えていた。それをあざ笑うかのようにゴール隅にボールは転がった。1-0。

    

 リードしても手綱を緩めない日本。前半33分には芸術的なボレーシュートを、ゴール前の混戦から今度は香川が決める。2-0。今までどちらかと言うと、日本代表では自我を押し殺していた香川真司。この日ばかりは、ゴールへの自意識が全面に漂っていた。これまでの優等生のプレーではなく、癖のあるやんちゃなガキ大将のような感じだった。日本国民はこの香川真司を待っていたに違いない。

 しかしだ…。前半41分にピルロのコーナーキックからデ・ロッシに決められ前半終了。この場面、ピルロが上手かった。CKを蹴るほとんどの選手が、自分でボールをセットし狙いを定めてけるのに対し、この時のピルロは自分でボールに触ることなく、ものの数秒も経たないうちに蹴った。日本の守りは予想外の行動に準備ができておらず相手をマークしきれなかった。集中力の欠如か…。

 後半が始まり、イタリアが攻勢を掛けてくるのは分かっていたはずだ。その後半5分に、吉田麻也がミスをしてしまった。ゴールラインで、ボールを出すのか、クリアするのか。身体を入れてボールを出そうとしたが、ジャッケリーニに身体を入れ替えられて内田のOGに繋げられた。この1点が痛かった…。2-2。

 その後は不可解なPKから失点。2-3。遠藤のFKから岡崎がドンピシャで頭で合わせ3-3。前戦から中2日で足が止まったイタリアDF相手に猛攻を仕掛ける日本。岡崎のシュートはポストに嫌われ、香川のヘッドもバーを越える。押しに押しす日本だったが、1本のカウンターで沈むのである…。

 後半41分、デ・ロッシが後ろから走り込んだマルキージオにスルーパス。抜け出したマルキージオが折り返すと、中央でフリーになったジョビンコが押し込み、イタリアが再び勝ち越し、日本船は大海原に沈んでしまった。3-4で試合終了。

 勝ちに値するプレーを見せたのは日本だったかもしれない。攻撃陣だけはと言った方がいいだろうか。最後の砦の守備陣が2戦7失点ではやりきれない。集中力の欠如、自ら犯したミスでの失点。ワールドクラスのチームは相手のミスをゴールに結びつける。この差が世界ランキング1ケタと30位前後の差なのであろう。

 もうひとつ、ザックJAPANにオプションが欲しい。それはサブ選手の使い方だ。窮地に立った時の交代選手のオプション。高さなのか走り回るのか。高さ目的に投入したハーフナーも機能してなかったように思える。

 まだワールドカップまで1年ある。このギャップを是非とも埋めてもらいたいものだ。

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無事是名馬也

2013-06-19 08:37:03 | 愛しき野球おバカ達
 日本のプロ野球で、2000本安打と1000打点を達成した選手は、過去に28人しかいない。キャッチャーでは野村克也と古田敦也の2人。今年3人目の快挙を成し遂げたのが中日の谷繁元信。激務に耐えながら、こつこつと記録を積み重ねてきた。

 古田敦也は1965年生まれ、谷繁は1970年生まれ。恥ずかしながら私、1968年生まれ。彼らとは同世代。今でも現役で頑張る谷繁は42歳。古田が引退した年齢だ。しかも古田は晩年監督業に専念していた。レギュラーで頑張る谷繁には頭が下がる。

 その谷繁に「キャッチャーに一番求められる要素は?」と問うと「体の強さ」という言葉が返ってきたそうだ。ケガの多いポジション、あそこが痛い、ここが痛いと言って休んでいたら仕事にならない。もちろんピッチャーの信頼も得られる訳がない。「無事是名馬也」とは、谷繁のためにあるような言葉だ。この谷繁にこんな逸話がある。

 横浜でレギュラーを獲ったばかりの頃、試合終盤になるとベンチに下げられた。クローザー佐々木主浩の信頼を得ることができなかったのだ。その頃、横浜には秋元宏作というキャッチャーがおり、捕球技術には定評があった。

 ある日、「なんで俺じゃダメなんですか?」意を決して谷繁は佐々木に訊ねた。「オマエより秋元の方がオレは安心して投げられるんだよ」。大魔神佐々木のウイニングショットはフォークボール。ワンバウンドになっても必死で止める秋元の姿勢を佐々木は買っていたのだ。

 「じゃあ全部止めれば使ってくれるんですか?」「そうだ」

 その日以来、谷繁はワンバウンドの捕球練習に明け暮れたそうだ。気が付くと100個入りのボールケース2個がカラになっていた。谷繁はここまでして佐々木の信頼を掴み、98年の日本一に貢献する。自身初のベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いたのもこの98年。

 キャッチャーほど経験が重視されるポジションはない。「今の若い選手は負けても悔しさを表さない。ちょっと物足りなさを感じます」。自らを「昭和の男」と呼ぶ谷繁。まだまだ老けこまず、頑張ってほしい。「昭和の男」同世代として応援してます。
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