十方世界共生山一法寺

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真実と事実(15)鄧小平の言葉

2024年02月07日 | 一法言

 近頃、中国関係のユーチューブを見ていると、政治経済情勢に関し鄧小平の言葉が引用して使われることがちょくちょくある。

 それは「事実に基づき真実を求める」というものである。私が強調している真実と事実の意味と違うが、真実と事実とが使われているので関心を引いた。

 鄧小平がどういう意味で使っているか、意味不明だが私なりに解釈してみた。

 事実だがこれは現状のこと、それは中国伝統の共産主義に資本主義を取り入れたもの、資本家の存在を認めたこと、これは共産主義に反するものだけれどこれにより経済発展させようというものである。国民が資本家になることを認めるに留まらず外資を導入することまでやった。

 深圳等の経済特区を設けて開国開放という政策が実行されているというのが事実。

 真実を求めるというのであるから、理想とする状態を言うのであろう。
 共産主義者なんだから、共産主義社会の実現と考えていたのであろうか。それとも資本主義を入れ込んだのだから共産主義社会は無理だから、経済大国を目指すことにしたのだろうか。

 平たく言えば、鄧小平の真実とは金なんだ。資本主義も共産主義も結局は金、金が本尊という話ということになる。

 私のいう真実と事実とは次元が違うようだ。

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