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福岡市議会、19年ぶりの参考人招致

2017-12-02 16:51:50 | 福岡市政

昨日(1日)、福岡市議会では19年ぶりとなる識者による参考人招致が行われた。これは、福岡市議会が、議会基本条例に関する調査の一環として行ったもので、条例について議論する上での参考意見となる。そのためか特別委員会の委員ではない議員も多数参加していた。一方、傍聴した市民は28人と予想していたより少なく、関心の低さが窺えた。メディアは西日本新聞社だけだった。

参考人として出席された東京大学金井教授の話は1時間程、残りの1時間は議員からの質問に答えるという内容だった。議会改革は首長(ポピュリスト)の暴走(独裁)を止めるためのインフラであり、議会改革が行われていない自治体では暴走が起きやすい。議会基本条例は、首長の独裁を防ぐために大きな意義を持っている。さらに、議会の一番重要なことは、首長や執行部を議論の場に出させることだと。西日本新聞は、今日の朝刊に「議会は独裁を防ぐとりで」の見出しで参考人招致の内容を伝えている。(下記事参照)

金井教授は、福岡市について具体的には語られなかった。事前に高島市政の問題をレクチャーされていると聞いていたので、突っ込んだ話が聴けるのではないかと期待をしていたが、それはなかった。東京都小池都政が危機的状況であるとの話はあったが。とはいえ、これまでの高島市長の議会軽視をみれば、福岡市議会が金井教授を招致したことは十分に納得できるものだった。

議員からの質問では、議会基本条例の形骸化についてや条例のどこに力を入れたらよいかなど、前向きなものが多かった。ただ、条例制定に慎重な自民党からの質問はなかったので、今後、どういう流れになるかはわからない。福岡市議会では、来年1月15日、ふたたび参考人を招致する。それが終わると、議会改革調査特別委員会での議論が進むものと思われる。いずれにせよ、市民の関心が大事なところで、もっと多くの市民が傍聴に参加してほしいと思う。”高島市政の独裁”に歯止めをかけるためにも。

 

 ※議会事務局によると、昨日の議事録は作成するとのこと。アップされ次第、掲載します。 

 

     (福岡市議会HPより)    

 

 

 

 

 

 



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