徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

行ったり来たりの堂々巡りが楽しい、それが設計作業。

2017-11-30 08:34:50 | 建築つれづれ…
 設計の最終局面に差し掛かっている案件。減額案も整理し、図面訂正を行う日々が続いていたがその作業も見えてきた。

  

 今回の案件は住宅ではない鉄骨造の代物。

 独立して10年目になるが、独立以後に手掛けたものでは一番規模が大きい。

 今年に入ってから設計作業を始めていたが、感覚が以前のように戻るのに少々時間を要した。

 木造住宅の場合は自分の力量で色んな作業ができるのだが、鉄骨造ともなればそうも行かない。

 構造はもちろんのこと、電気設計、設備設計との打合せ調整。どの段階でどんな内容の打合せを行うか。

 このタイミングの感覚を取り戻すのが一苦労だった。しかも今回の他部門のメンバーは今回初めて仕事をするメンバー。

 感覚を取り戻すとそこには楽しい打合せがあった。こうしよう、これでは上手く行かない…この行ったり来たりの中で解答を見つける楽しさ。

 この過程が楽しい。

 そんな夏を過ぎ、秋も終わる初冬。もう一踏ん張り。来年の秋にはその代物の姿がお目見えするであろう。
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新しい技術、要望への目次

2017-11-28 08:32:23 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 今回提案したプレゼン。クライアントからの要求に今までやったことをさらに掘り下げないといけない要望が出た。

 建築ということを生業としているとそんな状況に出くわすことが多々ある。

 

 我々建築家は何でも知ってる訳ではない。

 だから常に新しい情報を得なければならないのだが、そのときの引き出し、目次をどのように探すかも手腕が問われる。

 餅は餅屋でその分野のプロに相談するのは、一般人でも我々建築家でも一緒。

 今回の件は、要求された内容に長けているメーカーにアポイントを取った。

 漠然と自分の中にあった知識をメーカーの担当者に投げかけると、自分の考えがあってる部分、間違ってる部分が出てくる。

 この積み重ねで知識が蓄積されていく。

 これはメーカーとの打合せだけに限らない。構造設計者、設備設計者、電気設計者、そしてクライアントからも。

 常に好奇心をもって新しい技術等にアンテナを張り巡らせて置かねばならないのだ。

 それは深くなくていいと思っている。実際に使用するときに深く知ればいい。深く知る為に誰にご教授願うかという目次を持ってればいいと私は思っている。

 今回も一つ自分の中で新しい知識を得た。

 時代は多様化になり、新しい技術も数年経つと古のものとなるが最近の情勢。常に知識を更新していかねばならない。

 
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来月プレゼンに向けて

2017-11-24 09:05:30 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 今週のプレゼンの提案書は仕上がったが、次なるプレゼンが来月上旬に予定されている。

 一段落したところでもう一度ねじり鉢巻き。

 

 他の仕事の合間をみつけては現地に数回訪れ、ロケーション等々を再確認。

 イメージ自体は頭の中にあるのだがそれを形にすることが中々できずに悶々としている。

 それは物理的に時間が取れないこともあるが、形にしていく過程で上手く思考・イメージを具現化できずにいることのほうが多い。今回もこれ。

 こちらを取れば他方が上手く行かない、そんな堂々巡り…。案を具現化するときにはいつもぶつかる壁。

 これを乗り切らないといい案にならないのも定かなのである。

 産みの苦しみとでも言うべきか…。

 そろそろ案が見えてこないとスケジュール的に辛くなる時期。

 雲の間から光が差すことを祈りながらペンを走らせる…。
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プレゼンには欠かせない模型

2017-11-22 08:27:36 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 今月末と来月初旬にプレゼンが2件。今月末のプレゼンは目処が立ってきたが、12月の件はまだまだといったところ。

 プレゼンでのツールは図面は勿論のこと、手描きスケッチ、CG、そして模型。

 

 図面だけでは一般の人には伝わらない部分が多い。

 そこでスケッチやCGを描く訳だが、これらも私たち設計者の主観が入ることが多く見栄えのするアングルで描いてしまう傾向にある。

 模型は我々の主観と客観が入り混じったツールと思っている。模型を創って確信することもあるし、創って初めて分かることも多々。

 最近は助っ人に模型を創ってもらうことがほとんどであったが、今回は数年ぶりに自ら模型を創ることに。

 作業はパーツ毎に材料を切り分けていくことから始まるが、その最中にカッターを持つ手がふと止まる。

 細かい作業が続くので、ドンドン切り出す材料と自分の目の距離が近くなる。

 

 とすると、ピントが合わない…、そう老眼が入って来てる私の目が悲鳴を挙げ始めるのだ…泣。

 模型一つ創るにも老いを感じる秋。やはり助っ人に創ってもらった模型の方が精度が高い…。

 しかし、その老いと戦いながら創った模型で今週末、勝負である。
 
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完成写真を渡しにOLAHOへ

2017-11-17 09:04:20 | 店舗新築・リニューアル・リノベーション
 9月に引渡しをし、10月に開店した「Shonai Bar OLAHO」。

 先日、完成写真と完成図面を提出にお店に伺った。私の家族と友人家族で会食も兼ねて。

 完成図面は勿論だが、私が設計監理させて頂いた仕事は常に完成写真をクライアントに納めている。

 

 本職のカメラマンに撮影してもらい、フォトブックと画像データを提出するのだ。

 私としては作品実績として紹介する為でもあるが、クライアントには記念になるし今回のように商売をしている人にはお店をPRするツールにもなる。

 

 フォトブックを見るクライアントはいつも喜んでくれる。こんなに立派な写真集になるのか…と。

 完成写真を渡した後は友人家族と楽しい会食。

 笑いが絶えなく、あまりにも居心地が良かったので長居をしてしまったようである。

 

 話に夢中になり、楽しすぎて料理の写真は最初に頼んだサラダの写真のみ。

 完成写真を見てクライアントにも笑いが絶えないことを祈りたい。
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