十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

真実と事実(17)縁起

2024年03月11日 | 一法言

今日は 縁起について考えてみたい。

 「縁起を見るものは法を見る、法を見るものは縁起を見る」
 「法を見るものは、我(仏)を見る」

 だから、縁起を極めれば仏教が分かる。

 縁起は仏教の根本概念で四諦、十二支縁起、四法印、五蘊説、大乗仏教の空といった概念もこの縁起から派生する。

 縁起は、すべての存在が相互の因縁によって生起することだが、縁起というと 、切ったり結んだり、 良かったり悪かったり、あったりなかったするような因縁話がよくある。
 これは複数の事物を時間的あるいは空間的に関連付けてみた上の話でこれは頭の中の事実の世界の話である。十二支縁起(時間的関連)、五蘊説(空間的関連)なんかもそれにあたる。

 真実の世界にあっては、一切が繋がり相互作用しその縁は切りようがないのである。私は宇宙全体と繋がり切り離しできない。宇宙全体が縁起し私はその一欠片だからである。

 電磁力と重力の影響範囲は無限大であり、あらゆるものは相互作用、相補性原理で存在し運動しているのである。

 「縁は切れない」、そんな縁起を理解する必要がある。

 あなたと私は繋がっている。私がいればこそあなたもいる。あなたがいればこそ私もいる。
 プーチンにも習近平にも金正恩とも繋がっているのである。私がいて彼らもいる。彼らもいて私もいる。 

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