先日、共食いをしてひとり勝ち状態となった子なまずは、
同居のヌマエビを呑みこみながら、急激な成長をつづける。
エビを食べたからか、これまでの黒灰色から、山吹色の体色へ
変化していて、ますます魔性を備えてきた。透明感とツヤも
良好で、ピンクゴールドとさえ表現できよう。
エビも生きていると透明な薄灰色だが、天に昇れば、のこった体は
赤く変性する。人間も、あんまりエビばかり食らっていては、
(血圧上がって)赤ら顔になるのでチューい??
近所の川原で冬にどんど焼き(日野ではサイノカミという)をしてます。
正月飾りを、素材を問わず何でも焼いているので、煙が心配ではありますが、
その真っ黒こげの焼け跡からは、生えてくる草が変わります。
焼き畑農業といっしょで、跡には炭素やカリウムがのこる。
炭素は化学的には手(外殻の電子)が4つあり、空き部屋も4つあることから、
様々な物と結合しやすく、多様な有機化合物の土台となります。
(ケイ素も似た構造で、無機化合物の土台)
草などが燃えることにより、炭素の化合が解けてリセット状態となる。
そこに空氣中の窒素が呼びこまれる。焼き畑は窒素固定の舞台となり、
空氣から肥料を得ることができる。川原の焼け跡から生える草も、まわりより
緑色が濃い(窒素分がおおい)のが一目瞭然であり、土壌の成分の
違いから、草の種類さえもかわる。
また、焼き畑は炭素、カリウム、珪素ほかのミネラルによる起電流が
電子を呼びこむため、土壌が腐敗しにくく、酸性雨も灰が中和する。
このように、炭や灰にはめくるめく機能がありますが、燃やす材料によっては
よくないものを発生させたり濃縮させる危険があるので、ただ過去への
回帰ではなく、現状にふさわしい選択や工夫が不可欠でしょう。
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