「盂蘭盆や意味恐ろしき逆さ吊り」
盂蘭盆経:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%82%E8%98%AD%E7%9B%86%E7%B5%8C
「コロナの禍暑中見舞いも暑苦し」
暦の上では秋になったが暑すぎる。暑中に詠んだ句が上の句である。
コロナが話題の暑中見舞いは読んでいて暑苦しくなる。
今日は長崎の原爆忌、往時を思い一句作ってみた。
「ナガサキや藤山の歌鬼気迫る」
今、NHKの朝ドラで「エール」の再放送がされているが、物語の主人公は古関裕而。
その古関裕而が「長崎の鐘」を作曲していたのを思い出して、ウィキペディアで「長崎の鐘」の記事を見た。
記事の中で歌手藤山一郎のレコーディングのエピソードが興味深かったので、それを俳句にした。
ナガサキとカタカナ書きすると、長崎の原爆への言及を意味するのだと、今回初めて知った。ヒロシマと書けば広島の原爆への言及ということになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E3%81%AE%E9%90%98
「原爆もカタバミの花風に揺れ」
原爆に遭って地上のカタバミは焼けてしまったが、根が生き残りそこから芽が出て花が咲きそれが風に揺れていると風景を詠んでみた。
今日は感染者最大の900人、どこで拡大が止まるか、気がかりなところであるが、実は、昨日、娘が勤務から帰って来てから怖いことを言い出した。
会社で一緒だった女性のアルバイト学生がコロナウイルスに感染していることが検査で判明、娘はその症状の出だした女性と先週金曜日に近くで仕事をしていたという。
会社は接触のあった会社員を退社させ、自宅待機を指示してきたのである。
娘は症状らしいものはなかったが、感染の可能性もあり、様子を見るため長期間の自宅待機を強いられる可能性があった。
娘も問題だが、私と妻、両方とも70歳を越え持病もある。感染すると実にやばいことになる。
朝、娘は異常なし。会社から様子を聞く電話がかかってくる。
午後になって、手洗浄のアルコール消毒薬とドアノブ等の消毒薬を買ってくる。
娘に見せると既に購入済みだという。
しばらくして、買い物に出ていた妻も消毒薬を買ってくる始末。
しかし、長期戦も予想されるし、無駄にならないと話あっていたら、会社から電話があって、保健所ととのやり取りの中で娘の感染の可能性は少なく、月曜から出勤可となった。
そこで、久しぶりに1句。
「土用の日 感染なしの知らせ来る」
今日は橋本崇範8段と対戦、序盤からリードしそのまま押し切り、順当勝ち。
今年度の成績は、13 戦 12 勝 1 敗 (0.923)
しばらく、俳句を詠んでいなかったので久しぶりに読んでみた。
「名人戦 雨で角出す 蝸牛」
いつものサイクリングコースと違うところを走ったら、写真のような家に出くわした。
ツバメがガレージの上に巣を作って、真下の自動車に糞を落とす光景。
新聞紙をボンネットに貼って、糞の落下から車をガードしていた。
汚されてもツバメに宿を貸す優しい心遣い。近づくと雛の鳴き声がチチチと聞こえる。
久しぶりに一句作ってみた。見たそのまま。
「ツバメの巣車の上に新聞紙」
分かりにくいが、中央付近の汚れたところが、糞の塊。
ツバメと共存共生
「生命力は宇宙力 宇宙力が生命力」
コロナは冠の意、連想でいろんなものが浮かんできた。
そこで、謎かけを作ってみた。
新型コロナウイルスとかけて、何と解く?
孫悟空の緊箍児(きんこじ)と説く。
心は頭が痛いが取り外せない。
緊箍児とは、孫悟空の頭にある輪の名前です。
人類はまだ本当の大人になっていない。猿より毛が3本多いだけ。孫悟空と同じ、いろんな能力を身に着けているが魂は子供。孫悟空が觔斗雲で飛び回るごとく、ジェット機で飛び回り、ウイルスを世界中にばらまいている。
冠とは冠婚葬祭の冠、つまり、冠を被って成人になれということ。
コロナウイルスは大自然からの戒め、ここはこの戒めを謙虚に受け止め、大人しくしていなければならない時だ。
地球上で人類ほど凶悪な生き物はいない。どれでけの生き物を殺し、多くの種を絶滅させてきた。
他の動物に限らず、人間同士幾千万殺し合い、今も殺しの能率化に血眼である。
ここは人類は人間として進化しなければならないだろう。
進化のあり方として冠進化というのがある。
人類はもう一段の進化が強く求められている、この危機がそれを進めてくれるきっかけとすべきである。
冠進化については以前一度紹介した次の動画を参照されたい。
https://www.youtube.com/watch?v=GPdLEKzHd1g
「生命力は宇宙力 宇宙力が生命力」(一法言)
持病持ちの高齢者の私、コロナに罹ればヤバいことになるかも知れない。警戒は怠らないようにしているが、家でじっとしていては運動不足になるのです。
自転車で1時間は出かけてくる。桜の咲いているところをいつも通っている。
桜を見ると、これが見納めかも知れないなんてよく思う。そこで一句。
「コロナの禍見納めなるか櫻花」
(パナソニック本社のさくら広場:今年は閉鎖))
(淀川鳥飼大橋付近土手の八重桜)
昨日、常備薬が切れたのでかかりつけの医院へ処方箋を貰いに行ってきた。
主治医は院長だが、薬だけのなので非常勤医師の時の方が空いているので、それを狙ってのことである。
入口に消毒薬が置いてあって、ペダルを踏めば液が出るものである。初めての体験でちょっと戸惑った。
受付の待合には女性が一人ベンチに腰かけていた。新聞を読もうと手にして同じベンチに腰掛けたら、女性は慌てて隣のベンチへ移動した。2m位の間隔を取った。
しばらくして、女性は診察に呼ばれ、待合は私が一人。
テレビは大相撲をやっていた。観客はおらず、稽古を見ているような感じ。
そこで一句。
「春場所の行事の声や閑古鳥」
今年は新型コロナウイルスであらゆる行事が腰折られてしまっているが、暖かくなれば終息していくのだろうか。
近辺でも患者が出てきているので気になるところである。
「雛あられ石鹸匂う手でつまみ」
今冬、一番の寒さが到来して、ところによるが雪が降ったようだ。
大阪も一時雪が降って、散歩に出かけようとして帰ってきた。
寒いし風はきつい雪が降る、と来ては寒さに弱い吾輩としては逃げ帰るしかない。
「雪晴れて白き帽子の六地蔵」
私が子供の時分は大阪でも一冬に1回、2回10cmを超える雪が積もったものである。