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撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

東京都葛飾区 葛飾柴又寅さん記念館その2

2011-07-18 20:22:11 | 東京
寅さん記念館の内部。撮影可ですがフラッシュはやめましょう。


だんご屋店内。映画のセットで使われていたものです。


居間。


居間にはスクリーンがあって、備え付けのボタンを押すと映画の名シーンが見られる様になっている。
このシーンは「寅さんがだんご屋を任されたら」。寅さんがとらやの未来像を破天荒に語り、ひんしゅくを買う場面。おばちゃん(三崎千恵子)の決め台詞「長生きしたっていい事なんかありゃしないねえ」にお客さん大爆笑。


次の展示場には寅さんの自宅ジオラマ模型があり1階部分と2階部分が一定の時間交互に入れ替わる仕掛けになっていて


2階では寅さんが寝ていたり


1階の場面では


タコ社長の印刷所から住み込みの職工がとらやの庭を覗き込む


庭ではさくら(倍賞千恵子)らしき人物が洗濯物を干しており


1階の居間ではおばちゃんとおいちゃん(この後姿は下條正巳)がくつろいでおり


しっかりタコ社長(太宰久雄)もいたりする。
「男はつらいよ」の大きな見所は毎回繰り返される寅さんとタコ社長の掛け合い(言い争いから大立ち回りとなる)にあり、「水戸黄門」の印籠シーンと共に本邦を代表する「偉大なるワンパターン」ともいえましょう。


寅さんを巡る人間相関図。


柴又の街並み


帝釈人車鉄道


かちゃかちゃと音を立てて動く模型


展示品には


衣装や


寅さんの持ち物が展示されている。これが全財産だそうです。


最終作となった48作目、山田洋次監督を囲む出演者。
主演の渥美清を始め、笠智衆、下条正巳、太宰久雄ら主要出演者各氏はすでにおなくなりになられました。もう二度と「男はつらいよ」が映画化される事はないでしょう。


ふと気がつけば、「寅さん」は映画の中の架空の人物ですが、なぜか実在の人物であるかのような錯覚をしてしまうのはわたくしだけでしょうか。