2016年に手掛けさせてもらった「古民家焼肉さとるちゃん」。
以前書いたブログより、その全貌を数回にわたりご紹介します。
2016年11月始めの事。事務所の電話が鳴り、いつもの営業FAXかと思いながら取った受話器。
受話器の向こうの声は丁寧な言葉だが、半分撒くし立てられるような勢い。内容は…仕事のオファーでした。
当事務所のホームページを見て電話したらしい。でもちょっといかがわしくないか?それが私の第一印象。
そこでまずは直接会うことにした。会ってみないとその人の人となりが分からない。
会って話すとフィーリングが合う、合わないが判断できるからだ。
しかし電話ではスケジュールがタイトだと話していたこと、ちょっとしたいかがわしさ、今の私の状況から半分断ろうかなと思っていたのも事実でした。
そして次週電話主は2人で事務所にやって来た。色んなことを熱く語り始める電話の彼。
話を聞いていくうちに、情熱的なこの人は悪い人じゃないむしろその逆…という印象を受けた。
酒田で焼肉屋を開業するとのこと。しかも開業するのはもう一人の彼。
電話主の彼は開業する彼の同級生であり師匠。 群馬で焼肉屋を3店舗経営する経営者だった。
話を聞いていくと、自分の形勢はある一言で逆転した。ある方の名前を出した開業予定の彼。その名前は私が大変お世話になった方の名前だった。
その方は数か月前帰らぬ人となっていて、そしてその方の遺志を受け継ぎたいと言う。
会う前は断ろうという気持ちがあったが、もう断れなかった。
というより自然に、俺にやらせて欲しい、やるのは俺しかいない、いつの間にかそう言っていた私。
ビジネスど返しでも男にはやらねばならないことがある。人生には自分のことを後回しにしてでもやらねばならないことがある。それがこの仕事だと感じた。
あの方が引き寄せてくれたこの不思議なご縁。どこでどうなってこういう状況になったかはもう過去のこと。
私なりの鶴の恩返し。色んな思いを乗せスケッチを描く手も走る。思い入れのある仕事ができることに幸せに感じた…。
~つづく~
以前書いたブログより、その全貌を数回にわたりご紹介します。
2016年11月始めの事。事務所の電話が鳴り、いつもの営業FAXかと思いながら取った受話器。
受話器の向こうの声は丁寧な言葉だが、半分撒くし立てられるような勢い。内容は…仕事のオファーでした。
当事務所のホームページを見て電話したらしい。でもちょっといかがわしくないか?それが私の第一印象。
そこでまずは直接会うことにした。会ってみないとその人の人となりが分からない。
会って話すとフィーリングが合う、合わないが判断できるからだ。
しかし電話ではスケジュールがタイトだと話していたこと、ちょっとしたいかがわしさ、今の私の状況から半分断ろうかなと思っていたのも事実でした。
そして次週電話主は2人で事務所にやって来た。色んなことを熱く語り始める電話の彼。
話を聞いていくうちに、情熱的なこの人は悪い人じゃないむしろその逆…という印象を受けた。
酒田で焼肉屋を開業するとのこと。しかも開業するのはもう一人の彼。
電話主の彼は開業する彼の同級生であり師匠。 群馬で焼肉屋を3店舗経営する経営者だった。
話を聞いていくと、自分の形勢はある一言で逆転した。ある方の名前を出した開業予定の彼。その名前は私が大変お世話になった方の名前だった。
その方は数か月前帰らぬ人となっていて、そしてその方の遺志を受け継ぎたいと言う。
会う前は断ろうという気持ちがあったが、もう断れなかった。
というより自然に、俺にやらせて欲しい、やるのは俺しかいない、いつの間にかそう言っていた私。
ビジネスど返しでも男にはやらねばならないことがある。人生には自分のことを後回しにしてでもやらねばならないことがある。それがこの仕事だと感じた。
あの方が引き寄せてくれたこの不思議なご縁。どこでどうなってこういう状況になったかはもう過去のこと。
私なりの鶴の恩返し。色んな思いを乗せスケッチを描く手も走る。思い入れのある仕事ができることに幸せに感じた…。
~つづく~