伐 バツ・きる・うつ イ部
解字 「イ(人)+戈カ(オノほこ)」の会意。甲骨文字と金文は、戈(オノほこ)の先を人の首をつらぬく形で人を斬るかたち。現代字は人と戈が並んだ伐になった。きる・うつ意を表す。
意味 (1)きる(伐る)。木を切り倒す。「伐採バッサイ」「伐木バツボク」 (2)うつ(伐つ)。殺す。「征伐セイバツ」「討伐トウバツ」「殺伐サツバツ」(平気で人を殺しかねないすさんだ雰囲気)
イメージ
「きる」(伐・筏)
敵を討って「手柄をたてる」(閥)
音の変化 バツ:伐・筏・閥
き る
筏 バツ・いかだ 竹部
解字 「竹(たけ)+伐(きる)」の会意形声。竹を伐って作ったいかだ。
筏流し(「京都先端科学大学・十二連筏(いかだ)復活プロジェクト」より)
意味 いかだ(筏)。竹や木をならべ蔓(つる)などで結びつけ水上に浮かべるもの。木材の運送や船の代用として用いる。「筏師いかだし」「筏流(いかだなが)し」
手柄をたてる
閥 バツ 門部
解字 「門(家の門)+伐(手柄をたてる)」の会意形声。戦争で手柄をたてた家や一族。
意味 (1)てがら。いさお。 (2)手柄を立てた家。家がら。家格。「門閥モンバツ」(家がら) (3)[国]ばつ。出身など同じくする者がまとまって排他的な立場をとること。「学閥ガガクバツ」「軍閥グンバツ」「財閥ザイバツ」「閨閥ケイバツ」(妻の一族の排他的つながり)
関連音符
蔑 ベツ <呪力をもつ人を伐(き)る>
蔑 ベツ・さげすむ 艸部
解字 「苜ベツ+伐バツ」の会意。苜は、目の呪力を強めるために、目の上に呪飾りを加えている形。蔑はその呪力を持つ人を伐(き)って無力にすること。ないがしろ・さげすむ意となる。甲骨文・金文は目の呪飾りと人が一体的になっているが、篆文では人が戈の下になり、現代字の下部は戌に変化している。
意味 さげすむ(蔑む)。ないがしろにする。あなどる。「軽蔑ケイベツ」「蔑視ベッシ」
<紫色は常用漢字>
解字 「イ(人)+戈カ(オノほこ)」の会意。甲骨文字と金文は、戈(オノほこ)の先を人の首をつらぬく形で人を斬るかたち。現代字は人と戈が並んだ伐になった。きる・うつ意を表す。
意味 (1)きる(伐る)。木を切り倒す。「伐採バッサイ」「伐木バツボク」 (2)うつ(伐つ)。殺す。「征伐セイバツ」「討伐トウバツ」「殺伐サツバツ」(平気で人を殺しかねないすさんだ雰囲気)
イメージ
「きる」(伐・筏)
敵を討って「手柄をたてる」(閥)
音の変化 バツ:伐・筏・閥
き る
筏 バツ・いかだ 竹部
解字 「竹(たけ)+伐(きる)」の会意形声。竹を伐って作ったいかだ。
筏流し(「京都先端科学大学・十二連筏(いかだ)復活プロジェクト」より)
意味 いかだ(筏)。竹や木をならべ蔓(つる)などで結びつけ水上に浮かべるもの。木材の運送や船の代用として用いる。「筏師いかだし」「筏流(いかだなが)し」
手柄をたてる
閥 バツ 門部
解字 「門(家の門)+伐(手柄をたてる)」の会意形声。戦争で手柄をたてた家や一族。
意味 (1)てがら。いさお。 (2)手柄を立てた家。家がら。家格。「門閥モンバツ」(家がら) (3)[国]ばつ。出身など同じくする者がまとまって排他的な立場をとること。「学閥ガガクバツ」「軍閥グンバツ」「財閥ザイバツ」「閨閥ケイバツ」(妻の一族の排他的つながり)
関連音符
蔑 ベツ <呪力をもつ人を伐(き)る>
蔑 ベツ・さげすむ 艸部
解字 「苜ベツ+伐バツ」の会意。苜は、目の呪力を強めるために、目の上に呪飾りを加えている形。蔑はその呪力を持つ人を伐(き)って無力にすること。ないがしろ・さげすむ意となる。甲骨文・金文は目の呪飾りと人が一体的になっているが、篆文では人が戈の下になり、現代字の下部は戌に変化している。
意味 さげすむ(蔑む)。ないがしろにする。あなどる。「軽蔑ケイベツ」「蔑視ベッシ」
<紫色は常用漢字>