ふろしき王子のブログ◎
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風呂敷は
便利
エコ
和の伝統文化
結ぶかたち
包むこころ
かさばらない
などなど
言えることは色々とあるけれど、

僕は風呂敷に何を見ているのか、
お風呂に浸たりながら思い慮ってみたら、

風呂敷そのものの有用性を讃えている限りではないことに氣づく。

風呂敷とかけて、何と解くか。

ああ、これを先日のラジオ収録で話したらよかったね。

横山さんにとって「ふろしき」とは何ですか?という質問でもよい。

風呂敷とかけて、

「ゆたかな環境」

と解きまする。
その心は

「何でも揃う」


そうです。豊かな環境であれば、
清浄たる空氣や水、野山や海川よりの恵みが全て
循環し、その地域の物だけで自給し作り出せる。

風呂敷も等しく、ただの四角の布でありながら、そこから
カバンでも帽子でも羽織でもリュックでも
水着も手袋も、まほうのように何だって15秒で産(むす)び出せる。

自給自足できる豊かな環境、そのよさと似たものが
風呂敷にはある。

これからは、そこをもっと伝えたい!

先日聴いたことば
「家業が企業に変わって、世の中はおかしくなった」


家で仕事をし、そういう家同士の集まりで地域が循環していれば、

毎朝電車でぎゅうぎゅうと潰され心身を消耗しながら
スマホのゲームで時間を浪費せずとも、

もっと人らしいつながりと
イキモノとしての五感のはずむ、
いきた時間を歩み刻むことができる。

家族や地域で、物を形を産み出したすけ合う。

場所が近い者同士の共同体だから、
SNSのように、同じ趣向や思想だけで蛸壺化することはできない。

変わり者や与太郎、妖しいおねいさんもみな居てこその調和なり。

みんなが平均を装うのではなく、
両極端な人たちが同時にいてこそ、ニュートラルが生じる。

子どものうちから、自分は将来、今のこの町で生きていく◎
そが為にゃ、どんな風にしていこうかにゃん☆
って
考え、イメージし、ビジョンを持ち、技を磨き、
仲間を作っていく、
そういう道が最も無駄なく生産的で、みんなをしあわせにするのだ、
という価値観が現代は皆無だろうから、
私は風呂敷や絵を通して、そういうことも伝えていきたいと思う。

仕事も
趣味も
結婚も
育児も
介護も
どれもかもが破綻せず成り立つ世の中。

18でシングルで子を産んでも、
みなで育てながら、
勉強や研究もできて、
あるいは家や近隣で仕事もばりばりできて、

または育児に専念してもそれが地域に愛のエネルギーを
降り注ぎ、みなの助けもあって豊かに暮らせるような、

これを採ったらあれが立たないという分裂のない社会、
そのためにはやはり、今住んでいる所で
生産的なエネルギーを生み出し、周りとの相乗効果で増幅させていくとよい。

布を色んな形に切り抜いて、分散させているのが現代とするなら、

四角いままで多機能にものす風呂敷を北辰(北極星)として、
愛すべき未来を創造していく責任が、大人として、
自分に課せられていると感じるが、それは全く難しいことじゃない。
なぜならば、そのほうが自然だからだ。

世の常識や観念と外れて不安を覚えるかもしれないが、
今のシステムの方がおかしいので、
自然の法則にのった者には当然、天よりの応援が降り注ぐ◎◎◎

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