ふろしき王子のブログ◎
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ブラックバスやアカミミガメ、アメリカザリガニなどなど、
居着いている外来種はいろいろといる。

それらによって在来種が脅かされているからと、
捕殺という対応もされているだろうが、

いちど根づいてしまった特定の種を選択して根絶することは、
ちょっとやそっとじゃ不可能に思う。
閉鎖された池ならまた別だが。

在来種の減少の原因は外来種による侵略ばかりでなく、
水質の汚染や居場所の消失もあるだろう。
逃げ場かくれ場となる多様な環境を積極的にこさえて、
共生のみちもはかるべきと思う。

大きな鯉だけが悠々と泳いでいる三面護岸の水路では、
他の小動物はすぐに食われたり、増水でながれたり、
産卵場所がなくて存続できない。

鯉が入ってこれない浅瀬をつくり、そこに水生植物を生やす。
直流を受けないかくれ場を設ける。
そういう改善でも、在来種がふえる可能性はある。

どんなにやっつけたって、一定数のこればまた繁殖するものだから、
弱い立場にある者の居場所をきちんと確保する方に
労力を注ぐことも効果的でしょう。

外来種を根絶はしたが、いくら待っても在来種はふえず、
川には誰もいない、という状況もむなしい。

そもそも、現在在来種とみなされている生きものでも、ずいぶん
昔に大陸から渡ってきたものたちも多い。
クサガメもそうだ。
鯉だって、公園の池にいるようなでっぷりと灰色いマゴイは
中国産ではないかという声がある。
川にいる野鯉と風貌がことなるという。

鯉の放流もふくめて、あんまり放流じたいに賛成しない。

環境がととのえば、生きものって、いつの間にか
まるで湧いたように現れるもの。

あえてよそから投入せず、場をつくること、器を磨くことに注力し、
誰が来てくれるか待ってるほうが、わくわくする。

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きょうは打ち合わせで、柏の葉キャンパス(つくばEX線)にある
カルチャースクールさ向かっている。

途中、武蔵野線で吉川美南を通る。
地名からヨシ繁る水郷を想えるが、じっさい吉川市のシンボルは
なまずだったと思う。

いま我が家でも飼っているので、げんきに育つよう
吉川みなみさんから鯰エネルギーをいただいていこう。

イネやヨシを育てればエビやメダカを呼び、
エビたちふえすぎると、それを食べる鯰があらわれるのは、
飼育しているとはいえ、食物連鎖の法則がはたらいているようだ。

ついでに、イネなどに注ぐ水も、ふろの残り湯のさめたのがよい。
アカを泥の微生物が分解し、それを植物の根が吸収する。

すてきな忍者やしきを造るならば、家のまわりに堀をほって、
そこに台所やお風呂の排水が流れるようにする。
その堀で葭(ヨシ)やヤゴが育ち、秋に刈りとってよしずを作れるし
トンボの舞う、験(げん)のよいおうちとなる。

足がぬっぽしと沈むので、防犯にもなるわけだ。
(さらに、ヨシに鈴を吊るしておこう)

風呂場のあたたかな排水が直にそそがぬよう、
表面積の大きいヨシズの滑り台を流れて冷めるようにする。

ネズミの湯治場と化すかもしれないが、
当然忍者やしきには、床下にはアオダイショウ、
裏庭の椎の木にはふくろうがいるから、鼠族ばかりがジャンバリと幅をきかすことはない。

ともあれかくもあれ、家庭排水の行く末は地元の川だ。

水再生センターを通るとしても、元がよいほうが断然よいし、
荒天時は雨水といっしょに直接川へ流れる(合流式)。

メダカのおよぐ水槽に垂らしても、げんきなままでいるような
環境にやさしい洗剤、入浴剤、石けん、シャンプー、はみがき粉をえらぶことは
(他、毛染めやパーマ液など流すもの全般)、
それは思いさえも乗せてめぐり、佳き水、佳き風となって、かならず自分に還ってくる。

そういう、水にとけて流るるソフト面と、
かくれ場や産卵場となる石や草などのハード面の双方がととのえば、
水のみちがよみがえり、いのちは本来の響きを奏でよう。

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きょうから梅雨いり。
あかるくないと、風呂敷の撮影はしづらいが、そろそろ
絵をかきはじめよう。

画題はたくさんある。
先日むすこ小学校で、近くの高幡不動へ
アジサイを見にいったそうだが、あまり
おもしろくはなかったらしい。

こどもは、狩猟本能ゆさぶる生きものや果実木の実、または
(道具とみても)かっこよい強そうなシルエットに惹かれるかと。
だけど女の子なら、あじさいの綺麗な配色にこころ浸る
ことはあるかもしれない。

女性はいろに、男性はかたちに関心をしめしやすいと聞くから。
例外もあるが。

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