マクドナルドのアイコンチキン第一弾、「チーズフォンデュ」。
粉チーズのかかったバンズ。チキンにうまくからまった濃厚チーズがポイント。チキンはムネ肉、ちょっとパサッとしてるが、このトロっとしたチーズソースにはこっちのほうが合ってるのかな。
読書。リコ・ドゥブランク / 「情熱仕事力」
著者のリコ・ドゥブランクは、ディズニー・カンパニーを経て、リッツ・カールトンに入社、現在はザ・リッツカールトン東京総支配人をしている。その著者が、これまでの体験から得たポジティブ発想法をわかりやすく紹介している。
以下、気になったポイントをいくつか。
「どんな仕事でも、自分なりのゴールを設定することで
やりがいが生まれます。
ゴールを設定するときのポイントは、何をするかではなくどのようにするか。
たとえ与えられた仕事が望みどおりのものでものでなくても、
それをどのように進めるかは自分で決めることができます。
ここにやりがいが生まれてくるのです。」
自分のモチベーションをどうやって上げて、維持し続けていけばいいのか。それには、自分なりのゴールや目標を設定することが大事。
自分の力ではどうにもならない状況に陥った時でも、「どう動くか」の選択権だけはいつも自分自身が握っている。環境は選べなくても、自分が起こすアクションは選べる。
「どんなことにも目的を持ちましょう。
習慣だからする、というスタンスではつまらない。
自分は何のためにそれをしているのか。
そう意識することで、
人生も仕事も充実します。」
仕事はもちろん、何をするにしても、何のためにそれをしているのかと考えることが大切。どうして自分がそれをしているのか考えながら実行することで、やりがいを見出すことができ、楽しめる。
会社が掲げた目的(クレド)に加えて、スタッフ一人一人が個人の目的を見出したときに、組織のやる気が最高潮に達する。
「まずサービスありき。
次が、プロダクト。
そして、その後に続くのがプロフィットです。
プロフィットを最優先すると、
短期的な成功しかありません。」
プロフィットばかり優先していくと、短期的な利益は上がるが、結局そのツケが何倍にもなって返ってくる。スタッフのモチベーションが下がり、顧客満足が下がり、会社のブランド力が下がり、最終的には利益が減ることになる。
時には、一時的に利益が下がってしまうこともある。そういうときこそ、長期的な目標を再確認し、まずはサービスを見直していくことが必要になる。
「ビジョンを立てることは重要です。
しかし、本当に重要なのは、
すべてのスタッフがビジョンをきちんと理解し、信じ、
自分のこととして考えられているかということです。」
きちんとビジョンを共有すれば、スタッフはその価値基準に合った判断を自分で下せるようになる。そして、自分も経営者であるかのように考え、責任を持ち行動できる。これが本来の「自立」である。
「私が毎朝ハッピーで元気な笑顔で出社すれば、
スタッフもハッピーで元気になれるのです。
モチベーションは伝染します。
連鎖反応を生かしながら、
スタッフのモチベーションを引き出していくのです。」
自分がポジティブであると、周りの人もポジティブになっていく。やる気や幸せは必ず伝染する。
企業風土を形成する要素は三つある。
一つは、その企業が過去に歩んできた歴史。もう一つは、その企業の持つシステムやプログラム。そして、もう一つがリーダーのパーソナリティ。特にリーダーというべき位置にいる人は、自分の醸し出す雰囲気が周囲にどれだけの影響を与えているか、その重大さを認識しないといけない。
自分の気持ちや感情は、自分でコントロールできる。今日はいい一日になると思えばいい一日になるし、憂鬱だと思っていれば憂鬱になる。これが、セルフコントロール。
「チームのモチベーションを上げるために、
リーダーがやるべきことはたくさんあります。
でも、何より大切なのは、
「この人の成長のために教えてあげたい」
「皆に仕事を楽しんでほしい」
という純粋な気持ちです。」
スタッフのモチベーションをアップさせる、ということは、リーダーの重要な責務の一つ。スタッフのモチベーションを上げるために、①褒めること(いいところを見つけ褒めることで自信を持ってもらう)、②言葉を掛けること(「あなたのことをいつも気に掛けてますよ」というメッセージになり、安心や喜びを感じられる)、③自分の経験をシェアすること(他の人の経験談が学びとなったり、モチベーションとなる)、この三つを意識的に実行する。
「人生においては、人から何かを与えられるよりも、
分かち合う方が幸せです。
この職場に来るのも、
決してお給料をもらうためだけではありません。
この仕事が好きで、
それをチームで共有するのが幸せだからです。」
私たちは周囲の人や環境から非常にたくさんの刺激をもらいながら成長している。チームの仲間は、お互いにいい刺激をもたらし合い、一緒にその仕事の楽しさを分かち合うのが好きだから、ここにいたいという気持ちが生まれてくる。
「争いごとや衝突の原因は、
すべてコミュニケーション不足や誤解にあります。
誰が正しいとか、誰が間違っているとか、
そういうことではなく、
みんな違いがあって当たり前なんだと
認識しなければなりません。」
人の信条や価値観はさまざま。人と考え方が違うからといって対立するのではなく、コミュニケーションをとることで、気付いていない共通点を見出し、価値観を擦り合わせ、誤解を解いていくことが大切。