トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

晩秋の安曇野・松本へ・・「信州百楽」

2014年11月04日 | データ
■2014.11.01-02 安曇野方面へ一泊旅行へ。
週初めから計画するがやっぱり信州方面となる。松本市郊外の梓川沿いに宿が取れた。
この松本近辺の宿を起点にすると、高山・奥飛騨経由や諏訪湖、八ヶ岳経由、長野善光寺・戸隠・鬼無里経由などコース選択の自由度は広がる。
どこも何度も訪れているので真新しさは無いが新たな発見や楽しみは必ず見つかる。

トドクロちゃんの意見も聞くが・・・・これを繋ぐのは至難の技だ。

晴れていれば白馬の青鬼集落や八方池、五竜など行きたいが初日は「雨の安曇野」とする。

高速で混むのを嫌い少し早めの5時に自宅を出発し東海ICから高速に乗り安曇野ICを目指す。
9時頃、大王わさび園に到着。
まだ開園したばかりで静かだ

わさびの栽培には綺麗な水が必要

収穫中

水草

2時間ほど散策したり茶室での紙芝居を見たりして過ごす。
熊出没でわさび園の奥までは入る事が出来ないし観光客も少ない。

11時 田淵行男記念館
田淵行男は山岳写真家・高山蝶研究家である。

山の写真や古い撮影道具、VTRなど鑑賞しストラップを購入。

ストラップには「一山百楽」と彫り込まれている。

彼は常念岳へ206回も登っており、「その一回一回は決して同じ常念ではなかった。何か必ず新しい観照が生まれた」と回想しています。
その彼が残した
『一山百楽』

私には分かるような気がします。

好きな山は何度でも時期を変え登る、山はその都度違う顔を見せてくれる。


池田町の北アルプス展望美術館を見た後、大峰高原へ

※七色大カエデ(樹齢250年)
雨+ガスですがこれも趣があります。

この雨で葉が多く散っていますが落ち葉も綺麗です。

ズームレンズでは撮りたい絵が撮れないよー。
単焦点のLimitedレンズが欲しいが10万円を越す・・・・・ん。


※大町『仁科神明宮
平安の昔から鎮座する日本最古の神明造を持つ大町 神社、天照大御神をおまつりする国宝 仁科神明宮。

大町には山岳博物館やラ・カスタなど見どころが多いが今回はスルー。

男性長寿の日本一、松川村で蕎麦屋を探す。
店名「つばくろ」で「新そば」を食す。
りんごの天ぷらは初めて食べたが意外といける。

満願寺のお経を唱えながら渡る橋「微妙橋」



数ある道祖神のなかから選んだ「常念道祖神」
本当は奥に常念岳が見えるはずだが今日は残念です。

桜の時期天気が良ければこんな感じになる。


そろそろ宿の近くへ移動し安曇野ワイナリーでワインの試飲。新しくなり以前のように飲めません!!
ここからトドクロちゃんと運転交代。

ぶどう畑

有名スイーツ店でお茶菓子2つ購入し宿へ持ち込む。

16:30 本日のお宿「梓水苑
ここは公共の宿で上高地から流れ出る梓川の畔にある。

食事は地産地消の新鮮食材を味わう 安曇野めぐり創作会席でビール・日本酒を飲む。
風呂が温泉でない以外は満足でした。

■2014.11.02 松本市内を散策へ。
朝風呂に入り朝食を済ませ8時過ぎに松本市内へ入る。天気は薄曇りで風が強い。

事前に調べた市役所の土日開放をしている駐車場へ(無料です)。
市役所は松本城の東側。

松本城へは年に3回しか解放されない太鼓門から入る。
太鼓門鬼瓦と紅葉。

国宝松本城
現存する最古の城です。
5重6階の天守閣へ登るも北アルプスは見えない。

城の黒色は、墨を塗り更に柿渋を塗っている。(柿渋は防虫目的)
真っ黒な城、別名『烏城』からすじょう。
真っ白な姫路城は別名『白鷺城』と言う。


市内散策へ
四柱神社・なわて通り・中町など散策。
目的の古本屋では古い山岳地図は見つからなかった。

壁の秋

帰路のコースは木曽路。途中で激しい雨が降り出した。

木曽義仲ゆかりの宮ノ越。ここに義仲館がある。
巴淵(巴ヶ淵)の紅葉。
ここに住む竜神が化身して巴御前になったという伝承。

平家物語りに巴御前の事が書かれている「中にも巴は色白く髪長く、容顔まことに優れたり。強弓精兵、一人当千の兵者(つわもの)なり」

木曽駒から空木岳への縦走時に「木曽殿越」と言うコルがある。
ここは武将木曾義仲が越えたという伝説があり、登山道には「義仲の力水」と呼ばれる水場がある。
征夷大将軍にもなった義仲だが最期は源義経らに討たれる。

遅めの昼食は義仲館に併設された食堂で。
地元のおばちゃんが作る、そばは大盛りで果物や漬物・地豆・栗など御馳走になる。

紅葉に挟まれたR19を南下するが雨が激しくなる。

安曇野・松本・木曽路は何度訪れても面白い。

まさに
「信州百楽」

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