部首「雨かんむり」を追加しました。
雨 ウ・あめ・あま 雨部 yǔ・yù
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f1/162c3fb910ecd34cd24571e69e05c52a.jpg)
解字 天から雨がふるさまを描いた象形。小点は雨粒。天の形は甲骨文の一型および山を逆さにした型から、篆文で帀へと変化し現在の雨になった。あめ・あめがふる意となる。
意味 (1)あめ(雨)。あめがふる。うるおす。「雨天ウテン」「雨水あまみず」「降雨コウウ」 (2)絶え間なく落ちてくるもの。「砲弾の雨」
参考 雨は部首「雨あめ・あめかんむり」になる。漢字の上部(かんむり)について雨に関する意味を表す。常用漢字で13字、[新漢語林]で合計68字が収録されている。
常用漢字は以下のとおり。
雨ウ・あめ (部首)
雲ウン・くも(雨+音符「云ウン」)
需ジュ・もとめる(雨+而の会意)
震シン・ふるえる(雨+音符「辰シン」)
雪セツ・ゆき(雨+ヨの会意)
霜ソウ・しも(雨+音符「相ソウ」)
電デン(雨+音符「申シン」)
雰フン(雨+音符「分ブン」)
霧ム・きり(雨+音符「務ム」)
雷ライ・かみなり(雨+田の会意)
零レイ・こぼれる(雨+音符「令レイ」)
霊[靈]レイ・たま(巫(みこ)+音符「霝レイ・あまごい」)
露ロ・つゆ(雨+音符「路ロ」)
このうち、会意文字である雪セツ・雷ライ・需ジュ、は音符になる。
イメージ
「あめ」(雨・屚)
「もる(屚)」(漏)
音の変化 ウ:雨 ロウ:屚・漏
あめ
屚 ロウ 尸部 lòu
解字 「尸(やね)+雨(あめ)」の会意。屋根から雨がもること。尸シは屋の上部と同じで屋根の意。ここから雨がもること。この字は氵(水)がついた漏ロウにとって代わられ、殆ど使われない。
意味 もる。雨がもる。
もる
漏 ロウ・もる・もれる・もらす 氵部 lòu
解字 「氵(水)+屚(もる)」 の会意形声。水がもれる意。当初は、水時計である漏刻ロウコクを表す字として使われたが、屚ロウ(雨がもる)の意にも用い、さらに雨以外にも、もれる意で使われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ef/72f2810299458c4b124832feaf7efdf9.jpg)
漏刻(「なら記紀・万葉」より)
意味 もる(漏る)。もれる(漏れる)。もらす(漏らす)(1)水がもれる。「漏刻ロウコク」(水を漏らして時を刻む。水時計)「漏斗ロウト・じょうご」(斗(ます)に導いて液体を漏らす道具)「雨漏(あまも)り」(2)情報などがもれる。「漏洩ロウエイ」(秘密などがもれること)(3)言いもらす。とりもらす。「遺漏イロウ」(手抜かりのあること)
<紫色は常用漢字>
参考 雨かんむりを含む音符
音符「雪セツ」へ (雪の意味で国字をつくる)
音符「雷ライ」へ
音符「需ジュ」へ
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
雨 ウ・あめ・あま 雨部 yǔ・yù
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解字 天から雨がふるさまを描いた象形。小点は雨粒。天の形は甲骨文の一型および山を逆さにした型から、篆文で帀へと変化し現在の雨になった。あめ・あめがふる意となる。
意味 (1)あめ(雨)。あめがふる。うるおす。「雨天ウテン」「雨水あまみず」「降雨コウウ」 (2)絶え間なく落ちてくるもの。「砲弾の雨」
参考 雨は部首「雨あめ・あめかんむり」になる。漢字の上部(かんむり)について雨に関する意味を表す。常用漢字で13字、[新漢語林]で合計68字が収録されている。
常用漢字は以下のとおり。
雨ウ・あめ (部首)
雲ウン・くも(雨+音符「云ウン」)
需ジュ・もとめる(雨+而の会意)
震シン・ふるえる(雨+音符「辰シン」)
雪セツ・ゆき(雨+ヨの会意)
霜ソウ・しも(雨+音符「相ソウ」)
電デン(雨+音符「申シン」)
雰フン(雨+音符「分ブン」)
霧ム・きり(雨+音符「務ム」)
雷ライ・かみなり(雨+田の会意)
零レイ・こぼれる(雨+音符「令レイ」)
霊[靈]レイ・たま(巫(みこ)+音符「霝レイ・あまごい」)
露ロ・つゆ(雨+音符「路ロ」)
このうち、会意文字である雪セツ・雷ライ・需ジュ、は音符になる。
イメージ
「あめ」(雨・屚)
「もる(屚)」(漏)
音の変化 ウ:雨 ロウ:屚・漏
あめ
屚 ロウ 尸部 lòu
解字 「尸(やね)+雨(あめ)」の会意。屋根から雨がもること。尸シは屋の上部と同じで屋根の意。ここから雨がもること。この字は氵(水)がついた漏ロウにとって代わられ、殆ど使われない。
意味 もる。雨がもる。
もる
漏 ロウ・もる・もれる・もらす 氵部 lòu
解字 「氵(水)+屚(もる)」 の会意形声。水がもれる意。当初は、水時計である漏刻ロウコクを表す字として使われたが、屚ロウ(雨がもる)の意にも用い、さらに雨以外にも、もれる意で使われる。
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漏刻(「なら記紀・万葉」より)
意味 もる(漏る)。もれる(漏れる)。もらす(漏らす)(1)水がもれる。「漏刻ロウコク」(水を漏らして時を刻む。水時計)「漏斗ロウト・じょうご」(斗(ます)に導いて液体を漏らす道具)「雨漏(あまも)り」(2)情報などがもれる。「漏洩ロウエイ」(秘密などがもれること)(3)言いもらす。とりもらす。「遺漏イロウ」(手抜かりのあること)
<紫色は常用漢字>
参考 雨かんむりを含む音符
音符「雪セツ」へ (雪の意味で国字をつくる)
音符「雷ライ」へ
音符「需ジュ」へ
バックナンバーの検索方法
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