徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

軸をぶらすな

2019-10-30 08:24:28 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 先日とある経営セミナーに参加してきた。

 独立起業した11年前に立てた目標、ここ数年間ある程度達成できているという感触はあった。

 
 
 がしかし、昨年思い描いたもうワンランク上の理想像とはかけ離れた自分がいたのだ。停滞感が漂っていたのである。

 そしてもうワンランク上の自分となるために…とそのセミナーに参加した。

 そのセミナーで心に残ったのは「軸をぶらさずに」という講師の言葉。

 自分の軸とは…そのセミナー中に提示された中で選んだのは「こだわり」の経営方針。

 その講師の方はこう続けのだ。「プロとしてのこだわりを仕事として経営して行くなら、最初にやることは単価設定を5~10倍にすること。」

 自分の設計料はそのぐらいもらっているのか…。

 気心しれた同業者仲間にも聞いたところ、自分の設計料はだいぶ安価であったことが判明。

 同業者からさらにこう続けられた。

 「碇谷さんぐらいキチンと仕事してるなら、全国の相場ぐらいの設計料取らないと。我々の価値を下げてはダメですよ。」

 2019年10月、消費税も増税になりました。そして決意しました。

 当事務所の設計料を値上げさせて頂きます。これからも、I・N設計スタジオをよろしくお願いします。

 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラウンジデッキに集うイエ現場日記191016~建て方工事

2019-10-23 08:41:48 | 今日の現場
 建て方工事が佳境のラウンジデッキに集うイエ。

 

 この日は工事担当者と施工方法の不明な点を現場で確認しながら打合せ。

 今回の施工会社は規模・実績等は申し分ない会社だが、私と始めて工事を行う会社。

 付き合い自体は結構あるのだが、今までチャンスはあったものの実際には一緒に仕事をしていなかった。

 なので図面に表記してあるものの納まり等を一つ一つ確認する必要がある。

 

 工事担当者も間違ってはいけないと何回も確認作業を怠らないように心がけているようだ。

 現場では大工さんも一緒になり施工上の疑問点を出してくる。それに答えていく私。

 こんなやり取りが仕事してるなあ…と思う瞬間でもある。

 打合せが一段落すると現場内をチェック。

 そこでまた気付いた点を施工会社に確認。そしてまた打合せ。

 上棟式の予定も11月上旬に決まった。大工さんたちの作業もフル稼働である。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストレスフリーのイエ現場日記191010~基礎工事、コンクリート打設~

2019-10-17 08:15:27 | 今日の現場
 基礎の配筋検査を終えいよいよ基礎工事のコンクリート打設である。

 

 基礎工事には土工事、鉄筋工事、型枠工事、コンクリート工事、左官工事と工種が分けられる。

 全ての工種を下請業者に委ねる元請業者が多い中、今回の施工業者は自社の作業員が全てを担っている。

 最近では中々見受けられない。

 

 クライアントも一連の作業がいつも同じ人というのは親近感や安心感があっていいねと。

 この工事が始まって既に3ヶ月。常に同じ顔が現場にいるので頼もしく感じているようだ。

 それも丁寧な仕事ぶりを認めてくれてるからだろう。

 

 この日のコンクリートの打設でも、ポンプ車から排出されるコンクリートをいつもの人達が丁寧に均していた。

 私の親父ぐらいの年齢の方もいる。コンクリートを均したかと思えば、バックホーを運転。頭が下がる思いだ。

 そう言えば私の親父ぐらいの作業員の方、真夏の作業のときは軽い熱中症になっていた…。体調には十分気を付けて欲しいと願う。

 この日も滞りなく打設は終了。

 天皇陛下の即位の礼が終わるといよいよ建て方工事に入る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次世代住宅ポイント制度

2019-10-09 08:18:30 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 次世代住宅ポイント制度なるものを知っていますか?

 

 国交省のホームページにはこうあります。

 次世代住宅ポイント制度は、2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、消費者の需要を喚起し、消費税率引上げ前後の需要変動の平準化を図ることを目的とし、税率10%で一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して、様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。

 つまりは消費増税対策として、住宅建設需要の低下を招かないようにと国が打った政策です。

 一定基準の設計内容をクリアした新築住宅に、最大35万円相当のポイントが発行され様々な商品に交換が出来ます。

 数年前にあった住宅エコポイント制度とシステム自体は同じです。 

 私も先日クライアントの要望を受け、この制度に適合する住宅か否かの申請を行いました。

 思ったほど難しい設計基準内容ではなく、いつも私が心がけていることを設計に反映していれば問題なく証明書は取得できます。

 思ったより証明書発行手続きと設計基準が簡単だったので、他のクライアントにも勧めてみたところもう一件証明書の申請を行いました。

 このポイント使ってお洒落な家具でも…とクライアントは笑っていました。

 2020年3月31日までに着工することが条件ですので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

 勿論、当事務所に問い合わせを頂いても構いません。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

波平さんは54歳

2019-10-02 08:24:54 | 今日のひとり言・雑談
 とある本を読んでいたら、サザエさんの波平さんは54歳であるとありました。

 老け過ぎです…、と思う人も少なくないでしょう。

 

 事実、私とそんなに変わらないんだ…と思ってしまいました。

 でも良く考えてみて下さい、サザエさんが描かれたのは今から60年も前の話。

 サザエさんの家族構成は多世代同居型。住んでる家も畳の部屋がほとんど。ちゃぶ台も置いてあって、みかわ屋さんが御用聞きに来る。

 正に「THE昭和」なのです。そのTVアニメを令和時代に見ているという事実。

 サザエさん制作当時は定年が55歳だったとか…。ということは波平さんは定年一歩手前。

 今で言えば59歳若しくは64歳かもしれません。それを考慮しても老け設定ですよね…と思ってしまう私。

 現在の59歳、64歳はもっと若いと思います。ちなみに60代のジーンズ所有率は7割を超えてるそうです。

 このような数字を見る限り、私たちの想像よりはるかに速いスピードで高齢者たちは若返っているのです。

 常識にとらわれてはいけませんね。

 だから最近はベテランの方々をターゲットにした販売戦略がやたら多いんですね。

 あっ、もしかしてオレオレ詐欺もそうなるのか…。

 

 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする