炉には八通りの切り方がある、と言われます。その八通りの中から好き勝手に選んで切れば良いというものでも有りません。
亭主から見て右手に炉が切られ、襖や壁が左手にある「本勝手切」が基本。その上で茶室の広さや点前座の位置に応じて、本勝手切、台目切、向切、隅炉の4つのパターンがあります。
炉の寸法は、一尺四寸(≒42.5cm)角。深さは本炉壇で≒41cm、略式では30cmあればよしとされ、本炉壇は杉古材で作った箱組みに竹の下地を組み、土を塗り仕上げます。
床下の深さが足りない場合は略式炉壇を採用します。特ににマンションでは、炉の深さが足りない場合が多いので略式炉壇がお勧め。
炉を使用しない時は炉蓋畳という炉の形に作られた小さな畳を敷きこみます。炉蓋には桐材、松材が多く使用されます。真ん中に穴の開いた板蓋や、盛り上がった助炭(じょたん)といわれるものが有ります。
機密性が高い現代の住宅事情では換気設備を設けたり、最近では炭をたかずに電気で炉を温める略式のものもあると聞きます。いずれにせよ酸欠には注意が必要ですね。
~つづく~
亭主から見て右手に炉が切られ、襖や壁が左手にある「本勝手切」が基本。その上で茶室の広さや点前座の位置に応じて、本勝手切、台目切、向切、隅炉の4つのパターンがあります。
炉の寸法は、一尺四寸(≒42.5cm)角。深さは本炉壇で≒41cm、略式では30cmあればよしとされ、本炉壇は杉古材で作った箱組みに竹の下地を組み、土を塗り仕上げます。
床下の深さが足りない場合は略式炉壇を採用します。特ににマンションでは、炉の深さが足りない場合が多いので略式炉壇がお勧め。
炉を使用しない時は炉蓋畳という炉の形に作られた小さな畳を敷きこみます。炉蓋には桐材、松材が多く使用されます。真ん中に穴の開いた板蓋や、盛り上がった助炭(じょたん)といわれるものが有ります。
機密性が高い現代の住宅事情では換気設備を設けたり、最近では炭をたかずに電気で炉を温める略式のものもあると聞きます。いずれにせよ酸欠には注意が必要ですね。
~つづく~
突然お伺いしてすみませんが、よろしくお願いいたします。
炉の寸法は42.4cm四方ですので、42.4cmが炉蓋畳のサイズになります。厚みは他の畳と合わせるのが基本です。本畳だと5.4cmとか6.0cmです。