徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

らせんに広がるイエ現場日記 130928

2013-09-30 08:25:03 | 今日の現場
 この日上棟式を迎えたらせんに広がるイエ。おめでたいこの日は、秋晴れの爽やかな天気。天に突き抜けるかのような透き通るような青空が、上棟式に花を添えた。

    

 ここまでの工程は、何もなかったものが形になる為、工事の進み具合が目に見えて分かる。立体的になった我が家を眺めて、創造より大きいと実感している様子のクライアント。これからはより具体的に空間構成が視覚的に認識されることとなる。そうなると、ドンドン現場を見ることが楽しくなるはずだ。

 施工業者の段取りが良く、順調すぎるほど順調に工事は進んでいる。これから冬に向けて天候が崩れる日も多くなるが、工事はこれからが本番。一歩一歩、キチンとした仕事で完成の日を迎えたい。
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祝・楽天優勝

2013-09-27 08:38:03 | 愛しき野球おバカ達
 東北に嬉しいニュースが飛び込んできた。東北楽天ゴールデンイーグルス初優勝。球団創設9年目での達成である。球団関係者、選手、スタッフは人一倍感慨深いものがあるだろう。心よりお祝い申し上げます。

 球界再編の元、この球団が誕生したのは2005年のシーズンだった。仙台に本拠を置き、地域に密着した形を全面に押し出して船出した。しかし、各球団でお払い箱同然のような選手をかき集めてチーム形成せざるを得なかった。チームスタッフも初めてのことで、何から何まで分からないことだらけ。2月のキャンプに集まった時には、こんなところで練習をするのかと、それはプロが練習するような環境ではなかった。

 1年目は38勝97敗1分。勝率は何と.281と個人成績の打率のようだった…。ある解説者が言っていた。いくら弱いチームでも、シーズンの3分の1は勝てると。しかし、楽天はそれさえも勝てなかった。問題山積みのファーストシーズンだった。

 田尾安志、野村克也、マーティー・ブラウン、星野仙一と監督が変わった。星野仙一が監督に就任したのが3年前。その直後に、あの震災が発生する。野球をやってる場合じゃない。そんな空気が選手達に漂った。しかし星野は、野球選手は野球をやるしかないんだと選手たちに説いたが、監督と選手の気持ちは一体にはなれなかった。選手が野球に集中できない、そんな震災から頑張ろうと、頑張る礎となったのもまた野球だった。

 星野は、中日、阪神、楽天の3球団で優勝に導いた。弱い球団を強くする。現役時代から、炎の男、闘将といわれる星野らしい。長いシーズンは、長い目で選手を使い、育て、強いチームをつくる。それが星野流だろう。しかし、その星野も、短期決戦は一度も優勝を経験していない。日本シリーズは3度とも敗戦、あの北京五輪も金メダルどころか、メダルを逃している。

 さて、日本シリーズに楽天が進出し、日本一を取ってほしいと思うのは東北人だけでないと思う。それだけに、楽天の優勝には様々なドラマが背景にあるのだ。闘将星野のジンクスを破って、日本一になることを願ってやまない…。
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12年の歳月がもたらしたもの

2013-09-25 08:48:05 | 今日のひとり言・雑談
 先日母と祖母の13回忌を行った。あれから12年の歳月が過ぎて行った。母と祖母の病気が治らないことを知った時、私は33歳。そろそろ東京での生活を整理し、酒田に本拠地を置いて第2の人生のスタートを切ろうかと思っていた頃だった。その宣告を聞いた時、着の身着のまま酒田に帰ろうと家族共々決心しUターンしたのだ。

 この12年で環境はガラリと変わった。仕事仕事に追われていた12年前。生活の9割以上は仕事だった。家族と触れあうことなんてほとんどなかった。酒田に帰省し、再就職先が決まると、その仕事ぶりは東京でのそれとはまったく違った。時間、内容、質…どれをとってもだ。今まで9割以上占めていた仕事は6割ぐらいに減った感覚。その分自分の好きなことや、家族との時間が増え、そして自ずとストレスも減り、気持ちに余裕ができた。

 その点だけはいい意味での変身ぶりだった。ただ変えたくなかったのは、今まで通り建築に取り組む姿勢。ここだけは、今までやってきた自分流を貫こうと決心したの思い出す。

 母と祖母の墓前に誓った目標に到達したのが5年前。意を決して歩き始めた独立という道。小さな波は色々あったが、今こうして一歩々々歩んでいるのも、母と祖母のおかげかもしれない。12年前、母と祖母に呼び戻されて帰ってきた故郷酒田。12年前を思いながら、13回忌の墓前に手を合わせた…。
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前略、アベ様。

2013-09-20 08:45:03 | 今日のひとり言・雑談
 2020年の東京五輪開催が決まった。その誘致成功に沸く安倍政権。しかし浮かれている場合ではない。古い体質の政治に戻っているという指摘を聞いた。それは何より、原発問題に端的に表れているそうだ。

 安部政権は国民の大半が不安を抱えている中、原発稼働推進に舵を切った。経済成長には原発が欠かせないという考えからだ。海外に対してもベトナムなどの新興国へ原発輸出政策を形に表している。

 原発事故への反省は疎かになり、事故対応はどこに行ったのか。被災地復興に充てるはずの震災復興予算も、全く関係のない省庁が流用していたことも発覚。まるで反省の色が無い。

 原発問題の対応の悪さともう一つの悪癖は、官僚目線の「政官一体型」の政策決定のようだ。財政の立て直しは、経済成長による税収増と歳出の削減である。企業に例えれば、収入増と経費削減。しかしながら、累積赤字を減らすコスト削減の合理化や、自己資産を売却し帳尻を合わせる動きは今の政府には皆無に等しい。

 今現在、国の負債は460兆円にも上るという。その中で、貸出金、出資金が200兆円。これらが日本郵政や日本原子力開発機構といった独立行政法人、特殊法人に回っているという事実。いわゆる天下り先だ。ここだけは今でも治外法権なのか。

 アベ様、原発事故の反省に立ち、こうした国の機関向けの貸出金、出資金を見直したらいかがでしょうか。消費増税に直行する前に、2020年東京五輪で浮かれる前に、課題は山ほどあると思います…。

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負けが多いのに…。

2013-09-18 08:35:03 | 愛しき野球おバカ達
 プロ野球のペナントレースも終盤に入った。優勝は両リーグとも見えた感じがするが、クライマックスシリーズ(CS)を掛けた戦いが白熱している。

 広島東洋カープ。1991年にリーグ優勝から遠ざかること22年。Aクラス(1~3位)入りも1997年までさかのぼる。その広島がCS進出を掛け好位置にいる。4位中日を引き離し只今3位。先日の巨人戦3連勝を含む7連勝中。

 しかしだ。好位置にいる広島だが、63勝66敗2分と負け数が勝っている。いわゆる、借金3で勝率5割にも達してない。仮に勝率5割に満たないチームがCSに進出し、あわよくば日本一となっていいのだろうか。

 日本シリーズ前の盛り上がり、消化試合を無くすという意味では大いに結構だと思うCS。ポストシーズンのあり方として否定しようとは思わない。しかし、シーズンの負け数が勝ってるチームがCSに進出するに値するとは考えられない。

 勝率5割を割ったチームは、いくら3位だとしてもCS進出権が与えられないようにしたらどうだろうか。5割を切ったチームが、日本一を争うなんて…勝負の世界で負け数の多いチームが、日本一を争うことに違和感を感じる。

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