漢字の音符

漢字の字形には発音を表す部分が含まれています。それが漢字音符です。漢字音符および漢字に関する本を取り上げます。

音符「佩ハイ」<腰にさげる> と 「珮ハイ」

2015年03月19日 | 漢字の音符
 ハイ・おびる・はく・おびだま  イ部

解字 「イ(人)+凡(ハン)+巾(ぬの⇒帯)」の会意。人が巾(帯)を腰に巻くこと。転じて、腰に巻いた帯に飾りなどを着ける意となる。凡ハンは発音を表し、この字では、ハン⇒ハイと変化した。また、腰につけた、おびだまの意で使う。
意味 (1)おびる(佩びる)。はく(佩く)。腰に下げる。身に着ける。「佩玉ハイギョク」(貴人が腰に下げた飾り玉)「佩刀ハイトウ」(刀を腰につける)「佩帯ハイタイ」(佩も帯も、おびる意)(2)心にとめる。「感佩カンパイ」(心に深く感じて忘れない)(3)おびだま(佩)。腰にさげる飾り玉。
 腰におびた佩玉
 
イメージ 「おびる」(佩・珮)
音の変化  ハイ:佩・珮 

おびる
 ハイ・おびだま  王部
解字 「王(玉)+佩の略体(おびる)」の会意形声。佩は、おびる意で、王(玉)をつけて、腰におびる飾り玉を表す。
意味 おびだま(珮)。腰にさげる飾り玉。(=佩)。

    バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする