呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気父さんの読書感想文・その29 「重力ピエロ」

2006-09-18 | 本の話
♪「重力ピエロ」伊坂孝太郎著 新潮文庫

実は、この本は読み終わっていない。
まだ半分・・・かな。
う~ん、どうも進まないんだよね。
はっきり言って、ここまでのところでは、全然面白くない!

伊坂孝太郎って、村上春樹っぽいところがあって
なにが言いたいのか良く分からんところはあるんだけど
それにしても、ワクワクしながらページをめくるってことが全くないんだな。
まあ最近は電車の中で合唱の楽譜を広げることが多かったり
メガネが合わなくて本を読むのが面倒だったりしていた。
それにしても、たかが1冊の文庫本を読むのに何週間かかっているんだろう。

で、ついに我慢できなくなって、東野圭吾の「時生」を買ってしまった。
あ~ぁ、ついに「重力ピエロ」は、『本箱の肥やし』かぁ・・・。

でも、いろいろ書評を読むと「最高に面白い!最後はウルッと来た!」という感想が多い。
う~~ん、東野さんが終わったら、一応我慢して最後まで読んでみるべか・・・。
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隠し剣 鬼の爪

2006-09-18 | 映画(DVD)の話
♪日本映画も捨てたもんじゃない!

この世界、いいよねぇ~。
藤沢周平の小説って、司馬遼太郎や池波正太郎と比べると
淡々としていて、あまり盛り上がりもないけど
それでいて、読む我々の心に沁み入る。
地方の小藩の名もなき下級侍が主人公だからかな。

この藤沢ワールドに、山田洋二の味付けが加わると
これまたさらにじんわりと沁みるんだなぁ。
映像に派手さも、気負いもないんだけど
とても丁寧に作っている感じが、素人の父さんにも分かるよ。
「寅さん」にも通じるよね。

前作の「たそがれ清兵衛」もそうだったけれど、風景がいいよね。
「隠し剣」の冒頭の雪のシーンなんて、もうそれだけで引き込まれてしまう。
牡丹雪の中の永瀬正敏は存在感があるし
松たか子がまた美しい。
松たか子は、この前の「THE 有頂天ホテル」での
ちょっとおてんばの役も上手いが
この清楚な田舎娘の役も、またいい。
彼女はますます良くなってきたねぇ。

こういう地味だけど、見ごたえのある秀作をどんどん作って欲しいね!


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本日は次男とお鮨

2006-09-18 | 食べ物・お酒の話
♪ほとんど会話のない夕食

3週続けて、女房のいない日曜の夕食。
今日は長男も飲み会(呑み会というにはまだ青い)で、飯は要らないらしい。
お袋さんの術後はまあまあで
今日は車椅子に乗って憎まれ口をたたいていたからもう大丈夫だろう。
妹も明日栃木に帰るので、女房も実家に泊まるって。

お袋さんのことがあって仙台行きをキャンセルしたが
Hたちは、今日は塩釜まで鮨を喰いにいったらしい。
塩釜は松島の手前の港町で、最近は鮨が有名になっている。
YとMが鮨の写メールを送ってきた。羨ましい・・・・・・・。

無性に鮨が喰いたくなって
今日の我が家の夕食は「銀のさら」。
まあまあでした。
枝豆を茹でて、あとは豚耳と漬物で一杯。

次男とほとんど無言のまま、TBSの「僕達の戦争」を見ながらの夕飯。
森山未来は上手だねぇ。内山理名ちゃんも、上野樹里ちゃんも可愛いねぇ。
TVを見ての笑いのタイミングは、次男とほとんど一緒だった・・・。
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THE 有頂天ホテル

2006-09-18 | 映画(DVD)の話
♪舞台を見ているようで、楽しい!!

三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」のDVDを見た。
いやぁ~面白かったねぇ。
豪華なキャストそれぞれが、みんないい味出している。
誰が主役ということはないんだけど
一応中心にいるのは、役所広司演じるホテルの副支配人。
でも出演者全員が主役だ、これがいいね!

相変わらずの三谷コメディーが、これでもかと展開する。
登場人物それぞれがいろいろ複雑な人生を抱えているが
開き直って対峙すると、最後はみんなそれなりにハッピーになる。
『人生、本音で生きよう!そうすれば必ず道は開ける!』というメッセージが溢れている。

みんないいねぇ。役所さんも松さんも、西田さんも伊東さんも佐藤さんも・・・。
でも父さんが良かったのは、コールガール役の篠原涼子と
副支配人(役所)の元妻の原田美枝子、ドサ回りの歌手のYOU、だな。
特に篠原は、なんか見直したな。いい役やっている。

映画の相当部分に、舞台の演出を取り入れていて、見ていて面白かった。
映画の場面をそのまま舞台に持ってきて
役者さんがそのまま演じれば舞台芝居になってしまう・・・。
そんな場面がたくさんあった。
さすが舞台脚本家の三谷さん!

最近少し悩んでいて落ち込み気味のあなた、必見ですゾ!
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