ひのです。
台風準備に余念がないモネの庭。
現場は、構造物がほぼ仕上がりました。
じつは私、ちょっと失敗をしてしまったんですねえ。
タイルの基礎コンクリートをはつったあとです。
タイルを張りやすいようにと、基礎コンクリートを少し広くつくってしまったのです。
これ、土木的にはごくごく当たり前のことで、上に乗る構造物よりも下のほうは広いものなのです。
ところがどっこい。
今回の仕事はモネの庭。
「どぼくの仕事」ではなく、「おにわの仕事」なのです。
「ひのさん、これじゃあ花が植えれませんよ」とカリスマ庭師のヒゲさん。
いや、植えれないことはないのですが、なんというか、味がでないのでしょうね。
言われたことはよくわかる私、手戻りになりますが、はつることに決めました。
つまり、「おにわの仕事」をしているにもかかわらず、構造物だけに目がいって植栽のことに思いがいたらない。
いわゆる、「木を見て森を見ない」という症状におちいっていました。
自称「モネの庭をつくった男(のひとり)」としては、じつに痛い失敗でした。
しかも、作業をする人たちに、自分自身がつくったものを「壊す」ということを強いた。
イカンネ。
反省。