日本の寺院から葬式、観光、祈祷をとっ払ったら何が残るのだろう。葬式、観光、祈祷なんて佛教でも何でもない。佛教寺院とはとてもいえない寺院が多すぎるようである。
そんな中で修行一本の兵庫県湯村温泉近くに安泰寺という寺がある。以前は京都にあって内山老師が住職をされていた時に私が参禅会に通っていた寺である。一応曹洞宗に属しているが、宗門とは一線を画している。檀家はなく、農作物の自給自足と托鉢、修行者からの布施等が収入、何年修行しても坊主履歴がつかない。
今は内山老師から2代を経て、ドイツ人のネルケ無方さんが住職をしているユニークな寺である。
先日からライブラリを整理していたら、3,4年前の「銭金」というテレビ番組で貧乏生活を紹介するのがあって、その中にあれ!見た風景、安泰寺だと気がついて録画したのが出てきたので紹介します。
安泰寺ホームページ http://antaiji.dogen-zen.de/jap/index.shtml
沢木興道老師、内山興正老師の言葉が載っている。