樊 ハン 木部
解字 金文は、木と木の間にⅩを、篆文はⅩを2つ交差させた形(棥ハン)に両手を加えて、まがき(かきね)を手で組んだ形。現代字は、両手⇒大に変化した樊ハンになった。まがき・かきねを表す。転じて、とりかご・獣のおりの意ともなる。
意味 (1)まがき(樊)。かきね。かこい。竹や柴などを粗く編んで作った垣根。「樊籬ハンリ」(樊も籬も、まがきの意)「竹樊チクハン」(竹がき)(2)とりかご。獣のおり。「樊籠ハンロウ」(①鳥獣をいれるおりやかご。②自由を束縛された境遇)③(かきねで)囲む。
イメージ
「まがき」(樊・攀・礬)
音の変化 ハン:樊・攀 バン:礬
まがき
攀 ハン・よじる 手部
解字 「手(て)+樊(まがき)」の会意形声。まがきに手をかけて、のぼる形。高いところによじのぼること。
意味 よじる(攀じる)。よじのぼる(攀じ登る)。「登攀トウハン・トハン」(山や高所によじのぼる)「攀縁ハンエン」(①よじのぼること。縁をたよって身を立てる。②俗縁にかかずらう)「攀援ハンエン」(援助によって身を立てる)
礬 バン・ハン 石部
解字 「石(鉱物)+樊(まがき)」の会意形声。まがきがフィルターのような働きをし、汚れた水の不純物を吸着し取り去る働きをする鉱物(石)をいう。水溶性の硫酸塩鉱物で、水質の悪い水に溶かすと不純物を沈澱させるので、きれいな水を得られる効果がある。また、色を安定化させるため染色剤に用いられるなど幅広い用途がある。
意味 硫酸を含んだ鉱物の一種。「明礬ミョウバン」(白色・正八面体の結晶。硫酸アルミニウムの化合物で、水溶液は弱い酸性。染色・防水・工業用に用途が広い。「礬水どうさ」(にかわに明礬を溶かした液体。墨が和紙に滲むのを防ぐ)「白礬ハクバン」(天然の明礬。色が白い)「礬石バンセキ」(明礬石の略。明礬のこと)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 金文は、木と木の間にⅩを、篆文はⅩを2つ交差させた形(棥ハン)に両手を加えて、まがき(かきね)を手で組んだ形。現代字は、両手⇒大に変化した樊ハンになった。まがき・かきねを表す。転じて、とりかご・獣のおりの意ともなる。
意味 (1)まがき(樊)。かきね。かこい。竹や柴などを粗く編んで作った垣根。「樊籬ハンリ」(樊も籬も、まがきの意)「竹樊チクハン」(竹がき)(2)とりかご。獣のおり。「樊籠ハンロウ」(①鳥獣をいれるおりやかご。②自由を束縛された境遇)③(かきねで)囲む。
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「まがき」(樊・攀・礬)
音の変化 ハン:樊・攀 バン:礬
まがき
攀 ハン・よじる 手部
解字 「手(て)+樊(まがき)」の会意形声。まがきに手をかけて、のぼる形。高いところによじのぼること。
意味 よじる(攀じる)。よじのぼる(攀じ登る)。「登攀トウハン・トハン」(山や高所によじのぼる)「攀縁ハンエン」(①よじのぼること。縁をたよって身を立てる。②俗縁にかかずらう)「攀援ハンエン」(援助によって身を立てる)
礬 バン・ハン 石部
解字 「石(鉱物)+樊(まがき)」の会意形声。まがきがフィルターのような働きをし、汚れた水の不純物を吸着し取り去る働きをする鉱物(石)をいう。水溶性の硫酸塩鉱物で、水質の悪い水に溶かすと不純物を沈澱させるので、きれいな水を得られる効果がある。また、色を安定化させるため染色剤に用いられるなど幅広い用途がある。
意味 硫酸を含んだ鉱物の一種。「明礬ミョウバン」(白色・正八面体の結晶。硫酸アルミニウムの化合物で、水溶液は弱い酸性。染色・防水・工業用に用途が広い。「礬水どうさ」(にかわに明礬を溶かした液体。墨が和紙に滲むのを防ぐ)「白礬ハクバン」(天然の明礬。色が白い)「礬石バンセキ」(明礬石の略。明礬のこと)
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