OLAHO現場日記 170720

　（仮称）N.Diningから正式名称がOLAHOに決まり、工事看板にも「OLAHO」の文字が掲げられた。
　
　

　南隣地の外部足場が取れ外装も正面を残しあらわになり、夏の日差しに照りつけられた紺色の壁がまぶしいほど。

　クライアントと共に悩んで悩んだ挙句に決めた紺色が、前面道路の柳と良いコントラストとなり青空の下に映えている。

　

　今月から1階のカウンターも家具屋さんで製作の段取に取り掛かり始めた。カウンターが設置されるとグッと飲食店ぽい雰囲気になるだろう。

　

　2階の内装も天井材の杉材、壁の石膏ボードもほぼ終了。店舗内の壁塗装塗りはクライアント自ら行う予定だ。

　

　そのクライアントも東京のレストランの契約が7月いっぱいで終了し、来月から酒田に帰って来る。

　実際の工事状況を見て理想と現実の合間の中で、右往左往するクライアントの姿が目に浮かぶ。

　期待と不安が入り混じりながら、方向性をキチンと示し正なるベクトルに舵を取らせることも私の役目。

　この現場、来月からまた忙しくなりそう…。

　オープンは10月の予定だが、店の枕詞は未だ決まっていない。

濃密な打合せin仙台-3

　10年来の付き合いとなるメーカーの担当者と会食した翌日、仙台は晴れやかに青空が広がった。私の胸中も晴れやかな朝を迎えた。

　約束の時間に彼の会社を訪れると、そこには彼と設計担当者も一緒に私を迎えてくれた。

　設計担当者も間に入り、依頼していた図面を目の前にして、あーでもない、こうでもないと打合せ。

　打合せの中盤、同席していた設計担当者があることをポツリとこぼした。その言葉が起点となった…。

　今まで法的な規制があるので断念していたことが、その一言で法規制を逃れられるかもしれないことに気付いた。

　法規制の話なので、担当行政に確認してみないと何とも言えないが、法規集の条文を読む限り行けそうだ。

　やりたいことがやれる可能性が高まった。胸につっかえていたものがスーッと取れた感覚。スッキリしたところで打合せは終了。

　ちょうどお昼前になったところで、皆でランチを食べることに。

　

　歩を進めたのは「冷やし中華発祥の店」と謳ってるお店。勿論オーダーしたのは冷やし中華。醤油ベースとごまだれベースがあったが私がオーダーしたのはごまだれ。

　少々私の口には上品だった冷やし中華を「冷やし中華発祥の店」で食し、仙台の地を後にした。

　こんな打合せ大いに結構。楽しい濃密な１泊２日の打合せであった。


　～終わり～

濃密な打合せin仙台-2

　仙台入りしメーカー1社と打合せを終了したのは夕刻。

　この日の夜は次の日に打合せを予定していたメーカーの担当者と会食。

　

　このメーカーの担当者とは独立する前からもう10年以上の付き合いになる。

　サラリーマン設計士の時代、初対面のときから彼の力量に惚れ込み、いつも彼に協力をお願いしていた。

　私が独立してからも彼は何かと都合をつけて私の事務所を訪問してくれた。彼に協力を依頼するような仕事がなくても…である。

　彼に依頼すればこちらの設計意図を汲み取ってくれ、私のやりたいデザインにあった製品をどう使用するか的確に提案してくれる。

　以心伝心、ツーカーの間柄なのだ。

　独立以来、彼と仕事をするようなプロジェクトに巡り会ってなかったが、やっと今回彼と一緒に仕事が出来る。

　そんなワクワク感が今私の胸中に充満している。

　彼と酒を酌み交わしながら、このプロジェクトの話、プライベートな話に時間が深けて行くのを全く感じなかった。

　こんな打合せ…悪くない…。

濃密な打合せin仙台-1

　先日とあるプロジェクトの打合せで仙台入り。

　酒田でメーカーと打合せを行うつもりだったのだが、先方との都合が合わず私が仙台入りした方が早いと判断した為だ。

　仙台に行くということになれば、1社との打合せだけでは効率が悪い。丸々1日を有効に使い、打合せ、挨拶回りを入れて濃密なスケジュールを組む。

　お昼前に酒田を出発し、まずはお世話になっている事務所に挨拶。今一緒にやっているプロジェクトの進捗状況を確認すること一時間。

　その後、とあるメーカーとの打合せ。色んな事務スペースを想定したショールーム的な事務所であった。

　

　最近の事務スペースの考え方、使用材料・素材、目で見、感じる。

　高い材料・素材だからいいのは当たり前だが、今回は安くても見せ方次第でいいデザインになるものを採用する。

　採用する材料とデザインが決まったことで、図面を広げ打合せしながら図面にチェックを入れていく。

　

　ラフスケッチが出来上がったところで、メーカーの担当者と内容を再確認し打合せは終了。

　その後は今後の為の勉強として事務所内を見せて頂いた。この事務所はテストケースのような作り込みをしているので中々面白いものがある。

　リフレッシュスペースなんてちょっとしたカフェ。勿論、セルフではあるがコンビのイートイン以上スタバ未満といったところ。

　

　日々変わる事務スペースの考え方を満喫し、自分の頭の中の凝り固まったものを除去した気分。こんな打合せ…悪くない。

セカンドリビングのあるイエ、着工。

　今年に入ってから設計を進めていた「セカンドリビングのあるイエ」。先週地鎮祭を執り行った。

　地鎮祭は朝早くからで隣町の敷地まで車で向かった。がしかし朝の通勤時間と重なり開始時間ギリギリでの到着…。

　

　クライアント夫婦、クライアントのご両親、施工業者に挨拶を交わし、少しバツが悪い気持ちで地鎮祭は始まった。

　そんな私の気持ちを宮司さんが吹き飛ばしてくれた。宮司さんは声が通る方で、敷地周辺と私の心に祝詞がこだまし少しスッキリした。

　地鎮祭が終わると簡単に施工業者の担当者と打合せ。

　セカンドリビングのあるイエは今年雪が降る前の完成予定。今から楽しみである。