徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ASJ庄内スタジオの建築家展に参加します。

2016-06-30 08:40:27 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 来週末の7月9日、10日に開催される、ASJ庄内スタジオ主催の「第23回建築家展」に参加します。場所は酒田市民会館希望ホール3階。

 

 このASJ(アーキテクツ・スタジオ・ジャパン)のイベントは建築家との家づくりを考えている方、候補に考えている方と建築家をマッチングさせるイベント。

 今回は私を含め地元、東京、東北の建築家6人が皆様をお待ちしております。私自身も、地元庄内でのイベントは久しぶりの参加。

 

 建築家というと、敷居が高いイメージだったり、某TV番組のような巨匠をイメージしますが、そんなことはありません。

 設計についてはもちろんのこと、資金計画、土地探しまで家づくりに関わること全てにおいて気さくに相談に乗ります。この機会に、家づくりのスペシャリストに相談してみてはいかがでしょうか。

 あなたも建築家との家づくりにチャレンジしてみませんか。はじまりは、建築家との出会いから。
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神明の二世帯住宅現場日記 160608

2016-06-28 08:16:04 | 今日の現場
 6月8日天候に恵まれたこの日、神明の二世帯住宅の地鎮祭が行われた。

 

 このお話をもらい、敷地周辺の路地をうろうろしたがちょうど1年前。鶴岡市の市街地のこの辺りは、道が狭く袋小路も多い。当敷地も袋小路ではないが前面道路幅は1.8mと3.5mとかなり狭い。

 

 昔の名残が残るこの敷地も市街地の空洞化が進んでいるが、そんな市街地に腰を据え、親子3世代で住んで行くことを決意した若夫婦に拍手を送りたい。

 これからは親子2世代の思い出が詰まった土地に、親子3世代の新しい思い出を刻んで行く。

 

 本格的に着工するのは補助金の関係で7月初旬となるが、今から年末の完成が楽しみである。神明の二世帯住宅が今船出した。
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丸子の平屋現場日記 160620

2016-06-24 08:31:28 | 今日の現場
 地鎮祭も無事終了した丸子の平屋。最初に取り掛かったのは建物の位置出し。

 

 敷地境界からの距離、設計地盤レベル設定等の位置出しのチェックを終えると、次に取り掛かるのは地盤改良工事。

 今回採用したのはピュアパイル工法といわれる杭状地盤改良工法。平屋で基礎面積が割と大きいので4~6.5mの杭を66本打っていく。

 

 先日この地盤改良工事が終了し、この日は基礎の掘削工事が行われていた。基礎の形状に合わせて、重機を操り土を掘っていく。

 重機を操るオペレーターは今まで何度も工事でお世話になった業者の方。私の顔を見るなり、元気に挨拶を交わしてくれた。

 

 先週から今週にかけて、位置出し、地盤改良、掘削と順調に工事は進んでいる。

 来週からは基礎の鉄筋組みの作業が始まる予定。梅雨空の影響を上手く避けながら工事は進んで行く。
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子供が走り回れる家-4

2016-06-21 08:24:31 | こだわりの趣味の部屋を作る
 リビング・吹抜を中心に据え、小分けした階段がそれを取り囲み、階段の周りに各部屋を配置したプランを第二案に設定した「らせんに広がるイエ」。

 違う床レベルが創生され、各々の床レベルに各々部屋がある。まずは外収納の床レベル。天井高を抑え外収納とする。無論、玄関よりも床レベルは低く設定。

 

 2つ目の床レベルは通常の1階床レベル。リビング、ダイニング、キッチン、客間、水回りと生活の中心の場となる空間で構成している。

 3つ目の床レベルは子供部屋1。リビングから階段を7段上った高さに設定し、下部には1番目の床=外収納がある。

 
 
 4つ目の床レベルは子供部屋2とスタディスペース。平面的には子供部屋に挟まれてスタディスペースがあるが、子供部屋1と他は違う床レベル。スタディスペースはクライアントの書斎で、本でギッシリ埋まっている。吹抜け回りの手すりも本棚として利用した。

 小分けした3つの階段をらせん状に昇っていき、最後にたどり着く5つ目の床レベルには寝室と小屋裏収納が配置されている。

 

 ここで気づいていただけただろうか。床レベルを徐々に昇っていくと、段々プライバシー性が高くなる部屋が存在することを。

 

 こうして創り上げた第二案。クライアントは熟慮の末この案を選んだ。

 らせん状に床レベルの異なった部屋が階段でつながり、子供の遊び場として階段が有効に活用されている。完成して数ヵ月後に訪問したとき笑いながらクライアントは言った。「子供が外で遊ばなくなりました。家の中が楽しいみたいで。」

 子供が走り回れる家、「らせんに広がるイエ」はクライアントの要望通り、建築家としての狙い通りに生活シーンを映し出したのだった。


 ~終わり~
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子供が走り回れる家-3

2016-06-16 09:00:28 | こだわりの趣味の部屋を作る
 “家の中を走り回る”と“階段”を組み合わせる第二案を考え始めた「らせんに広がるイエ」。

 

 階段を子供の遊び場として捉えての提案。そうであれば階段は家の中心に堂々と配置したい。またストレートに2階に行くような直進階段だと味気ない。階段を中心にしたプランニングを模索する私…。

 そして生まれたのが、リビング・吹抜を中心に据え、小分けした階段がそれを取り囲み、階段の周りに各部屋を配置したプラン。階段を小分けにするということは、色々な高さの床レベルが発生し、視線のUP・DOWNが創生する。

 視線のUP・DOWNは、子供の視界をバラエティにさせるはずだ。これは大人でも同じ効果があるはず。

 違う床レベルに各々部屋があり、その部屋を階段がつなぐ空間構成も面白く様々な生活シーンを生むに違いない。

 

 私の頭の中には、リビングで寛いでいるクライアントの周りで、子供が階段を駆けずり回って飛び跳ねてる姿が浮かんできた。

 この案で行こう。そう決めた瞬間だった。


 ~つづく~

 
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