天気の良かった休日、数年ぶりに世界文化遺産の姫路城に。
姫路城は、1993年に日本で最初の世界遺産のひとつとして登録。
登録基準は、(ⅰ)(ⅳ)
(ⅰ)人類の創造的資質をあらわす傑作
(ⅳ)建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
17世紀初頭の日本式城塞建築の中でも、最大の規模と完成度の高さを誇る建造物。
外観の美しさだけではなく、建物の配置や、螺旋状に巡らされた曲輪、3重の水濠など、全体的な縄張にも難攻不落の砦としての高度な機能性と設計思想が示されている。
また一度も大きな戦火に見舞われることなく保存されていることに加え、17世紀から20世紀にかけて行われた修復作業も、創建当時の技術や意匠を引き継いで実施されており、世界的にも珍しい木造城郭建築の中でも、最も保存状態が良いとされています。
道路を挟んで、すぐ目の前の駐車場へ。
朝早かったのと、駐車場が広いので、まだ駐車スペースは余裕ありました。
桜門橋を渡って、大手門をくぐると、
姫路城のだいたいの全景を見ることができます。
西側まで大きく石垣と塀がつながっていて、これぞまさに城郭。
いやぁ、スケールでかい、そして見た目もカッコいいです。
本丸。
前回来たときは、平成の修理でシートに覆われて見えなかったんで、この白く輝く天守は初めて見ました。
外部に表れたすべての表面を漆喰で仕上げる白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりこめづくり)という工法が用いられています。
消石灰、貝灰、すさ、海藻などを材料とする古代からの伝統工法を継承するもの。
薄く何度も塗り重ねることで、その厚さは3cmにも及び、これにより火災や風雪から城を守っています。
本丸に向かう道。
細くて迷路のようで楽しい。
壁にはたくさんの狭間が。
「にの門」の破風上に残る十字紋瓦。
キリシタンだった黒田官兵衛にゆかりがあるといわれています。
天守1階の隅には石落としが。
天守内部へ。
至るところに武具掛けがあり。
煙窓。
鉄砲を撃った際の煙を排出するための窓。
いろいろな工夫がされていて面白いですね。
急な階段をいくつか上がって、最上階の6階に。
小さな神社あり。
最上階は狭いということもあり、人でいっぱい。
窓の格子の隙間から、
眺めよし。
まっすぐ伸びる道路の奥に姫路駅。
と、姫路城を満喫。
その後、城の南側を散策。
街中にいきなり石垣が。
調べてみると、中堀の跡っぽいですね。