徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ペットと共存するイエ現場日記 131226

2013-12-27 08:36:05 | 今日の現場
 このところ、天気予報とは裏腹でいい天気が続いてる酒田市。そのいい天気を逃すまいと、屋根のルーフィング、外壁の防水シート、サッシの取り付けが進むペットと共存するイエ。この日は、クライアントと定例会議の日。

 30分ほど前に現場に到着し、一回り現場をチェック。木工事とともに、設備配管の設置も進んでいる。電気工事業者、設備工事業者から相談を受け納まりの検討。答えをすぐに出せるもの、出せないものとふるいにかけ、保留回答は定例会議後にじっくりと検討することに。

 工程は今のところ雪もなく、マスター工程にほどなく沿って進んでいて順調な気配だ。定例会議は、次回までの宿題が私とクライアント、そして施工業者に出され終了。工事は28日まで作業を続け、年末年始休業となる。

    

 定例会議後に、保留にしてた検討事項を電気業者、設備業者と協議。頭を悩ませるかと思っていた項目が、図面と現場を見比べ設計時に考えていたことを思い出した。そうだ、これだ。問題点は難なくクリア。次に待ってたのは、サッシ屋さんとサッシの納まりを検討。これも方向性を提示して解決した。

 2013年冬。今年は今のところ雪がない酒田市。このまま雪が少ないことを祈り、現場を後にした。
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建築家という生き方

2013-12-24 09:16:05 | 建築つれづれ…
 先月同窓会の一環で、母校で職業別ガイダンスを行った。今年も我々幹事学年から11名の精鋭が講師役として選ばれた。清悦ながら、私も急遽来れなくなった医師の代打で登壇した。そのガイダンスの様子を収めたDVDを先週もらった。他の同期がどんな講師ぶりなのか、どんな仕事ぶりなのか、また自分の講師ぶりはどうだったのか、興味があったので早速視聴してみた。

 講師は、編集社、イラストレーター、政治家、教師、エンジニア、公務員、検査技師、介護士、そして建築家と多岐にわたった。みんな立派に、自信を持って仕事をしている様子が伝わってくる。立派な40代だ。

 さて、自分はというと…「建築家という生き方」というタイトルで講話したが、上手く高校生に伝わったのだろうか。高校時代、大学時代、サラリーマン設計士時代、そして独立してからと話したが、もっと独立後のことを話した方が、生徒たちに希望を与えられたのではないか。もっと具体的な設計作業の内容を多く語りかければよかった気もした。

    

 映像を見ると、生徒たちは、私の描いたスケッチや作った模型を非常に関心深く見ていた。そして何よりも、楽しそうに話している自分がいる。話してる自分が楽しそうに見えるということは、間違いなく自分は楽しかったのであろう。事実、実際楽しかったのである。その雰囲気が生徒に伝わっていれば、この建築家という職業が楽しいものだ、やりがいのあるものだと伝わったに違いない。

 1年前も母校(大学)の建築学科の学生相手に自分の経験を話ししたことがある。がその時と違い、今回は進路がまだ不確定な高校1年生。彼らの中にどのくらい建築に進む人間がいるかはわからないが、ガイダンスが終わってから、個人的にいろんなことを質問してきたり、模型やスケッチを再度見せて下さい、と来てくれた生徒がいたのは嬉しい限りだった。

 高校1年の時に、私も建築を目指そうと決心した。少なからず何かの縁を感じる。目を輝かせながら、私のガイダンスを聞いた生徒の中から、将来建築家という人生を歩む人が出てきてくれるなら、こんな嬉しいことはない。「高校の時、碇谷さんから聞いた話がきっかけで」と言ってもらえる日が来ることを望んで止まない。

 DVDと一緒に、ガイダンスを受けた生徒一人一人の感想文と、学年だよりが同封されていた。学年だよりを読み返すと、母校で教鞭をとっている同期の挨拶文が載っている。彼はこのガイダンスの責任者。「宝もの」というタイトルで、このガイダンスの様子を書いていた。生徒たちの感想文も一人一人のものを丁寧に読み返した。

 こんな職業もあるよ、こんな生き方もあるよ、これからの選択肢になってくれれば…。

 
 
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頑張る背中に…2

2013-12-20 08:40:05 | 建築つれづれ…
 1年ほど前に知り合った彼。まだ若く、自身で独立したいという目標を持った同業者だ。その彼が、来年からいよいよフリーで建築活動を始めるという。この仕事に就いている人間なら独立という目標を持っていないはずがない。彼もその目標に向けて、これから奮闘しなければならないだろう。

 彼とは共通の知人の紹介で知り合った。酒田の出身で東京で活動しているが、行く行くは地元に拠点を移したいとも語っていた。彼とは波長が合うなと感じた。それから、仕事を手伝ってもらったり、帰省した際に一緒に飲みに行ったり。それから1年。ついに彼が決心をし、勤務している事務所とも話し合いが成立し来年からフリーに。

 勤務している事務所にいて仕事をしていけば、経済的にも、精神的にも安定はするが、建築人として更なるスキルアップを図る上ではどうなのか?厳しい環境の中に身を置いて、チャレンジしなければならないのではないか?そんな気持ちを抱くようになる。抱かなければ嘘である。

 私も事務所に勤務していれば…、独立したい、スキルアップしたい…との板挟み、葛藤の連続だった気がする。年末年始に彼は帰省してくる。そこで会って話をするであろう、独立という道に我が身を置き歩いて行くことを。もう進むしかない。

 
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らせんに広がるイエ現場日記 131216

2013-12-18 08:30:04 | 今日の現場
 内部の大工工事が進んでるらせんに広がるイエ。昨今の人手不足の状況の中、外壁工事がやっと始まりました。予定よりも2~3週間の遅れ。どの現場でもこんな状況が続いてる…。この現場の全体工程には影響なさそうだが、工程が遅れ引渡しが遅れることも最近よく聞く。

 内部は壁、天井の下地ボードがほとんど張り終え、大工さんは一息ついてこの日は作業していなかった。今週来週には、内部の塗装工事、クロス張の工程に入っていく。大工工事で残っているのは細かな造作類のみとなった。

 和室部分には塗装された杉板が並べてある。玄関部の杉板と合わせた外部収納の建具に使う杉板だ。色もバッチリ。システムキッチンも設置済。

    

 酒田市は先週末に雪が降った。今は一雨降って積雪は0cm。とりあえず1月末までの工期中に、こんな状況が続いてくれたらと…。雪が積もれば、外部のコンクリート舗装ができない。でも1月末まで積雪0cmなんて、そんな都合のいい話はこのところない訳だが。

 現場担当者、職人さん、寒い中もうひと踏ん張りです。
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我が家は何段重?

2013-12-16 09:02:05 | 今日のひとり言・雑談
 もういくつ寝るとお正月…。先日、TVを見ていたらおせち料理を作っていました。今年ももうそんな時期になりましたね。おせち料理って、皆さんは豪華にお重に入れて作りますか?。うちは残念ながら、そんな形ではつくりませんね。

 「おせち」とは本来、暦上の節句(節供)のことを指します。その節句に作られる料理をおせち料理と呼んだのですが、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われているそうです。

 うちではお重にはつくらないおせちも、めでたさを重ねるという意味で縁起をかつぐためにお重に入れるのだそうです。本来は四段重が正式。しかし地方や家風によって、五段重が基本の場合もありますし、最近は大家族でなくなり簡便に三段重のところが増えています。 では各お重に何を入れるのか?

 三段重を例にとって詳しく説明しましょう。一の重は「祝い肴(ざかな)」「口取り」です。お屠蘇をくみかわす時に祝う肴を盛り合わせます。黒豆、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻、田作り(ごまめ)、かまぼこ、などがそれにあたります。また、お酒が飲めない子供たちのための甘い料理が中心になります。

 二の重は「酢の物」「焼き物」です。酢の物を盛るのが正式な詰め方で、現在は、おせちのなかでもごちそうとされる焼き物も盛るようになりました。なます、酢だこ、数の子、酢れんこん、なると巻き、ぶり・鮭の焼き物、たたきごぼう(酢ごぼう)などを盛ります。

 三の重は:「煮物」です。おせち料理は、季節の野菜の煮しめがその始まりと言われています。三の重には、筑前煮、野菜の煮しめなど季節のおいしい野菜をふんだんに使った煮物を盛ります。

 おせちには、祝い肴三種というものが欠かせないようです。祝い肴と餅を揃えれば最低限の正月の祝いができるといわれています。逆に、どんなに贅沢な料理を揃えても、祝い肴がないと正月の祝い膳の体裁が整わないそうで、「三つ肴」「三種肴」とも言われています。関東では、数の子、黒豆、田作り(ごまめ)だそうですが、私の住んでる酒田ではこの祝い肴三種は何に当たるんでしょうか?

 このおせち料理、いつも料理を作ってくれる女性が、お正月だけはゆっくりできるようにと多く作ります。そう言えば、うちの奥様もたまには上げ膳据え膳の生活がしたいと言っておりました…。みなさんの家庭はいかがですか?。
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