ふろしき王子のブログ◎
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妻が外出していたり疲れているときに
代わりに私が作る料理は簡単なものばかりだが、
昨日はお昼に高菜の漬物入りの炒飯、
夜はラーメンにしました。

高菜の漬物など子どもたちは嫌がるかもと思いきや、
喜んで食べてくれた。熊本のみかん農家(岡島農園)さんより
いただいた自家製のもので、やはり本物の美味しさは感じるようです。

ラーメンは、ごま油と長ねぎとしょうがと、ミネラルたっぷりの塩(ニガリは無い)
と醤油とナンプラーという、だしもとらないシンプルなスープですが、
ミネラルの大量補給ができ、翌日はみな体調万全となる。

麺はパスタを1時間水に浸してから、重曹入れた熱湯で
4分ほど茹でたもの。
昨日は生わかめと、息子の希望でなると、さらには
ウズラのゆで卵入り。
子どもたち3人で、ひたむきに殻を剥いてくれたもの。

僕の料理は15分。
風呂敷を結んで何か作るのは15秒。

お知らせが後になりましたが、昨晩、ラジオのJ-WAVEの
「URライフスタイルカレッジ」(ナビゲーターは吉岡里帆さん)に
出演しました。
お聴きくださった方、どうもありがとうございます。

吉岡さんがコメントで「私も風呂敷のような役者になりたい。」と述べられていて、
風呂敷の臨機応変、多機能、何でも包みこむ優しさなど
伝わったようで嬉しかった。

そうそう、

昨日、はじめての遭遇あった。

玄関前に、ひきがえる。お尻からにゅるにゅると
長くて黒いもの。
何かで潰されて、腸がはみ出て死んでしまったのかと
思ったが、なんとそれは卵だった。

アスファルトの上、産んだ卵が半乾きで地面に貼りつき、
まだお尻とつながっているため、蛙も身動きとれずにいる。

水で濡らしながら卵をはがし、
卵つきの蛙を池に入れるが、すぐに外へ出ようとするので
卵も付いていってしまう。

そこでやむなく、卵をお尻より引き出すことにした。

とぅるるるると、どんどん出てきて、ようやく産み終えた。

大量の卵塊を放出した蛙はお腹空っぽでガリガリ。

池には卵が沈んであるが、お玉じゃくしは孵らないかな。

同じ池に雄も入って交接することで、水中に放たれた精子と
卵が受精するのだが、雨上がりの地面で産んだため、
後から池に入れた卵は受精できない可能性が高い。

家を建てる人は、蛙産卵用の池を設えてほしい。
普段はメダカを飼う。
トンボや蛙の産卵場となり、ヤゴやおたまじゃくしが
ボウフラやアカムシを食べてくれる。

ひきがえるが庭に棲みつけば、毎晩たくさんの虫を食べて
家を守ってくれる。

池は、可能ならばコンクリートやビニルシートで固めず、
粘土質の土をほどよく踏みかためて水はけを悪くし、
水がすぐにしみてなくならないようにしておく。

生きものにとって、子孫をつなぐ揺りかごとなる場はとても大切。

母親が安心、リラックスできる居場所を作るのが
男性の役割ともいえ、にわとりも雄が巣をつくる。

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まずは無事に名古屋まで到着。
先日買った『山本周五郎戦中日記』ほぼ読み終え、
旅の伴たる本が無いが、きもちよく眠った。

傘を忘れたが問題はなさそう。

(常滑での講座を終えて)

常滑周辺の農業としては、玉ねぎそしてフキが盛ん。
主催のJAあいち知多さまに、それらのモチーフと
愛知なので鶏とひよこも添えて、控え室で手描きした風呂敷を
プレゼントしました。
(写真は帰宅後に)

知多半島は、伊勢湾と三河湾の間にあり、観光もよさそうなので
今度またゆっくりと訪れてみたい。

これから名古屋→米原と継いで、福井へ向かいます。

それにしても、学生時代も休み期間は同じように全国
ひとり電車旅を続けていたのが、こうやって役立つというか、
やったことが生かされてくるものなんだな。

米原駅で本を買った。
夕食は、福井に着いてから、なんと宿の方がお店まで
送ってくださるという。

どんな食事のお店であるか皆目知れないが、
先の見えぬことこそ旅の醍醐味だ。

予定調和でなくとも、結果的に内容がよければよいし、
もっといえば、自分のきぶんがよければ内容すら
あんまり関係なくなる。

車窓はもう真っ暗で、雨粒が当たる。

家族や元氣たらむ。

息子の手つくりしプリンを昨夜、大小あわせて
4つも食べてしまい、今日の分が減って彼はプンプンしていた
ようだから、何か福井土産を持ち帰るか、
または彼の好きなミルクペースト
(豆乳と片栗粉と大麦粉と塩とみりんと
水を溶いた鍋を火にかけ、ぺろんぺろんに固まるまで
へらで混ぜつづける)
を作ってあげようかな。

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今朝から愛知県の常滑へ向かっている。

新横浜から新幹線で名古屋。そして乗り換え。
一昨日の夜、風呂敷や娘の雨よけ用リュックカバーを
午前4時半まで縫っていて、昨夜は眠かったため
この旅の準備は、今日起きてからパタパタ整えた。

お水は4リットル。

昨日、小2になった息子がプリンを作ったという。
侮るなかれ、全身全霊がこめられていて、スもなく、大変美味なるものだった。
僅かに茶色混じりで、風味が深いのは、甘みにメープルシロップを使ったから。

それをいただいて一晩寝かした、元氣なからだで出発しました。

先日、近所の農協から黒土を買った。
帰ったら畑を作るが、黒土だけだと隙間が少ないので、
砂利と、自作の腐葉土を混ぜて使おう。

それと、稲もみを浸す。
氷水に浸けて3~4日冷蔵庫で冷やし、それから外で発芽させよう。
寒さに耐えて強くなるのと、目が覚めて春のよろこびにはじける。

今日の風呂敷は防災がテーマ。
安全に背負う、防寒具、応急処置へのふろしきの生かし方を
楽しく分かりやすく伝えたい。

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ふろしき用に、生地を100メートルほど買って、背負って帰ってきました。

このインパクトによって、ちょっとした体の疲れなど吹っ飛んでしまった。

ジョークではなく、ずっしり風呂敷を背負って

全身が圧を受け、血行、リンパの流れがびゅうびゅうと捗るのだと。

多くの不調は循環のわるさから来るものだから、たまに

どでかい荷物を風呂敷で背負うのはおすすめかも。

全身に密着して、一か所に食い込まない風呂敷だから

しのげて、叶う話なのです。

時間を見ては、ミシンをひざで踏んで、縫いためておきます。

5/6(土)に柏の葉キャンパスのT-KIDSのイベントで
参加者にプレゼントするものです。

この包みは、大風呂敷だけでは足りないために、
小風呂敷をつなげてあります。

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今日の私は口がネギくさい。
それは長ねぎとは関係ない。
土手のノビルをかじったから。

仙台から帰って子たちが疲れたか風邪をひき、
後から妻は看病疲れが出たため、
今日は高幡不動駅北口真ん前の「麦や」に頼んでおいた
カレーとお惣菜を受け取って帰る。

昼間に訪れた、柏の葉キャンパスの蔦屋書店で、
山本周五郎戦中日記を買う。

それを読みながら電車を乗り継ぎ、もうちょっとで
浅川の風に吹かれよう。

僕も連日遠出していて疲れがあるだろうから、
えんえんインターネット見てないで(そこにも癒しや出会いがあるけれど)
早く寝るべし。
そんなとき、傍らに一冊の本があると、てきめんである。

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今日は、千葉県の柏まで、子ども向けふろしき教室の
打ち合わせに向かっています。
似顔絵教室の方で月に2回は千葉方面へ行っているので、
やはり浅草育ちの僕は、東のご縁がある。
昔から、山を描くと出っぱりが2つで、これは無意識にも
筑波山でなかろうか。

もちろん日野から千葉は近くは無いが、学生時代より
18切符で、長時間かけて全国を旅していたので、
慣れてはいる。
ラッシュはつらいけど。

晴れて今日、家を出て、土手に上がる坂道を
自転車ですすんでいると、頭に何かぶつかって
飛び去った。刹那ごとで、何かは見えなかったが
鳥類に相違ない。結構な重量感があったが
見渡してもカラスはおらず、周りに土鳩と、空にトンビ。

きっと鳩だろう。
鳩が人ごときをよけれずにぶつかるなんて
そうあることじゃないから、何かのメッセージで、
今日は行かないほうがよいのか…でもそういう悪寒ではない。
思案げに橋の上を早からず走っていて、
ふと 携帯電話が家で充電中のことに氣づいた。

目に見えない、助けや応援ってあるのだな。
それは、偶然を装って、知らせてくれる。

あの鳥が何者であったかは、分からないままだ。

キジだったらもっと嬉しいのだけど。

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なんでも、道徳の教科書の
パン屋→和菓子屋に変更、という内容をニュースで見ましたが、

日本のパンと和菓子って、あまり違いが無いというか、

欧米のパンと和菓子の中間に日本のパンがあるような氣もする。

たとえば、まんじゅうは和菓子屋にあるが、皮は発酵させた小麦の生地は、
パンとあまり変わらない。それを蒸したのがまんじゅうで、焼いたのがアンパンともいえる。

ところで、洋菓子と和菓子の違いは何と問わば、
洋菓子の方が油を多用し、和菓子は米と豆を多用しているのと、
和菓子はそこに季節的な美しい外観にも心を注いでいるようにも感じる。

僕は具体的な表現が好きだから、教科書でただ「パン屋」と表すのもつまらない。
それは和菓子も同じことで、和菓子だって星の数ほど種類があるといってもよい。
抽象的な表現を好むと、言葉に飲まれてしまう。


さて、道徳の教科書なら、色々と考えさせるほうがよいので、
たとえばこんな内容とか。

「日曜日、いさお君はさんぽに出かけました。
 途中で友達のあきこさんと出会い、一緒に歩きはじめました。
 川の橋をわたった所に和菓子屋さんがあるのを見つけました。
 氣になるお菓子があったので、味見に買ってみることにしました。
 うきうきしながら「このお菓子をいっこください」というと、
 お店の人は、つまらなそうに「いっこか…」とつぶやきました。
 このお店にはもう行かないと、いさお君は誓いました」

「しかし、食べてみると、お菓子はとても美味しかったので、奥で作っている人は
 よい人なのかもと思いました。」

「その後、美味しそうなパン屋さんがあったので入ると、お店の人も感じよくて、
 ついたくさん買ってしまいました。わくわくしながら、風のそよ吹く土手に座り
 2人でパンをほおばると、それがちっとも美味しくありません。いさお君は空を見上げ、
 何だかたまらないきもちになりました」

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下町育ちのため、郊外に越してきても、鉢植えを玄関脇にずらりと並べる
もはや癖のようなものがありますが、植物にとって、やはり閉ざされた鉢という
空間は、窮屈なものでしょう。

ですから、もしも植える地面、庭があれば地植えしたほうが、根をのびのび
好きなだけ伸ばせて、植物は元氣になる。

植木鉢も大きめがよい。生長に合わせて植え替える。
難しければ、今の鉢に合った丈に剪定する必要がある。
それをきちんと続けていくのが盆栽ともいえる。

今日、あるお宅の庭におじゃましたとき、
ここで畑をしたいという家主と色々とお話しした。

種は、色んなところにいっぱい蒔くとよい。
そして、条件が合ってよく育っているものを残して
他は間引きながら食べられる。
混生させてよい。
買った種は、家庭菜園レベルだと余りやすいが、他にあげる人がいない限り
翌年以降へ保存していてもあまりよくないので、使い切る。

よい野菜を作ろうとしない。
すてきな環境をつくれば、そこからできる野菜はよいものとなる。

すてきな環境とは、食物連鎖が循環し、あるべき生態系が
成り立っている所。

枯草や弱った葉を虫が食べ、虫を小鳥が食べ、その糞を
土壌の微生物が分解し、それを根からも栄養として吸う。

このバランスを崩すものとして、肥料のやり過ぎがある。
肥料を吸い過ぎた植物は弱るため、土に還すために虫に食われる。
しかし一般的に、虫が居るから葉が食われると認識されるため、
そこには殺虫剤が撒かれる。虫を払っても病氣になるから、
消毒もする。
こうして、生命力の無い野菜が作られると同時に、
他の虫や草の存在を許さない、砂漠のような畑となる。

ただ、肥料分が全くなくても野菜は育たないし、病気にもなるから、
その判断は例えば葉の色が、端から黄色くなってきたら窒素不足と判断。

お風呂の残り湯の冷めたものや、野菜くずでも肥料になる。

野菜くずは浅く埋めておく。すると、それを微生物が分解する。
あまり深く埋めると土中の酸欠を起こす。

自然界ならば、落ち葉など上から積もっていくものなので、
表面は乾いたり、他の動物の餌となるが、その下の湿っている
部分はダニや真菌(カビやきのこや酵母)、さらに下(といっても地下10cmの世界の話)
には細菌が働く。
野菜くずを埋めるのも、動物に食べられないためと、乾かさずに発酵させるためなので
浅くても大丈夫。

野菜の葉の緑色が濃すぎたり、異常な虫食いに遭ったら、肥料のやり過ぎと捉えればよい。

他に肥料は、マメ科の種を蒔くと(黒豆を除く)、大氣中の窒素を固定するため、
マメの葉には窒素分が多く含まれる。
花が咲いて豆の実をつけると、それらの窒素分はアミノ酸そしてたんぱく質へと
高分子化合されるし、その実は鳥獣や虫に消費されるので、
花が咲いたくらいの時期に刈り取って(根は抜かない)やはり浅く埋めておけば
よい肥料となる。

ミネラルの多い海藻(アオサ)なども、土壌発酵を促すよい肥料になり、
かつての東京湾では、カワナという名前で、肥料あるいはもちろん食品として
自然に発生し流れてくるものを採集していた。

このように、土中の微生物が有機物を分解する(発酵)上で、土が乾かないというのは
大切な条件ですが、落ち葉や枯草を敷くという方法もあります。
雑草も土の乾燥や高温になることを防いでいますが、蒸散によって水分を吸い上げ
放出している面もあるので、きちんと水やりをしていたり、元から湿り氣のある土壌であれば
雑草で地表を守るのはありです。

しかし雑草は土の中の栄養を横取りするという心配もあるでしょう。
それによって窒素過多が抑制され、周りに草が生えていると虫にやられない、という
体験もあるのですが、それは、雑草が同時に天敵の棲み家になっているという面もある。

草と草の関係で、ストレスなのは根っこ同士がぶつかり合うこと。
布団の中で、大勢の脚がぶつかりあっていたら安眠できなそうなのと一緒。

その原因は、地下30cmくらいに、硬盤層という硬くて冷たい層が、日本中の畑にあって、
そこを根が突き破るのは、よほど強い植物でないと難しいため、横に広がるしかない。
すると、隣の植物の根と当たってストレスになり、養分の奪い合いになる。

硬盤層ができる原因の1つは、PH調整や肥料に含まれる石灰という石の粉。
土に石灰を混ぜれば、隙間がなくなり、水分が吸われ、カチカチになる。

これによる弊害は、根を下へ伸ばせない、地熱が伝わらず微生物の働きが衰える、
水が溜まって根腐れを起こす、ということになる。

そのため、畑は機械を使って一所懸命耕す必要性も高まるのですが、

もっと、自然の仕組みを利用しながら、手間を最小限に抑えて、
みんながよくなるやり方もあるはず。

石灰の代わりに草木灰を使ったり、卵の殻の粉や貝殻の粉ならば、より分解されやすく、
酸性雨の中和にもつながる。

あれこれ長々と、思うままに書いてしまいましたが、

とにかく、植物も人と同じ。のびのび育ったほうが元氣になるので、
我が家の鉢植えは、場所があれば地植えしたり、また、大きな鉢に植え替えつつ、
水やりや、適切な施肥をしていきたいと思います。

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