制 セイ <枝葉の茂る木を切りそろえる>
制 セイ・おさえる 刂部りっとう
枝葉の茂る木を刀(ハサミ)で切りそろえる。
解字 篆文は「刂(刀)+未(木の枝葉)」の会意。未ミは木のこずえの枝葉が上にのびてゆく形の象形で、ここでは枝葉の茂る木の形。制はそれを刀で切りそろえること。木の形を整える⇒したてる意となる。転じて、おさえる・ものをコントロールする意味にもなる。字形は漢代の役人などが用いた隷書第一字で上の枝が角張り、第二字で角張りが片方だけになり、現代字で片方の角張り⇒ノ、下部が冂に変化した制になった。
意味 (1)したてる。つくる。「制作セイサク」 (2)おさえる(制える)。「制限セイゲン」「規制キセイ」 (3)おさめる。したがわせる。「制御セイギョ」 (3)とりきめる。さだめる。きまり。「制定セイテイ」「制度セイド」「税制ゼイセイ」
イメージ
枝葉の茂る木を「切りそろえる」(制・製)
意味(2)の「おさえる」 (掣)
音の変化 セイ:制・製・掣
切りそろえる
製 セイ・つくる 衣部
解字 「衣(ころも)+制(切りそろえる)」の会意形声。布を切りそろえて衣に仕立てること。
意味 つくる(製る)。こしらえる。たつ。仕立てる。「製作セイサク」「製図セイズ」「製造セイゾウ」「木製モクセイ」「縫製ホウセイ」(縫って仕立てる)
おさえる
掣 セイ・おさえる・ひく 手部
解字 「手(て)+制(おさえる)」の会意形声。手で相手をおさえること。制の意味の一つである「おさえる」意を、手をつけて限定した字。
意味 おさえる(掣える)。手でおさえて自由にさせない。ひく(掣く)。ひきとどめる。「掣肘セイチュウ」(肘をおさえる。相手の肘をおさえて自由にさせない)「掣肘セイチュウを加える」(相手に干渉して自由な行動を妨げること)「掣曳セイエイ」(①ひっぱる。②ひっぱって人の行動の邪魔をする)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
制 セイ・おさえる 刂部りっとう
枝葉の茂る木を刀(ハサミ)で切りそろえる。
解字 篆文は「刂(刀)+未(木の枝葉)」の会意。未ミは木のこずえの枝葉が上にのびてゆく形の象形で、ここでは枝葉の茂る木の形。制はそれを刀で切りそろえること。木の形を整える⇒したてる意となる。転じて、おさえる・ものをコントロールする意味にもなる。字形は漢代の役人などが用いた隷書第一字で上の枝が角張り、第二字で角張りが片方だけになり、現代字で片方の角張り⇒ノ、下部が冂に変化した制になった。
意味 (1)したてる。つくる。「制作セイサク」 (2)おさえる(制える)。「制限セイゲン」「規制キセイ」 (3)おさめる。したがわせる。「制御セイギョ」 (3)とりきめる。さだめる。きまり。「制定セイテイ」「制度セイド」「税制ゼイセイ」
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枝葉の茂る木を「切りそろえる」(制・製)
意味(2)の「おさえる」 (掣)
音の変化 セイ:制・製・掣
切りそろえる
製 セイ・つくる 衣部
解字 「衣(ころも)+制(切りそろえる)」の会意形声。布を切りそろえて衣に仕立てること。
意味 つくる(製る)。こしらえる。たつ。仕立てる。「製作セイサク」「製図セイズ」「製造セイゾウ」「木製モクセイ」「縫製ホウセイ」(縫って仕立てる)
おさえる
掣 セイ・おさえる・ひく 手部
解字 「手(て)+制(おさえる)」の会意形声。手で相手をおさえること。制の意味の一つである「おさえる」意を、手をつけて限定した字。
意味 おさえる(掣える)。手でおさえて自由にさせない。ひく(掣く)。ひきとどめる。「掣肘セイチュウ」(肘をおさえる。相手の肘をおさえて自由にさせない)「掣肘セイチュウを加える」(相手に干渉して自由な行動を妨げること)「掣曳セイエイ」(①ひっぱる。②ひっぱって人の行動の邪魔をする)
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